2021年10月31日日曜日

用済みの防空壕での生活とは……『瓦礫の中』

6時17分起床。外気温10°C、晴れ。室内は22.8°C。

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朝読書。『瓦礫の中』の続き。

米軍将校と丸ノ内の「クラブ」でカヴィア(キャビア)と高級ラインワインを飲み交わす。「翻訳家」の寅三。話題としてのつまみはポーとボードレール。

将校、「貴國の知識人達を見ろよ。皆今まで旨くやってゐてこれからも旨くやつて行かうつていう顔付きをしてゐるぢゃないか。」

お土産にコニャックを貰う。ジープで送られて防空壕の家に帰る。

#この『瓦礫の中』は昭和45年刊行。敗戦から25年経っているので、大きな文句はつけられなかったのだろう。「小説」なのだが、マジメにとって怒る人がいてもおかしくはない。そのために、洒落がわかる人だけ読むようにと冒頭で読者をふるいにかけていると思う。それは邪推だと吉田健一は言うかも知れない。

ややこしい文章も文脈で読ませてしまう技術。

277頁。

PQM、KFD、SLP、DQT?

#防空壕がセーヌ河畔の居住用の船に見えて来た!

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星空タイムラプス映像、撮ってみたい。

これで勉強してみよう。

https://youtu.be/XiMLIaS-808

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土曜日恒例の孫の世話の手伝いなのだが、今日は遅くまで(帰ったのが夜11時)かかった。母親は残業で終電で帰宅するとのこと。寝付くまで見届けて帰ってきた。ハードワークでは全然ないが、気疲れした。昼寝が出来ないのもこたえる。可愛い孫のためでないとできないことだ。最近は後を追われるのでかえって大変。 

2021年10月29日金曜日

小松左京と高橋和巳の深い友情をはじめて知る

6時13分起床、19 °C晴れ、室内気温23.2 °C

朝読書ふたたび開始。『小松左京自伝』の最後のインタビュー、「特別編 高橋和巳を語る」を読む。オモシロイ。

364頁。
僕は戦争がなかったらSFを書かなかった。

1951年山村工作隊へ。

366頁。
スターリン批判派。

367頁。
トロッキーはメキシコヘ。

基本はドストエフスキー、文学は自由なものだ。→実存主義。(この本の副題は「実存を求めて」。

368頁。
ドストエフスキー、ウェルズ、カミュ、サルトル、キルケゴール、アリストテレス、ライプニッツ、ハイデッガー、フッサール、ダンテ、ピランデルロ、トーマス・マン、マルロー、野間宏、安部公房、埴谷雄高、中島敦、フォークナー、科学書も読んだ。

同人誌活動。

395頁。(にワープする。)
「宇宙にとって文学とは何か」が問題だ。

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このあと、来週のメルマガ巻頭言用の文章を400字で書いた。切り詰めるのは大変。
表題は「小松左京の苦悩を無視して何度も日本は「沈没」させられる」としよう。

形ができたので、朝食と入浴。

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午前中は、CM(コミュニケーション・マネジメント)の記録note記事を書く。創刊10月号として完成。提出した。コメント待ち。

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ほっとして、『瓦礫の中』(吉田健一)を読む。数ページ読むと、流れに乗ってすらすら読める。楽しさすら覚える。吉田健一の文章がわかりにくいというのは、一部の評論だけなのだろうか。もう少し読み漁って判断したい。 

「ゴア・ヴィダル叢書」の実現を望む

https://twitter.com/KawamotoNao11/status/1453420816448704512?s=20

川本直さんのおっしゃる、「ゴア・ヴィダル叢書」、ぜひぜひ実現願いたい。ご構想のなかの書名だけ引用させていただく。

「ゴア・ヴィダル叢書」(仮)

小説

『ウィリウォー』

『パリスの審判』

『メシア』

『ユリアヌス』

『マイラ』(邦訳あり)

『マイロン』(邦訳あり)

『アーロン・バアの英雄的生涯』(邦訳あり)

『クリエイション』

『大予言者カルキ』(邦訳あり)

『ダルース』

戯曲

『ベストマン、ある小惑星への訪問』(後者のみ邦訳あり)

回想録

『パリンプセスト』

『ポイント・トゥ・ポイント・ナビゲーション』

エッセイ集

『ユナイテッド・ステイツ』


このうち、一番読みたいのは、『クリエイション』、次は『ユリアヌス』。

いまのところは、Internet Archiveに行って読む、もとい、眺めるしかない。

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Van Vechten Collection
From Wikimedia Commons, the free media repository

