2019年6月19日水曜日

『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』とは長い題名だ

昨夜遅く、日本海岸で強い地震があった。なんとか、気を落ち着けて寝たが、3時半ころ目が覚めた。

寝付くまでに、Twitterを眺めていたら、面白い題名の本の紹介が目についた。長くて、何を言っているかよくわからない題名だ。
『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』。何これ?ともかく、紹介記事を読んでみた。仲俣暁生さんの(「マガジン航」 )の記事。なかなか意味がわからなかったが、国会図書館デジタルコレクションで読める本をたくさん引用しているのだとか。これは、私の守備範囲だろうと、Amazonに行って、Kindleお試し版をダウンロードした。今年の5月に出たらしいが、早くもKindle本になっている。

お試し版で、著者の序文と本文の最初を読んでみたが、期待通りの本のようだ。すぐに欲しかったが、朝になって、冷静になってから手に入れようと、一旦寝る。

朝食後、調べてみた。まずは、図書館。一冊蔵書にあるが、貸出中。とりあえず、予約入れた。

Kindleお試し版をまた読んでみた。著者のブログや、Twitterアカウントもチェックした。編集者のTwitterアカウントも。

やはり面白そうに思えるし、自分のOLD REVIEWSの参考にもなりそうなので、Kindleで買うことにする。本文を全文検索できるのがいい。1800円強。今の自分には高いが、やむを得ない。週刊誌をいくつか購読できるサービス(月400円)を解約しておいた。

ダウンロードして、読んでみたが、期待通りに面白い。明治時代の「大衆娯楽本」、著者によれば「明治娯楽物語」の紹介がたくさん。そして期待通りに、多くの引用本は国会図書館デジタルコレクションで読めるものだ。引用本のリンク付きリストをまとめたサイトもすでに出来ている。これは楽しいし、便利。

17%まで読んだ。著者の、まず読んで楽しみ、その後に紹介をするという書き方に感心した。

題名は『まいボコ』と略すことになっているらしい。読後感は次回以降。

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