2020年2月2日日曜日

月刊ALL REVIEWS対談のネタ本『雲』から初めてマコーマック三昧の読書へ

マコーマックの『隠し部屋を査察して (海外文学セレクション)』(東京創元社)を借りてきた。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000002908475-00



さっそく、著者による序文を読む。「紙にかかれたことばの力」を、一瞬しか照明のつかない牢獄での読書と、戦時中の手紙を繰り返し読む人々という二つの例をあげて示している。スコットランドとカナダの風土のそれぞれの良さについても語る。
解説は、柴田元幸さんだ。マコーマックの作品の持つ独特な「ゆがみ」やグロテスクさを述べ、それなのにどこか温かい書きぶりを理解できるのは意外にも日本人ではないのかと。
幸いにして、ネタばらしはなさっていないので、これから本編を楽しみに読むつもりだ。

なお、『隠し部屋を探して』と同じ著者・訳者の『パラダイス・モーテル』は予約済み。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000002361927-00

こうなると、『ミステリウム』も借りたくなるが、ALL REVIEWS経由でカーリルで調べると、近所の図書館にはない。東京都の図書館に範囲を広げてみるとかなり蔵書している。世田谷区か町田市の図書館になんとか潜り込んで借り出すしかない。それにしてもALL REVIEWSとカーリルの組み合わせは読書の世界を広げてくれる。広がったあとは、気に入った一部分を購入ということになる。

***

今日も講談本を読む。猿飛佐助。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/911359


読み始めると、面白くてやめられなくなる。

この癖になる面白さは、杉浦茂の作品(例:ドロンちび丸)など子供時代に、夢中になった漫画の面白さに通じる。ルーツは講談だったのか。

2020年2月1日土曜日

『雲』(東京創元社)に関する対談の私的メモ(非公式)―#2

承前( https://hfukuchi.blogspot.com/2020/01/1.html )

***3/3(柴田元幸さん突然登場、その後の鼎談)

以下のメモはだいぶ抜け落ちや間違いががあるようだ。あとで、ビデオを見直して訂正してからnote用の記事の材料にしたい。

(1)ここで柴田元幸さんが会場にいらっしゃった。別の場所で『雲』の読書会に立ち会ってからこちらに来ていただいたとか。
さっそく、『雲』のことを伺った。

(2)『雲』は「書きっぱなし」の作品であり、あばたもえくぼなのか、そこが好きである。
好きなエピソードは繰り返すのがマコーマック流。(例:キャリック)―柴田

(3)三つのテーマ、真偽、婚外子、鏡像を取り上げている。―牧
そうです。―柴田

(4)主人公の主体性の無さが、他を引きつける。主人公も脇役も褒められない、まともな人が出てこない。

マコーマックの翻訳が途切れたので、『雲』翻訳に立候補した。おととし半年くらいかけて翻訳した。細部の矛盾の処理に苦労した。同時並行でポール・オースターの『サンセット・パーク』も訳した。来月発売される。―柴田

(# 『サンセット・パーク』、待ってました。\(^o^)/ )

あらすじはXXXXX。マコーマックとポール・オースターはちがう。ただし、両者ともスッキリした文章で、グロテスクをあっさり描いている。距離感をもっているからだ。マコーマックのはこれみよがしなホラーではない。計算しないためか。カナダの出版社が自由に書かせているためかもしれない。―柴田

(5)野生の作家。めずらしい。―牧

ハリーを甘やかす。ミリアムとデュポン。ミリアムは美しい思い出。ミリアムとアリシアは鏡像。―牧、豊崎

(6)トールゲートの両親との生活の話はほのぼのとしている。―柴田
ディアドリーとの関係は、ミリアムとの関係の鏡像。薬物で世界が変わる。炭鉱の中の体験も同じ。―柴田

(7)以下、質問への回答。
謎を謎として書くマコーマック。ポール・オースターは謎は解けないとはっきり書く。ここが二人の違い。―柴田。

中断していても翻訳作業には5分で入り込める。一方エッセイは短い時間では書けない―柴田


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昨日、神田松之丞さんが朝のテレビに出ていた。講談に関するお話が面白い。