ゴア・ヴィダルって、懐かしい『ベン・ハー」の脚本もアルバイトで手掛けていたらしい。

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川本直さんのこのブログもオモシロイ。自分は、どうもこれがきっかけで、ゴア・ヴィダルに興味を持ったらしい。

http://www.kaminotane.com/2017/10/30/1016/


2021年10月27日水曜日

塙保己一の千分の一の記憶力が欲しい

6時57分、室内気温22.7 °C、外気温14°C曇り。

朝読書その1。『職業としての小説家』。

1982年、変化が生じる。
『羊をめぐる冒険』、271頁~。

「書いていて自分で気分が良くて、しかも同時に正面突破的な力を有した小説を書きたかった。」
「そのためには物語という枠組みを積極的に導入しなくてはなりません。」

専業作家になった。

その2。『小松左京自伝』より。

1973年(昭和48年)、42歳、3月、9年がかりの書き下ろし長編『日本沈没』。
1982年、『さよならジュピター』刊行。
2006年(平成18年)、75歳、『日本沈没 第二部』、谷甲州との共著として刊行。7月。
荒川静香がトリノオリンピックで金メダル。記憶に新しい。

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11月2日巻頭言用ラフスケッチを再度改訂。!

(1)TBSTVで日本沈没がドラマ化され、第4話を観た。関東沈没?官僚ドラマ?

明らかな兆候をもとにした沈没説を否定するのは金権主義のため。そして皆が「現状」を守ろうとして不都合な真実をもみ消そうとする、または目を背ける。

(2)本題、最近『日本沈没 第二部』を読み終えた。結末は予想を超えていた。ネタバレ禁止。

(3)『日本沈没 完全版』(つまり第一部)はKindleで読み直した。ドラマ以上のはやい展開。

(4)19XX年の映画版『日本沈没』を何回目かで観た。初回作。悪くない展開。原作を最大限生かした脚本。

竹内均さんが出てくるのは頷けるが、小松左京が一瞬出てくるのはご愛嬌。

(5)『小松左京自伝』を読んで、小松の苦しい心境の一端を知る。

(6)補強資料で『小松左京さんと日本沈没 秘書物語』を読んだ。周囲への優しさは悲しみの現れ。

(2019年1月10日のブログより

「乙部さんは小松左京の秘書でありマネージャであり残された会社「イオ」の社長である。秘書の回想録かと少し軽く見て読んだが、しっかりした文章で驚いた。小松左京の豪快に見えて繊細な人柄が見事に活写されている。

 小松左京が東日本大震災のあとの心痛でうつ病になったと言う話を読んで、気の毒に思った。自分の母のことも考え合わせるとなおさらである。

 福島の原発を加圧水型でなく、安価だが爆発しやすく危険な沸騰水型にしたことを怒っていたのは初めて知った。」

(7)小松左京の苦悩の理由を理解に努めなければならない。
予言の的中による犠牲者。それを救う充分な手立てを自分はとったのか?万博は何のためだったか。

明後日には原稿(第一稿)にする。

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明日、CM月報の「原稿」も書こう。題材は新チャンネル開設始末。

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友人からの(Facebook経由)耳寄り情報。

「フランス文学は、著作権が切れている作品は大体ネットで拾えます(版本に限りがありますが)。

作品名、texte intégrale で検索すると大体みつかるので、勉強の役に立ちますね。それにWordに落とすと、検索等色々な機能が便利に使えるので、研究にはうってつけです。」

スバラシイ!やってみた。見つかった。

http://groupugo.div.jussieu.fr/Miserables/Lecture/Final/Cadres_lecture_Final.htm

https://fr.wikisource.org/wiki/Les_Mis%C3%A9rables


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それにしても偉いひと。すごい!

