2022年5月16日月曜日

PASSAGEで鹿島茂さんのサイン本『歴史の風 書物の帆』を購入した

 PASSAGE運営の方から棚主宛のメールが来た。ポイントは2つ。

1つ目は〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の営業時間が、明日(これを書いている今はもう今日だが)5月16日から、12時〜19時となること。

2つ目はPASSAGE新刊書仕入れシステムの(試験的)方法。

今日もそうだったが、明日も店舗運営の手伝いに行くので、1番目は重要な話だ。いままでは15時開始だったので昼食後でかけて間に合ったが、明日からは昼食前に出かけないといけない。途中で休憩時間をもらって遅い昼食をとることにする。それより、12時開始でお客様がどの程度増えるのかが、楽しみと言える。

PASSAGEで鹿島茂さんのサイン本『歴史の風 書物の帆』を購入した。書評を読んだり書いたりするには必読の本だろう。何回か図書館で借りて読んだが、やはり手元に置きたい本だ。


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今日も電車の往復で、『スターメイカー』を読む。「わたし」ははじめて訪れた奇妙な世界を離れ、そこで知り合った「哲学者」と別の世界を求めてふたたび旅に出る。「わたし」が経験する、肉体をはなれた精神の浮遊感覚は、自分がときどき見る夢の中の感覚と似ている気がする。精神の活力が鈍ると浮遊が困難になるところもそっくりだ。134ページまで進んだ。全部で400ページ以上あるのでまだまだ。

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出かける前に読んだ『編集者 漱石』はいよいよ佳境に入ってきた。亡き子規のやっていたことをなぞる漱石。文学だけでなく、絵の趣味までも。まだまだ子規の偉さにまでは達していないようだが、その模倣の延長上に「編集者」への道がひらけるのだろうか。『吾輩は猫である』で一躍有名になって、偏屈な漱石のもとにも、人が集まるようになった。自然とリーダーになりつつあり、リーダーの行動の一環として「編集」の技が必要になるのだろう。


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