2011年6月22日水曜日

H.Shapley Leavittをめぐる人たち(5)

Harlow Shapley 1885年生ー1972年没。1919年にE.C.Pickeringが亡くなって数年後にHarvard天文台長になる。そのときにはもうLeavittさんも亡くなっているわけだが。
それまでの通説の天の川銀河の大きさを飛躍的にひろげた。広げすぎて、今では他の銀河とされているアンドロメダ銀河他を天の川銀河の中のものと考えてしまったが。太陽系は銀河の中心でなく端の方にあるとしたのも彼である。この銀河のサイズの推定や太陽系の位置の推定に、Leavittさんの変光星の変光周期・光度関係が大いに役立つ。
E.C.Pickeringに手紙を出してLeavittさんの変光星研究の推進を依頼し、なかなか進まないのはE.C.Pickeringが余計な仕事をさせてるからだろうと書いて、不興を買っている。
若いので、血気盛んというか新人類というか。
ミズーリ大学の学生の時、ジャーナリストを目指したが、まだ講座ができておらず、*とりあえず*選んだのが天文学、それにはまったわけだ。このあたりはハッブルに似ていなくもない。
アリの研究も好きだったらしく、アリの歩くスピードでその時の気温がわかったという。面白い人物である。

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