2021年9月21日火曜日

『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』は1980年代の名作だ、高橋源一郎さんの訳も読みやすい

朝読書。

『ヴァルター・ベンヤミン』(岩波新書)211頁付近。

パリ国立図書館への「こだわり」はあったのか?
『パサージュ論』原稿を司書バタイユに預けた。
その後の逃避行の末に紛失した原稿かばんの中身は何だったのか。
ハンナ・アーレント側からもベンヤミンへの評価を調べたい。息子の蔵書からアーレント本を掘り出すつもり。

7時。仲間の書いた巻頭言用のザリガニ原稿確定。

***

『『失われた時を求めて』への招待』(岩波新書)を読み始めた。これは来週の巻頭言の準備。


ジェイ・マキナニー(高橋源一郎訳)『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』(新潮社 1988年)を読む。原書の出版は1984年、時間をかけた高橋源一郎さんの訳文は見事。訳注がないのもスッキリしていて好ましい。

マキナニーは1955年生まれ。サリンジャーというよりオースターの後継者と思う。レイモンド・カーヴァーに創作を学んだそうだが、その影響度はよくわからない。カーヴァーをあまり読んでいないから。

ちょっと気に入ったので、マキナニーの著書をもっと読むことにし、とりあえず図書館で4冊予約。うち一冊は昨日借りてきた。

先日書いたとおり、この作家のことを知ったのは村上春樹さんのエッセイ集『ザ・スクラップ』だ。1986年の記事。

『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』の映画版をYoutubeで発見。なくならないうちに観ておくか。

https://youtu.be/aVJlOHNEp4g


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