2020年11月17日火曜日

1975年当時読んだなかで何度も読み返したのは栃折久美子さんの『モロッコ革の本』

『言語の起源』の続き。

第4章 みな記号の言語を話す
パースの記号進展はインデックス→アイコン→シンボル

だが、インデックスはどんな生物でも使う。 例「You Jane, Me Tarzan.」

「文化」を出発点として社会環境因子を理解せよ。

動体としての文化は社会の個々人にのみ見つかる。

チョムスキー由来の言語発生の突然変異説。言語は再帰的文法。奇妙だ。

しかし、文法は言語を助けるがそれ自体が言語なのではない。シンボルの証拠がないからと言って、かつてのヒト族には言語がなかったという結論に飛びついてはいけない。

進化はありあわせの物を使う。進化は完璧なシステムを設計することはない。

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午前中に、雨漏り事件のアンケート結果をまとめた。午後、マンション管理会社の担当者と打ち合わせ。おかげさまで今日も昼寝できず。これは結構こたえる。眠い。

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1975年、入社二年目の私の日記から、当時観た映画と、買って読んだ本を抜き出してみる件の続き。昨日この作業で日記を読み直してみたが、やはり入社当時は会社と仕事になれるだけで精一杯で、読書や映画鑑賞の余裕がなかったようだ。2年目も余裕綽々ではなく、仕事の疲れを癒やすための読書であって、積極的な楽しみのための読書をするのは、定年までお預けだった気がする。大きな忘れ物をしてしまったのかも知れないし、仕方なかったのかもしれない。

1975年10月21日(火)
『禅とは何か』鈴木大拙 春秋社 600円
『モロッコ革の本』栃折久美子 筑摩書房 880円 銀座旭屋書店

10月22日(水)
「レコード芸術 バッハ特集」音楽之友社 550円
『情報の探検』坂井利之 岩波新書 230円
『花洛』松田道雄 岩波新書 230円 三鷹第九書房

11月11日(日)
『レニー・ブルース』有楽町シネマ 1000円

11月8日(土)
『ヤング・フランケンシュタイン』有楽町シネマ1 1000円
レコード『英雄』ミュンシュ・ボストン響 数寄屋橋ハンター 1300円

11月9日(日)
『シュルレアリスム展』東京国立近代美術館 300円
『プレイヤー・ピアノ』カート・ヴォネガット・ジュニア 早川書房 470円 数寄屋橋旭屋書店

11月13日(木)
『維摩経』中央公論社 180円
『結婚の貌』三浦哲郎 中央公論社 280円 第九書房

11月15日(土)
『プチ・ニコラ』牧神社 1200円
『続プチ・ニコラ』牧神社 1300円 渋谷旭屋書店

『新・男はつらいよ』、『望郷篇』 三鷹文化劇場 900円 

11月17日(月)
『保革大連合』アノニモ・ロマーナ 日本経済新聞社 800円
『工場管理の知識』並木高矣 日本経済新聞社 450円 第九書房

11月18日(火)
『空海の風景 上』司馬遼太郎 中央公論社 950円
『冷たい社会・暖かい社会』 サイマル出版会 890円
『死の大滑降』生田直親 光文社 600円 第九書房

12月5日(金)
『五木寛之雑学対談』講談社 580円
『60年代のカタログ』主婦と生活社 690円 新宿紀伊國屋書店

12月6日(土)
『空海の風景 下』中央公論社 950円 三鷹三省堂書店

『コンドル』テアトル東京 1000円

12月13日(土)
『失われた横顔』サガン 新潮社 850円
『アメリカにおける秋山真之 上・下』1440円 第九書房

12月16日(火)
『ジョーズ』丸の内ピカデリー

12月29日(月)
『ハリーとトント』有楽町シネマ2 1000円

12月30日(火)
『男はつらいよ・葛飾立志篇』1200円

1975年は暮れた。

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11月14日のHALくんの写真貼っておきます😊 抱いていたら寝てしまいました。



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