2021年9月5日日曜日

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』による「エンパシー」の紹介は今後の社会の理解に重要

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読み終えた。


イギリス、ブライトンで生活している著者の意見は、日本にも通じるところがある。たとえば……

「この国の緊縮財政は教育者をソーシャルワーカーにしてしまった。」
—『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)』ブレイディみかこ著
https://a.co/66Mh5nM

Kindle 1277/3182、40%

この本は文庫にもなった。私の読んだKindle版は新潮文庫の電子版らしい。

一部はここで読める。
「4章分全文公開『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ 特設サイト | 新潮社」

https://www.shinchosha.co.jp/ywbg/

そのなかで、「エンパシー」についてはここ。ブレイディみかこさんの息子さんが中学校のテストの答案に書いた「他人の靴を履く」ことは素晴らしく示唆に富む。

https://www.shinchosha.co.jp/ywbg/chapter5.html

シンパシーでなく、エンパシーのほうが今後の「多様化」社会を考える上で重要な概念だろう。当面、パラリンピックのもたらした社会の変化についても、こちらで考えていかないといけないだろう。したがって、「エンパシー」の理解は急務。

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また、孫の世話のヘルプが必要になりそうだ。「文字起こし」のオシゴトを先に進めておこう、と思ったが、昨日の疲れで午後はほとんど昼寝してしまった。明日、予定より多く(できれば2日分)作業する。

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堀江敏幸さんの本を何冊か発掘してきた。『郊外へ』(白水uブックス)や、『子午線を求めて』(講談社文庫)などを眺めていると、これらは随筆集なのだが、本をテーマにしていたり、読書体験を話のきっかけにしたりしているものが多い。これを「書評」とみなしても良さそうな気がする。読者にとっては同様な効果を持っている。「書評調査・収集」の対象にするかどうか考えなければならない。自分としては仲間に入れたい。

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