塙保己一
はなわほきいち
[1746―1822]

江戸後期の国学者。延享 (えんきょう) 3年5月5日生まれ。武蔵 (むさし) 国児玉 (こだま) 郡保木野 (ほきの) 村(埼玉県本庄 (ほんじょう) 市児玉町)の百姓荻野宇兵衛 (おぎのうへえ) の長男。幼名寅之助 (とらのすけ) 。7歳、病により失明、辰之助 (たつのすけ) と改称。15歳、江戸に出、雨富検校須賀一 (あめとみけんぎょうすがいち) に入門、千弥と改名。翌年、須賀一の勧めで、歌学を萩原宗固 (はぎわらそうこ) に、神道を川島貴林 (たかしげ) に学ぶ。のち故実を山岡浚明 (まつあけ) に、医学を東禅寺の孝首座 (こうしゅそ) に学ぶ。18歳、保木野一と改名。24歳、宗固の勧めで賀茂真淵 (まぶち) に入門。30歳から塙姓(須賀一の本姓)を称し、名も保己一と改める。34歳、各地に存する未刊の国書を叢書 (そうしょ) として出版することを志し、41歳(1786)から『群書類従』(530巻1270種)の刊行を開始し、幕府の援助を得て、74歳(1819)完成する。当時の本屋は仲間以外の出版物を扱わなかったので、販売面でも苦労し、年頭には予約購読者を訪ねて挨拶 (あいさつ) して回ったという話も伝わる。 48歳(1793)江戸・表六番町和学講談所を開設し、後進の教育と、図書・史料の研究調査活動を進めた。温故堂の号は、初め松平定信 (さだのぶ) が講談所に命名したもの。『大日本史』の編纂 (へんさん) ・校訂に協力したほか、『続群書類従』『史料』などの出版も計画したが未完成に終わる。76歳、総検校となる。著書に『花咲松 (はなさくまつ) 』『武家名目 (みょうもく) 抄』などがある。『群書類従』の版木1万7244枚は東京都渋谷区東の温故学会に、和学講談所の蔵書は国立公文書館に現蔵。文政 (ぶんせい) 4年9月12日没(文政5年7月9日公儀に届出)。76歳。墓は東京都新宿区若葉町の愛染院と埼玉県本庄市児玉町の竜泉寺とに現存する。本庄市には記念館があり、生家も保存されている。[梅谷文夫]

"塙保己一", 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-10-27)

2021年10月26日火曜日

老人力と読書の関連を考えつくすというつまらない事を本気でやれる老人力

6時10分起床、12°C雨。室内22.8°C。

ちょっとつまみ食い読書。

『職業としての小説家』(新潮文庫)、267頁。

「僕はおおむねのところ、自分が「気持ちよくなる」ことだけを意識して小説を書きました。」

これは非常に同感できる。本当に自分の気に入る物語は自分にしか書けないからだ。独りよがりと呼ぶ人はいるのだろうが、ほっておくべし。

『瓦礫の中』も吉田健一は自分と自分を理解する読者のために書いたものと考えられる。嫌いな人は読まなくてよいのだ。(#『吉田健一ふたたび』を読んで、探ってウラを取ってみたい。)
愛読者の立場から言うと、他の人にけなされると、余計に愛おしさが増してくる。困ったものだ。

215頁。(『吉田健一著作集17』)

冒頭に満載のよくわからない単語は読者のふるい落としだろう。わかりあえる読者のために書く。

223頁。

蟾蜍って、なんなの? 調べた。(読み)せんじょ、ひきがえるのこと!
こんな単語も時間を書けて調べながら読むのがタノシイ。

しかし、判読に虫眼鏡が必要だった。電子書籍ならこんなときは便利。一瞬で字書もひける。老人力強化に電子書籍!


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「オモシロイという価値観は民主主義のキホン」というエッセイを書いてみたくなる。

引き金はこのTweet

https://twitter.com/tarareba722/status/1452773999763607552?s=20

たとえば、植草甚一さんの口癖、こいつはちょっとオモシロイ。これを引用する。金にはならないがある人にとってはかけがえのないオモシロさ。

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11月2日巻頭言用ラフスケッチを改訂。400字では無理!

(1)TBSTVで日本沈没がドラマ化され、第4話を観た。関東沈没?官僚ドラマ?

(2)本題、最近『日本沈没 第二部』を読み終えた。結末は予想を超えていた。ネタバレ禁止。

(3)『日本沈没 完全版』(つまり第一部)はKindleで読み直した。ドラマ以上のはやい展開。

(4)19XX年の映画版『日本沈没』を何回目かで観た。初回作。悪くない展開。原作を最大限生かした脚本。

(5)『小松左京自伝』を読んで、小松の苦しい心境を知る。

(6)補強資料で『小松左京さんと日本沈没 秘書物語』を読んだ。周囲への優しさは悲しみの現れ。

(7)小松左京の苦悩の理由を理解に努めなければならない。

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青空文庫はやはり良い。10年以上遠ざかっていたが、工作員としてまた参加しようかしら。

https://www.aozora.gr.jp/cards/001739/files/55745_58656.html 

2021年10月25日月曜日

吉田健一の「終活」作品群は非常に充実している

12°C曇り、室内21.9°C。

明け方に、口を開けて寝ていた。当然口が乾燥した。テープ買うか?

