2020年11月5日木曜日

ファシズムと戦うトーマス・マンは1933年以降の詳細な日記を廃棄せず残した

 大岡昇平、『成城だより』の続きを読む。

1984年12月13日。
大江健三郎の『同時代ゲーム』を読了。『万延元年のフットボール』の続編か。谷間の村落共同体の一揆的反乱もの。

1月9日。
暖かい午後1時~3時に人と会い、孫と遊ぶ。他は寝て本を読む。天気が良くて暖かい日の、同じ時間帯にたまに机に向かう。正宗白鳥先生にならう。しかし先生より早く病弱になりぼけてしまった。風邪がこわい。心房細動が。

中島みゆきを聴く。(ドーナツ盤)

アバを聴く。(LP)

1月11日。
睡眠時間計10時間以上。

ピーター・カヴニー『子供のイメージ』読了。

# 何か読むと、以前読んだ関連本をたくさん思い出す。

1月12日。
寒いが、「富永太郎全集」の仕事をする。

#このあと風邪をひくことになる。

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昨日借り出した『トーマス・マン日記 1951-1952』を読みはじめる。

「編者序文」を読んでいると、マンが1933年以降の日記は焼かないで保存させた意味が少しわかる。行く先々での複数のファシズムへの抗議の意味が確かにある。

そして詐欺師フェーリクス・クルルの物語を書く場所としてカリフォルニアは適当な場所でない、やはり欧州にいないと、と考えはじめた。

1951年1月3日。
国連軍はソウルを撤退。李は釜山にまで逃げた。

『詐欺師』の第2巻4章の改訂を完了。

1月8日。
『クルル』の第6章を書きはじめる。

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夜、ALL REVIEWSのオンライン「定例会」。テーマは「マンガ」なのだが、『鬼滅の刃』のアニメを少し観て臨んだが、やはり皆の会話にはついていけない。でも、知らないことを教えてもらえて、面白かった。とりあえず、『凪のお暇』のビデオ化されたもの(黒木華主演なので)を観ることにきめた。

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米大統領選開票状況は接戦でかつ混沌としていたが、どうやら民主党候補が一歩リード。明日にはきまるだろうか?

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