2017年11月18日土曜日

夢日記、「私のファッション屋時代」のパリ、そしてクレタ島の「エジプト人」



 起床時に、夢をメモするノートを作った。今朝早速活用。書いてみると、違った方角から自分の意識を観察できておもしろい。


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 「私のファッション屋時代」(赤木曠児郎さん)を読み終える。画伯としての経歴よりも、パリでファッション関係の仕事をされていた経験が主に書かれており、面食らうが、かえって面白い。



 昨年買った画集も出してみた。細密な絵をパリの実景に即して何枚と亡く書かれるその根気に脱帽だ。太い万年筆でサインしていただいたが、その字体も気に入っている。隷書風。

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 夜、TBSテレビの「世界ふしぎ発見」で、ギリシャの断崖絶壁上の修道院やオリンポス山やクノッソス宮殿跡を観た。どこも行ってみたい。

 クノッソスのところで、少し心に衝撃が走る。ここには特に行きたいがなぜだろうと、夢を思い出すように、心の中をゆっくりと覗き込む。

 ミノタウロス…

 思い出した。ミカ・ワルタリというフィンランドの作家の「エジプト人」。これはシヌへ伝説からテーマをとった、古代エジプトの医師のビルディングス・ロマンだ。その中で、クレタ島を舞台にした悲恋が書かれていた。ここを思い出したのだ。

 「エジプト人」は子供の頃、自宅にあった平凡社の小型本の文学全集端本で読んだ。この本は自宅の火災で焼けてしまった。
 面白かったので、大人になってから角川文庫版で買い直した。平成元年の六版を持っている。



 1954年に書かれて、ベストセラーになった。映画にもなったが、原作とは趣が違う。私は原作のほうが好み。

 古代エジプトの「シヌへの物語」も見つけて紐解いてみたい。インターネットならきっと実現しそう(*^^*)

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