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キーワード「ブログ 書き続ける」で私のブログを検索して出てきたブログ記事たちをもとにして、「執筆研究部」のお題アイテムにすることを考えついた。

検索したブログ記事に含まれているものは以下の通り。

(1)朝日新聞木曜夕刊に連載されている三谷幸喜さんのエッセイ「ありふれた生活」
(2)リルケの著作、手紙と日記と……
(3)『トーマス・マン日記』
(4)「天文雑学」メルマガは4200号!「なつ子☆です!」さんが毎日出しておられるが、2009年から10年以上続いているわけだ。頭が下がる。
(5)「百鬼園戦後日記」
(6)ウルフ『ある作家の日記』(神谷美恵子訳)
(7)「70歳の日記」(メイ・サートン)
(8)マーク・トウェイン『完全なる自伝』
(9)アシモフの年代記でない自伝「I, Asimov」
(10)『闘う文豪とナチス・ドイツ』(池内紀)
(11)村上春樹『職業としての小説家』2016年 新潮文庫版
(12)『いま生きる「資本論」』(佐藤優 新潮文庫)

たとえば、次のような記事を「執筆研究部」チャンネルに投稿する。(実はこれを書いた直後に投稿した。)

朝日新聞連載の三谷幸喜さんのエッセイ「ありふれた生活」で書き続ける「苦労」を考える

(2017年1月6日金曜日の拙ブログ記事より。)

朝日新聞木曜夕刊に連載されている三谷幸喜さんのエッセイ「ありふれた生活」は愛読しています。たまに読み忘れるけれど、それでも読者に後ろめたさを感じさせないという、このユルさ。ある意味で名人芸ですね。

2017年1月5日掲載回には、17年間の連載の苦労話が載っている。(カッコ内は私の補足。)

(1)400字詰めにすると2,600枚(どーだ)だし、16冊の本になっている(買ってよ!)。
(2)話の重複は、このコラムに関しては編集者がチェック(どーだ)。
(3)他の雑誌等の原稿との重複(どーだ)は、狐狸庵先生(遠藤周作)だってやってるので勘弁して。
(4)和田誠さんにずっと挿絵をお願いしてる(どーだどーだ)。
(5)和田誠さんの画も字もかきかたが好きで真似している(どーだ)ので今回は自分で描いてみた(どーだ)。

これを読むと、連載エッセイもブログ書きも似たようなものとわかります。(勝手に一緒にするなといわれそう。)

ただし、挿絵の件は羨ましすぎる。(今でも和田誠さんの絵は使用されています。)

私のブログも現在のペースで10年くらい続けると(その保証はどこにもないが)、1日400字としても、トータル3,650枚となる。堂々たる長過ぎる長編になる。

なお、私は新聞連載でいまでも読んでいるので、結局買っていませんが『三谷幸喜のありふれた生活』という題名でシリーズ書籍化されています。

このあと、チャンネルでは、「ル=グゥインの『文体の舵をとれ』の練習問題をやる会」を発足させた。少し躁状態になっているようなので、ひとまず落ち着こうと思う。

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このあと、最初に書いた「ヒント」に対する反応があったので、一安心。

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『吉田健一ふたたび』を拾い読み。

156頁。

長篇(大長編ではなく200頁前後)小説の系譜がまとめられている。

1970年(万博の年 #この皮肉) 『瓦礫の中』 
1971年 『絵空ごと』1972年 『本当のような話』
1973年 『金沢』
1973年 『東京の昔』
1974年 『埋れ木』

全部すでに読んだが、また一から読み直そうと、今回『瓦礫の中』を借りてきた。あとは全部書棚にある。

なお、『埋れ木』のあとは『時間』という随筆か論考とでも言うべきものを1976年に書いて、翌年吉田健一はなくなる。

157頁で、樫原辰郎さんはこれらの作品執筆は吉田健一の「終活」だという。 

2021年10月24日日曜日

つらくても『日本沈没』を書いた小松左京の反骨精神は尊い


『小松左京さんと日本沈没 秘書物語』を読み終えた。秘書役だった乙部さんには小松左京は優しかった。悲哀をぶつけるべきでないと思ったのだろう。ただし、「甘える」ことはしたらしい。

11月2日巻頭言「日本を沈没させた小松左京の悲哀」用ラフスケッチを以下の通りに書いた。

(1)TBSTVで日本沈没がドラマ化され、3回めを観た。関東沈没?官僚ドラマ?

