2021年11月4日木曜日

『本当のような話』(吉田健一)は「本当」とは思えない、つまり小説らしい小説


吉田健一「終活」シリーズの三作目、『本当のような話』を読み始める。

題が前作『絵空ごと』に呼応。

4頁。
「時間」の描写。目覚めの時間。

12頁。
素馨(そけい ジャスミン)の香りの中国茶。ジャスミン・ティーとは違うのか。

22頁。
民子は日記が好き、セヴィニエ夫人、クローデル、ジード。
一方、「トーマス・マンとトルストイを神棚に」上げない。

39頁。
バレーの名手を歓迎する麹町区三年町での大使館のパーティーから帰って、昼寝するらしい。良く昼寝する人なのだ。そして、夜もよく寝る。理想的な時間の過ごし方か。

***

美しい日だ。私にとって「美しい」日は暖かくて晴れている今日のような日だ。『時間』を思い出す日。なので雲や空のタイムラプス動画を撮って、なにが「時間」の観念をもたらすかを解明したい。

いつもお世話になっている

https://archive.org/

に5USDを寄付。

ということで、少し安心して、これを聴いている。

Piano Concerto In A Minor, Op.85 / Double Concerto In G Major Op.17
by Johann Nepomuk Hummel; Martin Galling; Susanne Lautenbacher
Turnabout (TV 4028 / TV 4.028)
Publication date 1966


民子さんを見習って、『冬の日誌』と『内面からの報告書』(ポール・オースター)を借りてきた。どちらも再読だ。

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