2009年5月21日木曜日

「学び」で組織は成長する(吉田新一郎)


自前で買って読んでみた。非常に面白い。「学び」の方法を22例紹介しているが、3分の1くらいは過去に私もやったことがあるなと思った。「読書ノート」は学生時代にやっていたが、社会人になってからはいつか疎遠になった。やりなおそう。「サバティカル」は私の会社でもある上司が実験的に行ったが定着しなかった。
現在の企業内教育は従業員を育てようとするのでなく、ブロイラーに餌を与えるように知識やスキルを詰め込もうとしている。これに反対すべき教育部門の声が低すぎる。
なお、「100匹目のサル」のお話は、本の記述上の効果はあるが、怪しい話を無条件で書くのはいただけない。よく調べて書くということはいかに大事かがわかる。編集者も怠慢。
ささいな欠点はあるが、今後の研修を考える上ではヒントがたくさんみつかって読んでよかったと思う。

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