2020年3月24日火曜日

「ニヴフ」とは昔で言う「ギリヤーク」のことでした

オリンピックは一年延期しようかと議論されているようだ。ウィルス感染の流行がそれ以前におさまるのかという見通しがあった上での議論なのかはわからない。原稿は一ヶ月後に完成するのかと聞かれたら、その間の他の仕事の込み具合を確かめて調整をした上で答えるが、それをやらないでやみくもに完成すると約束するような感じで物事が進められている。怖いことだが、文句を言える立場ではないので、遠吠えをするだけだ。

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ALL REVIEWSのイベントで、【YouTube無料生放送】2020年3月28日(土) 沼野充義(東京大学教授)最終講義「チェーホフとサハリンの美しいニヴフ人――村上春樹、大江健三郎からサンギまで」というのがある。予習をしようとして、イベント名のなかの「ニヴフ人」とは?と調べてみた。「ギリヤーク人」のことらしい。
https://allreviews.jp/news/4330

ギリヤーク人とは?と思って、ググってみたら、こんなサイトが見つかった。
http://sakhalin.daa.jp/1q84/chekhov.htm

チェーホフの『サハリン島』と、村上春樹さんの『1Q84 Book1』を比べている。ほぼ偶然だが、両方読んだことがある。『サハリン島』は学生時代(50年前)に目を通したので、ほぼ忘れている。

『チェーホフ全集 13』(1969 中央公論社)の「サハリン島」から、『1Q84 Book1』(村上春樹 新潮社)はたくさん引用している。上記のサイトはその事をレポートしている。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000001354201-00
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000010215237-00

ALL REVIEWSのイベントの前に、これらの本を再読すべきだろう。昔はこれらの本を買えたのだ(ため息)。

原卓也訳は、こちらのほうが今入手しやすいと思う。2009年版。


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DeepLというサイトが人気のようだ。私もこれで翻訳をしてみた。なかなか良い(と思う)。昨日のブログの文章を英語に翻訳してみた。一部おかしな英文になっていたが、日本語(自分のだけど)に誤植があった。ブログを訂正した。面白いチェック方法と言えるだろう。

ほかに、マンションの理事長としてのレター文面も、英語に翻訳してみて、わかりにくいところを探して、元の日本語文章を直す。これもうまく行った。

さっきの村上春樹さんはいっとき、英文で書いた文章を日本語に翻訳しながら小説を書いたとおっしゃっている。皆がわかりやすい文章を書くには効果があったという。

私は翻訳は不得意なので、DeepLのような翻訳ソフトに手伝ってもらうのが正解なのかもしれない。少しでも達意の文章を書きたい。

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