(2)本題、『日本沈没 第二部』を読み終えた。結末は予想を超えていた。ネタバレ禁止。

(3)『日本沈没』はKindleで読み直した。ドラマ以上のはやい展開。

(4)映画版『日本沈没』を何回目かで観た。初回作。悪くない。

(5)『小松左京自伝』を読んで、小松の苦しい心境を知る。

(6)補強資料で『小松左京さんと日本沈没 秘書物語』を読んだ。周囲への優しさは悲しみの現れ。

(7)われわれは小松左京の悲しみの理由を知り、その解決のために努力しなければならない。

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ひとりでブレストやってみた。「執筆研究部」チャンネル用のネタのヒント。つまり話題の呼び水。これらに関しての有力情報はお持ちですか?とする。

(1)ライターズ・ブロックの解消法。

(2)文章に手を入れ続けるのをどの時点でやめるか。

(3)いやな締切の意外な効用。

(4)原稿ができてから編集者に渡す優雅な執筆法。

(5)テーマの案出法。

(6)材料の集め方や捨て方。

(7)読者が読みやすいように書く工夫。

(8)仲間の文章を批判できるか。コメントならできるのか。

(9)自分で校正や校閲するってできるのか。

(10)「文章読本」や「文章の書き方」といった本を参考にするか。

(11)書くことに関して影響を受けたり参考にしている文章家や書籍はあるか。


ちょっと痛々しい小松左京の毎日を『小松左京さんと日本沈没 秘書物語』で読む

5畤50分、8°C晴れ、室内22.8°C。

これを書くだけでも大変なのに気付く。空腹感。

***

表紙の絵はとり・みきさんだ!

乙部順子『小松左京さんと日本沈没 秘書物語』を読む。久しぶりの朝読書。

ちょっと痛々しい小松左京の毎日。

43頁。
1995年阪神淡路大震災63歳。すぐ現地の人々のところへ。
2011年、東日本大震災と福一原発事故、介護施設のベッドで。79歳。

85頁。
大正時代も研究。

89頁。
フォークナー『野生の棕櫚』?

99頁。
吉田健一、文芸時評で小松作品を評価。1963年?

105頁。
A. C. クラークもイタズラ好きでユーモラスなのに喜ぶ。1970年国際SFシンポジウム。

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今日は土曜日なので、恒例の孫の訪問を受ける。彼は元気でよく食べる、こちらは気息奄々。

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AR友の会Slackの新チャンネル「執筆研究部」は、案の定はじめてみたらオモシロイ。小手調べで提供した吉田健一の小説からの文章論は大不評。そもそも今どき吉田健一を持ち出すのが非常識なのかもしれない。少し悲しい。

お仲間が提示したアーノルド・サミュエルソンの書いたヘミングウェイの話、新人作家が読むべき16の本は、なかなか好評で安心した。

https://archive.org/details/withhemingwayyea00samu

ところで、『移動祝祭日』を読むと執筆のヒントが満載なのに、また気づく。



2021年10月22日金曜日

吉田健一の『埋れ木』は良く分かってつまらないと思ったが、よく考えると分からなくなってオモシロイ

吉田健一の長編の一つ『瓦礫の中』、自分の本として買って読みたくなったが、高い。

ブログを検索して、どうやって前回は読んだのかを調べたら、『吉田健一著作集』を図書館で借りている。仕方ないので今回もそうすることにした。これは、ブログの効用だが、記憶力が悪い証拠でもある。そういえば内容もよく覚えていない。(だから借りるのだが。) たしか、終戦直後の防空壕での生活をする夫婦が描かれていたような気がする。内田百閒先生(バラック住まいだが)みたいに。

これは河出文庫版の書影です

つなぎで、『埋れ木』(集英社)を読む。最初の方の文章論がオモシロイ。皮肉なのだがマジメに読んでもオモシロイ。こんなのをとりあげても、新しいSlackチャンネルで仲間とギロンすればいいのかも。以下に抜書きしてみた。(抜書きが大切というのもギロンしてみたい。)