講談には、昨年ある長い題名の本を読んでから、興味をもっていたが、ついに調べることにした。Youtubeで神田松之丞さん他のビデオを観てから、国会図書館デジタルコレクションに行き、講談本を探した。

とりあえず、読んでみたのがこれ。非常に読みやすく、一気に全部読んでしまった。

『宮本武蔵 : 読切講談』
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1022892


面白い\(^o^)/

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まだ公表できないがグッドニュース到着。

2020年1月31日金曜日

『雲』(東京創元社)に関する対談の私的メモ(非公式)ー#1



昨日の月刊ALL REVIEWS対談での私的なメモを転載してみる。文責はもちろん私に有る。

***1/3(作品と著者の紹介)

(1)マコーマックと『雲』の主人公の経歴は似ている。(スコットランドからカナダへ。)―豊崎さん
1989年の『パラダイス・モーテル』発表は「事件」だった。ワクワクハラハラから最後は疑問がとぐろを巻く…ウロボロス的作品。―豊崎。#すると『雲』も似ているな。―私
京極夏彦やナボコフやカルヴィーノにも似ている。―豊崎
『パラダイス・モーテル』の翻訳後、『隠し部屋を査察して』が訳された。書かれた順序とは逆。訳者増田まもるさん。―豊崎
書きぶりは「雑」。けなしているわけではない。―豊崎

(2)細かいところを気にしてない。彼は「悪夢」を書こうとしているが、悪夢は「雑」。ビザールなイメージが繰り返して出てくる。2011年に『ミステリウム』を書いたが、動機なき世界を描く。それは素晴らしい。パソコンでミステリーを書く現在の作家はこのいい意味の「雑」に徹しきれない。「謎」は謎として残すのが良い。―牧さん
現実とはそんなものですからね。―豊崎
レムの因果律。哲学的メタミステリーと対照的。―牧
直感的である。―豊崎

(3)小説のめざすところは「印象」。このほうがプロットなどより読者に長く残る。―牧 人生もそうだ。

(4)ジュリアン・バーンズ『****』。これは年寄りには危険。―豊崎。#???『人生の段階 』かしら?

(30分経過)

***2/3(『雲』について語る)

(1)メキシコの古本屋で見つけた『黒曜石雲』という題名の本が話しのきっかけ。ダンケアンという地名が出てくる。主人公の故郷に近く、ミリアムとの強烈な思いでのある町。この本を調べるよう頼んだ学芸員からの一連の手紙と、主人公の来し方が交互に記述される。スコットランドから船でアフリカへそして南米の採鉱会社へそいてカナダのポンプ会社の社長にみこまれてその娘アリシアの婿になる。コンデンス・ノベル(?)。―豊崎
ここで牧さんのマイクが落ちる。閑話休題。

(2)「シャープ」な小説と違い、「豊かな」小説である『雲』は好きだ。―牧
不可思議が不可思議を呼ぶので、(プロットの)辻褄はあわない。―豊崎
「鏡像」のイメージが骨組みになっている。雲はダンケアンの鏡像であり、ハリー(主人公)の運命の鏡像でもある。―牧
マコーマックの好きな「ガジェット」が詰め込まれている。ブンダーカンマー(驚異の部屋)に。個々のエピソードが面白い。―豊崎
ボルヘス的イメージ。
凡庸なハリーが特異な人々やモノをひきよせる。たとえばデュポン医師は良い人のふりをして近づいてくるが、あとの方では悪い人間。善悪の彼岸にいる人々が出てくる。―牧
『パラダイス・モーテル』もそうだ。―豊崎
「真偽」のモチーフや「婚外子」のモチーフも多用される。―牧

1時間経過。

***3/3(柴田元幸さん突然登場、その後の鼎談)

ここからがもっと面白くなるが、疲れたので、メモの転載はここまで。続きはまた明日(*^^*)

ちなみに、今日の昭和酒場研究会のあと、下り電車で寝込んでしまい、気がついたら上り電車に乗っていた。1時間くらい熟睡していたらしい。終点駅ではマスク姿の私が怖くて誰も触れなかったのだろう。

