2020年1月25日土曜日

エリック・マコーマック(と柴田元幸さんの組み合わせ)はポール・オースターなみに面白い



『雲』を読みすすめる。半分まで来た。
ネタバレにならないように、面白かったところをあげてみる。

狂言回しとして至るところで本と図書館(室)が出てくる。

両親は貧しかったが本好きで図書館から限度いっぱいの本を借りて読んでいる。53頁。
「本を最後まで読まずに終わってしまうことほど母にとって苛立たしいことはなかった…」

英国のベストセラー作家、クローニンはいぜん愛読したが、この物語の登場人物(主役ではないが医者)の言動は、クローニンの小説や自伝を思わせる。(131頁)

貨客船の図書室とその蔵書を「充実」させて喜ぶ図書係。171頁。172頁に出てくる蔵書名はなかなかのもの。

世界は図書館の書棚のようなもの。(188頁)

カナダの雇い主、スミスの図書室は豪華だった。古典が多いが読んでない。(向こうでは書斎で食後のコーヒーと葉巻ときにはコニャックというのがあって羨ましい。)(223頁)

このペースで行くと明日か明後日には読み終えそう。



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合間にNETFLIXで『サバイバー』を観る。これは38話まで来たので、後20話くらい。

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