2020年8月14日金曜日

サマースクールの準備として鹿島茂さんの『太陽王ルイ14世 ヴェルサイユの発明者』(角川書店)を読了

『太陽王ルイ14世 ヴェルサイユの発明者』を読了。

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

ヴェルサイユ宮をめぐって、わかりやすく当時のフランスの政治経済状況をも語っている。

308頁。壮大なヴェルサイユを造営する資金はどこから出てきたか。宰相コルベール主導で、(1)保護貿易(2)国内産業育成(3)植民地の拡大を行った。そして都市に流入する食料品に(間接)税をかけた。この取り立てを行う人を税関吏と呼んだ。

323頁。コルベールは64歳で前立線がんで死去。ルイの独裁強化。

337頁。ブルボン家への中央集権化は直系家族化による。すなわち次男三男は王権の周辺に集まる。

339頁。ルイ法典。訴訟法など。

342頁。宗教問題が国力を弱める。ユグノー(新教徒)を弾圧。彼らは国外へ。周辺国の産業発展。戻ってきたユグノーにエルメスとかブレゲがいた。

358頁。ユグノー弾圧はマンテノン夫人版の国王「ドーダ」。

368頁。ルイ14世の唯一の「作品」がヴェルサイユ。

405頁。ルイ14世は大食い。ロミの『悪食大全』(高遠弘美訳)による。

これで、明日のARサマースクールの準備は万全(かも)。

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今度の火曜日のARメルマガ巻頭言のラフスケッチを作った。

幸田露伴読んでいた。
小林勇の『蝸牛庵訪問記』も。
幸田文のものを読もうか迷っていた。
森さんの書評発見。8月3日。
図書館で予約。今週入手。
さっそく読んで感動。
同じ書評家の書評した本を検索。
趣味があう。読んでない他の本も面白く読めそう。
書評家自身の著書もよみたくなる。
いまここ。

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macOS Big Sur(Public Beta)をインストールしてみた。インストールデータは12Gくらいなのに、ワーク領域は50G以上要求された。最初は入らなかったが、写真と旧Macのバックアップデータと音楽サブスクリプションのキャッシュを消したり、USBメモリーに移してやっとインストールした。インストールそのものの時間は一時間強。結果としてストレージの大掃除ができてよかったのかも知れない。

とりあえず、音楽は聞けるし、プリンターもZoomもすぐ動いた。使えそうだ。画面デザインはそれほど良いと思えない。

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