2020年1月30日木曜日

月刊ALL REVIEWS、牧眞司さん×豊崎由美さん対談には驚きの特別ゲストが…

今日のビデオ収録観覧のための直前泥縄予習をした。

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『雲』の訳者あとがきから、マコーマックの著書抜粋。

1987 短編集『隠し部屋を査察して』(増田まもる訳 創元推理文庫)
1989 長編『パラダイス・モーテル』(創元ライブラリ)
1992 長編『ミステリウム』(国書刊行会)
1997 長編『First Blast of the Trumpet  Against the Monstrous  Regiment of Women』(未訳)
2002 長編 『The Dust Wife』(未訳)
2014 Cloud

他 2015 Family Traditions (Monkey Business)

カバーの著者紹介より
1940年、スコットランド生まれ グラスゴー大学
1966年 カナダに移住 マニトバ大、ウォータールー大で教鞭をとる(17世紀 および 現代英文学)





『雲』そのものは、全部読んでいたので、余裕をもって対談を聴けた。毎回そうだが、自分の読みとったことと、書評の専門家のかたのとの違いが、面白い。面白いのではなくて、自分の見方が浅いのだろう。

友の会公式noteで今回の対談の印象を記事にして良いとの、ありがたいお言葉があったので、気合を入れて、メモをとった。いつもはカード一枚で、しかも前半までしかメモを取れないのだが、今回はメモを3枚とった。

半分を過ぎた頃、驚いたことに、翻訳者の柴田元幸さんが登場された。興奮してよくメモを取れなくなった。ビデオを見直さなくてはならない。質問もさせていただいた。ポール・オースターとマコーマックの作風の違いについてなど。

それよりすごいのは、ポール・オースターやマコーマックの未訳の長編たちの翻訳に関する柴田さんの話。はやくよ*み*た*い。

対談内容については、一週間位後に、noteに書くことにする。書けたら、ここにリンクを貼り付ける。

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今日のお昼で、『サバイバー』53話全部を観終えた。理想に燃えた無所属の大統領も権力闘争に慣れていく。悲しい限り。

マギー・Qという女優さんが出演している。ほとんど最後まで、準主役級で、FBIの捜査官ハンナ役をつとめる。すっかりファンになった。スタイル抜群。Youtubeで探してみると、太極拳やヨガなど体を鍛え抜いている。素晴らしいプロポーションとアクション。


2020年1月29日水曜日

機種変更後の設定はつらかったよ



『パリに死す : 評伝・椎名其二』(藤原書店)を図書館で借りてきた。先日買った『古本屋散策』を読んでいて、発見した本。芹沢光治良や森有正との交遊を調べたい。椎名其二そのものの生涯も波乱万丈型で面白そう。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000002543037-00

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『シュルツ伝』を読み続けたかったが、できなかった。



昼前に、一昨日注文していたJの新しいAndroidが届いた。昼食後2時間ほどで設定しようと思って、作業を開始したのだが、うまくいかず、結局19時半まで、8時間くらいかかった。

原因は、プランの変更が特殊(シニアプランから普通の安いプランへ変更)だったためらしい。「回線切替」なる操作をa社側でやり忘れた。特殊ケースにシステムが対応できなかったのだろう。

サポートセンターとは電話で1時間以上やりとりし、SIMカードと端末の相性またはSIMカードの不具合が想定されたので、SIMカード交換を予想して、a社のショップにも出かけた。ショップの親切な店員さんとも協力して、やっと、上記の原因を見つけた。

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このあと、LINEの設定を移さなくてはならない。今夜も寝不足になりそう。寝不足といえば『サバイバー』はあと数話で終わりそうだ。無所属で出馬した人は当選するのか、楽しみ。そして、今見ている最終第3シーズンは、ABCに変わりNETFLIXで制作したらしいが、たしかに視聴者受けを狙ったところが見受けられる(ような気がする)。