6頁。

「我が国では小説を書くことを創作と称して何か大変なことに考えられているが小説を書くのでも、殊にその出来上った小説を見るならばそう大して面倒なことには思えない。一般に書くというのはそれが手紙に止ることでも誰でも始終していることでそれ程の難事業ならば郵便局が困る筈である。それが新聞に書くとなるともう少し下地が出来ていなければならないとしてもそれには世界各国の古典を渉猟し、明治以後の日本で文章家と称するに値する極く少数のものの文章に親んで置けば充分でそれは結局は教育があるものならば誰でも新聞に書く位のことは先ず造作もないということである。」

一見するとツッコミどころ満載なのだが、これは小説の一節であり、韜晦が入っていることを考えるとゆっくりと料理するのがオモシロくなるだろう。

寒いので、日向ぼっこをする犬のようにして(実際には布団にくるまって)、本を読む。

吉田健一を読み、読み疲れたらiPadでOL Readerを使ってInternet Archiveのなかをさまよっていると、時間はいくらあっても足りない。

今日配信の、『ファウンデーション』のビデオ、エピソード6を観る。あいかわらず、アシモフの原作との乖離に悩む。悩まないで、別物と割り切ってしまえばいいのだが。

ロシアでコロナの新型変異株が暴れているようだ。年末年始に大事なイベントを控えたこの時期に。困る。

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夕方、雨をついて、夕食の買い物に行き、ついでに、

J・D・バナール『宇宙・肉体・悪魔 新版』(みすず書房)

乙部順子『小松左京さんと日本沈没 秘書物語』(日本工業新聞社)

を借りてきた。

後者は、再来週のメルマガ巻頭言「日本を沈没させた小松左京の苦悩」の参考書となるだろう。

2021年10月21日木曜日

吉田健一のある種の文章は要約できない、それがいわゆる「わかりにくさ」の原因か

 カゼの影響で今日も朝読書できず。

朝のニュースショーで喉の痛み防止には口を閉じるテープが有効だとのこと。昼間は意識して口を閉じて筋肉も鍛える。

昼寝の時意識して口を開けないようにした。効果があったのか、喉が痛くない!

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『吉田健一ふたたび』の中に、柴崎友香さんの「吉田健一の東京、小説の中の場所」という文章があり、225頁に、「書評などで引用しようとすると結局全部書き写すしかなくなってくる」という一節があった。「思考の過程、それを読むことでしか何か感じられないものがある。」という。

昨日のブログの流れで、今日は『時間』の各章のなかから、代表的な一文を選び出そうと、赤鉛筆を持って本に向かったが、結局一本の線も引けなかった。全部線をひかないといけないと感じたからだ。この驚くべき体験のあと柴崎さんの文章を読んだので、なるほど、となったが、要するにまだ『時間』の正体がわからないままだ。

無作為にどこかに傍線をひいても良いのかも知れない。

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AR友の会内「執筆研究部」チャンネルの構想。メンバーは当初メルマガ執筆陣と希望者。今日のやり取りを見ると、少しずつはじめてもいいかも知れない。明日は、当初アップすべき「ノウハウ」本の名前や概略を挙げてみよう。

AR本屋開店のための「粒度粗めのToDoリスト」入手。

手伝えることはあるのだろうか??

全体の管理?元気づけ?

プロジェクト内外のコミュニティ・マネジメント。(外とは、神保町ご近所やAR友の会一般やAR読者。)

Backlog習わないと。

リストの大項目(だけ)はこの通り。

【基本設計】

【WEBサイト制作】

【施工管理】

【物品購入】

【その他】

【PR】

***

Open Libraryでアシモフやクラークの著作がかなりいやほとんど読めるのを発見。年寄りの趣味読書用としては最高級のツールになる。ワクワク。内容の書籍横断検索も可能だとわかった。使いこなしを研究しないと……『独学大全』を参考に。

Open Library Readerなどのアプリも含むように、読書・作業環境ページを改訂した。

https://hfukuchi.blogspot.com/2020/12/blog-post_4.html

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夜、テレビで知った画家、篁牛人。なかなか良い。

https://www.google.com/search?q=%E7%AF%81%E7%89%9B%E4%BA%BA&rlz=1CDGOYI_enJP726JP726&hl=ja&prmd=ivmxn&sxsrf=AOaemvLpwEce7_94TbH1Kkdp_YhIAocVTw:1634816504444&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved