2021年6月8日火曜日

『三体III 死神永生』を読むのが、おかしろくなってきた

『三体III 死神永生』昨日の続きを読み続ける。

下巻

上巻402頁。

軌道エレベーターも出てきた。体力がない人が宇宙に行くのに向いている。ロケットと比べ、加速度があまりかからないから。この本では3G以下としている。

下巻に入る。

面会時に「検閲」に引っかからないために、主人公が編み出した情報伝達手段がおとぎ話。伝えられた側は、二段階のメタファーを解読するのに四苦八苦する。そもそも69頁を読むと、「曖昧で多義的であることこそ、まさに文学的表現の核心です。」と書いてある。

15頁。
饕餮の海」という単語が出てくるが、(とうてつ)とはなかなか読めない。いま、かなで入力したら漢字が出てきたがすごい。知らなかったのは私だけか?妖怪のことらしい。

80頁。
太陽が破壊され爆発した後も生き残るには、地表が吹き飛ぶ地球を捨て、木星他の巨大惑星の裏側に隠れる。その後、生き延びるには、資源が必要。水も。水はエウロパにある。ここもクラークを思わせる。

90頁。
光速近くにまで速度をあげるには、「曲率推進」が使える。まだ意味がわからないが。

108頁。
すべてが移ろいゆくこの世の中で、死だけが永遠だ。」これは脱出不可能な渦のなかの船上でのセリフ。この渦はエドガー・アラン・ポーの名作からきたものだ。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000094/card2075.html

111頁。
低光速太陽系ブラックホールは外界から閉ざされる。中にいるものは安全。饕餮の海で隔てられたおとぎ話の王国のごとく。

ますます、奇想天外で面白く楽しくなってきた。つまりおかしろい

***

以下を聴きながら読んだ。


Concerto No. 1

by Pyotr Ilyich Tchaikovsky; Emil Gilels; Fritz Reiner; The Chicago Symphony Orchestra

https://archive.org/details/lp_concerto-no-1_pyotr-ilyich-tchaikovsky-emil-gilels-fritz_0/disc1/02.02.+Concerto+No.+1+In+B-Flat+Minor%2C+Op.+23%3A+Third+Movement%3A+Allegro+Con+Fuoco.mp3


4 Suites ( Ouvertures )

by Johann Sebastian Bach; Mainzer Kammerorchester; Günter Kehr

https://archive.org/details/lp_4-suites-ouvertures_johann-sebastian-bach-mainzer-kammerorches/disc1/01.01.+Suite+No.+1+In+C+(+For+2+Oboes%2C+Bassoon%2C+2+Violins+And+Thorough-bass+)+BWV+1066%3A+Overture.mp3


The Complete Cole Porter Songbooks

https://music.apple.com/jp/album/the-complete-cole-porter-songbooks/1429115920


コール・ポーターの曲はまとめて聴いておくと、ジャズを聴くのがもっと楽しくなると思った。

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