2020年1月28日火曜日

『スヌーピーの父チャールズ・シュルツ伝』でわかるスヌーピー漫画の迫真

今朝の林檎。ふつうのふじだが、重さがふつうでない。500グラムを超えている。



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『スヌーピーの父チャールズ・シュルツ伝』(亜紀書房)の続きを少し読む。



30頁。シュルツは完全な都会っ子で、道路は舗装されているのが当たり前と思っている。舗装がない田舎に住んでいる、母方の親戚(ノルウェイ系)とは話が合わない。母の里帰りに付き合うのは気が重かった。

31頁。子供の頃から、片付けが好きだった。遊んだおもちゃは自分できちんと片付ける。

38頁。シュルツは晩年になっても、生涯のなかで何回酒を飲んだか、数えることが出来た。胃の弱かった父親も同じ。母方の伯父たちは大酒飲みだったという。



この評伝は、シュルツのことを「乾いた」筆致で伝えようとしている。そのなかで、いくつも挿入されているスヌーピーの漫画を見ていくと、著者の意図、漫画に語らせる、が見えてくる。『スヌーピー』は思った以上にシュルツの私生活を語っている。

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届いた年賀はがきの番号を調べた。60枚で切手シートが二つあたった。まずまずの確率。

2020年1月27日月曜日

『雲』(東京創元社)読了。マコーマック(著者)も柴田元幸(訳者)も名人芸、すごい。



『雲』、最後まで読んだ。

以下、今日の読書中に印象に残ったことをランダムに記す。

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重要な役割を果たす古本をめぐる謎解きの試み。書物の出版の歴史的知識があれば、もっと楽しめるのかもしれない。(376頁)
このあたりを読んでいると、「予定調和の大団円」はこないだろうという予感がした。(ここを書いているのは全部読み終わってからなのだが、その時の手書きメモを元にして書いている。)

雪と霧の中、深刻な問題を抱えた作家たちのいる館で、主人公はゆかりの深い女性と会う。(401頁)

三人称表現から一人称表現へと変わると躁病のしるし、タイプライターを叩き続けて指から血が出てくる。(405頁)

昔(1800年代)の英国ではやった会員制図書館(サブスクリプション・ライブラリ)。(437頁)

このあと、今まではなんとか平静を保ってきた主人公は、次第に狂気に取り憑かれていくのではないだろうか。逆エディプス・コンプレックス。(460頁 訳者あとがき)

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今週金曜日(1月30日)に月刊ALL REVIEWSフィクション回があり、『雲』は課題図書になっている。というより、課題図書だから読んだのだが、面白くて悶絶した。

やはり柴田元幸さんが訳したポール・オースターも気に入って、ほとんど読んだのだが、どちらの作品もよく似ていてそれをもう少し幻想的にしたという感じ。米国人とスコットランド生まれのカナダ人(マコーマック)のちがいか。マコーマックはこれしか読んでいないが、他の本も読まざるを得ない。柴田さんはこれからもマコーマックを訳すのだろうか。


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今日の文章はOmm Writerのお試し機能で書いてみた。

2020年1月26日日曜日

「書くこと」に集中することと「読むこと」の両立はできるのか



最近、書き物に集中できないので、手っ取り早い対策を考えた。最大の対策は集中できない原因つまりカネがないなどの心配事をなくすことなのだが、これはかなり手間がかかる。

書き物(文章)に特化したOmmwriterというソフトがあった。思い出してまた使おうとしたが、有料になっていた。それほど高くはないが(7ドルくらい)、ずっと使うかどうかわからないので、似たようなこと(静かな環境を擬似的に作り出し執筆に集中させる)が今の自分の環境でできないか、実験してみることにした。

Chrome上でNAXOSに行き、フォーレのバイオリン・ソナタを選ぶ。NAXOSプレヤーの音量は非常に控えめ。全体の音量もやや控えめ。ヘッドフォン装着。
同じくChromeでWriterを開く。設定でタイプ音が出るようにする。タイプ音の音量はやはり三分の一程度の音量にする。
Writer画面をChromeの表示設定で全画面にする。

