2019年12月2日月曜日

『海を渡る浮世絵 −林忠正の生涯−』には『パリ・イリュストレ1986年日本特集号』が詳しく紹介されている\(^o^)/

『海を渡る浮世絵 −林忠正の生涯−』(定塚武敏 1981年 美術公論社)を100頁くらいまで読んだ。原田マハさんの『たゆたえど沈まず』を先日読んだあとに、図書館でかりてきたもの。林忠正の事績をしりたかったのだが、ピッタリの本だった。

色々貴重な情報が書いてあるが、85頁以降に『パリ・イリュストレ』の1986年日本特集号(すべて林忠正が執筆している)の内容がかなり詳しく紹介されているので喜んだ。邦訳が国会図書館にあると数日前にわかったので、見に行こうと思っていた矢先だ。有名な表紙だけでなく中の何ページかが、写真版にもなっている。古い本だし、あまり鮮明でないが、雰囲気を知るには十分だ。記事の要約もある。

貴重な資料だ。知らずに借りたのだが、よかった。あまり喜んでいたので、Jに、楽しそうだねと笑われてしまった。

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朝読書は『パリ左岸』。

254頁。米国にいるボーヴォワールとパリのサルトルは、手紙を頻繁にやり取りしている。彼らのことなので、お互いの情事も全部書いていたのだろう。サルトルはフランスでのストライキのことも書いている。
このときのストライキは、国営ルノー社で1947年4月に始まった。ルノー社の労働者の半分以上がCGT(フランス労働総同盟 CGT)の組合員だった。インフレ化で給料があがらないため、最初は弱腰だった共産党は全国規模のストを展開した。シトロエン、プジョー、ミシュラン、鉄道、デパート、銀行までストライキに突入した。
255頁。マルローは共産党への恐怖をあおる。
サルトルは「文学とはなにか」の連載を始めた。「参加する知識人」がテーマの一つ。
257頁。1947年6月5日。カミュは『ペスト』を出した。売れた。なんと8万部。コンバ紙務めをやめた。サルトルやボーヴォワールと和解した。
258頁。アメリカはマーシャル(国務長官)・プランを発表。共産化を防ぐ狙い。これが後にNATOやECに結実する。

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外は荒れた天気。午前中は強雨。午後晴れ間が出て、薄いが、虹も見えた。各地で竜巻のニュース。

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人文情報学月報第95号の頁がオモシロイ。『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』の著者の紹介記事がある。

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