これでOmmwriter的な環境が無料で手に入る。しかも音楽は選び放題。

やってみると、集中できるような気がする。ヘッドフォンをつけているのはやや鬱陶しい。防音室プラス良質なスピーカーが良さそうだが。

「音楽」としては『サウンド・オブ・ネイチャー:グロスタシャー・ワイルドライフ・タペストリー』もなかなか良い。『弦楽のためのアダージョ』もいい。要するにその時のお好みで選ぶ。
『睡眠のための自然音』もいい。
https://music.amazon.co.jp/albums/B00IA472RC?tab=CATALOG&ref=dm_wcp_albm_link_pr_s
これもいいぞ。『雨音を聴きながら安眠できる環境音』
https://music.amazon.co.jp/playlists/B01M5DGGO8?ref=dm_wcp_pp_link_pr_s



しばらく、これで文章がよくなるか試してみよう。

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『雲』の読書はどんどん進む。

古本屋で見つけた古書が鍵になりそうだが、これを詳しく書くとネタバレになる。

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これから、プリウスに載っている荷物をかた付けないとならん。食事もしてその後、姉の家に届けに行く。なかなか「書くこと」に集中はできない。

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帰路は電車、青葉台で途中下車し注文していた『古本屋散策』(論創社)を手に入れた。税込み5280円。頂きものの図書券と東急の商品券を使った。

また電車に乗り、拾い読みしたら、椎名其二のパリ時代の話のところで、森有正(これは知っていたが)や芹沢光治良と交遊があったと書いてあった。森有正は芹沢光治良の『巴里に死す』を仏訳したとも。そして芹沢には椎名其二をモデルにした『パリの日本料理店』という小説もあるのだそうだ。これには驚いた。蜷川譲の『パリに死す 評伝・椎名其二』(藤原書店)とやらも読まなくては。

帰ってきて、近所の図書館で『パリに死す 評伝・椎名其二』は予約した。やっぱり、思い切って『古本屋散策』を買ってよかった。ただし、200冊以上読みたい本が増えることは覚悟しなくてはならない(*^^*)

2020年1月25日土曜日

エリック・マコーマック(と柴田元幸さんの組み合わせ)はポール・オースターなみに面白い



『雲』を読みすすめる。半分まで来た。
ネタバレにならないように、面白かったところをあげてみる。

狂言回しとして至るところで本と図書館(室)が出てくる。

両親は貧しかったが本好きで図書館から限度いっぱいの本を借りて読んでいる。53頁。
「本を最後まで読まずに終わってしまうことほど母にとって苛立たしいことはなかった…」

英国のベストセラー作家、クローニンはいぜん愛読したが、この物語の登場人物(主役ではないが医者)の言動は、クローニンの小説や自伝を思わせる。(131頁)

貨客船の図書室とその蔵書を「充実」させて喜ぶ図書係。171頁。172頁に出てくる蔵書名はなかなかのもの。

世界は図書館の書棚のようなもの。(188頁)

カナダの雇い主、スミスの図書室は豪華だった。古典が多いが読んでない。(向こうでは書斎で食後のコーヒーと葉巻ときにはコニャックというのがあって羨ましい。)(223頁)

このペースで行くと明日か明後日には読み終えそう。



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合間にNETFLIXで『サバイバー』を観る。これは38話まで来たので、後20話くらい。

2020年1月24日金曜日

次回月刊ALL REVIEWS課題本の『雲』(東京創元社)を読み出してすぐ引き込まれた



『雲』(東京創元社)
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I030122779-00

読み始めた。一気に100頁まで、2時間。小説に関して言うと普通のペース。文章が立ち上がってきて、ストーリーのイメージが湧いてきたので、最後まで面白く読み通せそうだ。来週の月刊ALL REVIEWS対談までには、読み終えられそうだ。
マコーマックという作家の本は初めてだが、柴田元幸さんの訳文のおかげで、親しみやすくなっているのだろう。一昨年熱中して読んだポール・オースターに似ている気もする。場合によっては、マコーマックすべて一気読みか。

***

今夜はこれから親戚の誕生パーティーへ向かう。

と、外に出たら、外猫たちが見送ってくれた。