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2024年5月10日金曜日

国会図書館デジタルコレクションで読みたい本・読んだ本 つまり 自分のアーカイブ書棚

75歳の誕生日記念で書いた記事です。

(この記事、これからもっと育てます。別途年表風の記事も作成予定です。 
→ 後記 76歳の誕生日も過ぎましたが改訂を続けています。2025.5.19)

いままで読んで感銘を受けた本とこれから読みたい本を列挙し、国会図書館デジタルコレクションでのアドレスを併記しました。個人のIDを登録済みなら、ログインすればこのアドレスで直接読むことができます。)

1.『吉田健一著作集』第1巻 (英国の文学.シェイクスピア),集英社,1978.10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12571044 (参照 2024-05-24)

https://library.city.yamato.kanagawa.jp/licsxp-opac/WOpacTifTilListToTifTilDetailAction.do?urlNotFlag=1

2.『森有正全集』1,筑摩書房,1978.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12407922 (参照 2024-05-24)

3.『新輯内田百間全集』第1巻,福武書店,1986.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12566819 (参照 2024-05-24)

4.『ツヴァイク全集』第1 (アモク),みすず書房,1961. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1695967 (参照 2024-05-24)

5.『トーマス・マン全集』1,新潮社,1972. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587878 (参照 2024-05-24)

6.佐古純一郎 著『漱石詩集全釈』,二松学舎大学出版部,1983.10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12502643 (参照 2024-05-24)

7.荷風全集 永井荷風 中央公論社 1949

8.永井荷風 著『荷風全集』第1巻,岩波書店,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12541252 (参照 2024-05-24)

9.マックス・ブロート 編『カフカ全集』第1巻,新潮社,1953. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1695891 (参照 2024-05-24)

10.関根秀雄 訳『モンテーニュ全集』第1 (随想録 第1),白水社,1957. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1694166 (参照 2024-05-24)

11.『渡辺一夫著作集』1 (ラブレー雑考 上巻),筑摩書房,1970. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12576755 (参照 2024-05-24)

12.『辰野隆随想全集』1 (忘れ得ぬ人々),福武書店,1983.5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12562573 (参照 2024-05-24)

13.粟津則雄 著『文体の発見 : 本居宣長から中島敦まで』,青土社,1983.2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12471651 (参照 2024-05-24)

14.『サン=テグジュペリ著作集』第1,みすず書房,1962. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1695107 (参照 2024-05-24)

15.革命的半ズボン主義宣言 橋本治 著 ハシモト, オサム, 1948-2019 冬樹社 1984.12 など11冊

16.ボーヴォワールとサガン 書誌情報 著者 朝吹登水子 著 出版者 読売新聞社 出版年月日 1967 https://dl.ndl.go.jp/pid/1698573/1/8

17.『ヴァルター・ベンヤミン著作集』1 (暴力批判論),晶文社,1969. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587505 (参照 2024-05-04)

18.『古川ロッパ昭和日記』戦前篇 (昭和9年~昭和15年),晶文社,1987.7. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12436173 (参照 2024-05-04)

19.『鶴見俊輔著作集』5 (時論・エッセイ),筑摩書房,1976. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12407802 (参照 2024-05-04)

20.岡本好古 著『仰ぎ見れば蒼い空』,集英社,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12547561 (参照 2024-05-04)

21.ディック・フランシス 著 ほか『査問』,早川書房,1977.5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12584978 (参照 2024-05-04)

22.内田百間 著『定本阿房列車』,六興出版,1984.10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12566776 (参照 2024-05-04)

23.I.アシモフ 著 ほか『天文学入門 : 宇宙はここまで解明された』,光文社,1977.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12621227 (参照 2024-05-04)

24.『井伏鱒二全集』第1巻,筑摩書房,1964. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1667125 (参照 2024-05-04)

25.『定本西脇順三郎全詩集』,筑摩書房,1981.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12545152 (参照 2024-05-05)

26.新倉俊一 著『西脇順三郎全詩引喩集成』,筑摩書房,1982.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12463877 (参照 2024-05-05)

27.鍵谷幸信 著『詩人西脇順三郎』,筑摩書房,1983.7. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12463887 (参照 2024-05-05)

28.植草甚一, 鍵谷幸信 編『コルトレーンの世界』,白水社,1978.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12434071 (参照 2024-05-05)

29.『サリンジャー選集』第1,荒地出版社,1968. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1699087 (参照 2024-05-05)

30.山西英一 訳『ノーマン・メイラー全集』第1 (裸者と死者 第1),新潮社,1969. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12586458 (参照 2024-05-05)

31.大岡信 著『新編折々のうた』,朝日新聞社,1983.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12500930 (参照 2024-05-24)

32.『警察新報』12(5),警察新報社,1927-05-20. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/10985527 (参照 2024-06-03)  30コマ 父

33.三浦宗太郎 著『岩手における転形期の群像』,鼓社,1962. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3037199 (参照 2024-06-03) 義父

34.山高昭 訳『アシモフ自伝』1 /上,早川書房,1983.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12225486 (参照 2024-06-03)

35.リワノワ 著 ほか『リーマンとアインシュタインの世界』,東京図書,1985.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12608031 (参照 2024-06-06)

36.『通商産業省情報処理技術者認定試験合格者名簿』第1巻 (昭和44(第1回)~55年度版),リード,1985.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11939521 (参照 2024-06-06) 8コマ 自分

37.ムーア 原作 ほか『金星の謎』,講談社,昭和31. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1633596 (参照 2024-06-06)

38.辻豊, 土崎一 共著 ほか『ロンドンー東京5万キロ : 国産車ドライブ記』,朝日新聞社,1957. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2986495 (参照 2024-06-06)

39.山本祐義 著『まあちゃんこんにちは』,文芸春秋新社,1960. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9580738 (参照 2024-06-06)

40.桶谷繁雄 著『欧州スクーター旅行』,毎日新聞社,1958. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2987016 (参照 2024-06-06)

41.庄司薫 著『バクの飼主めざして』,講談社,1973. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12558133 (参照 2024-06-07)

42.AP通信社 編 ほか『ダラスの金曜日 : ケネディ最後の四日間』,朝日新聞社,1964. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1697729 (参照 2024-06-07)

43.植草甚一 著『知らない本や本屋を捜したり読んだり : ワンダー植草・甚一ランド 第2集 アメリカ篇』,晶文社,1974. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12566019 (参照 2024-06-07)

44.吉田健一 著『新編酒に呑まれた頭 : ユーモアエッセイ集』,番町書房,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12570985 (参照 2024-06-07)

45.辻邦生 著『夏の光満ちて : パリの時』,中央公論社,1982.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12565575 (参照 2024-06-07)

46.大宅壮一, 桑原武夫, 阿川弘之 編『世界の旅』第1 (日本出発),中央公論社,1961. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2985704  87コマ 北杜夫「どくとるマンボウ航海記」(参照 2024-06-07)

47.パステルナーク 著 ほか『ドクトル・ジバゴ』第1部,時事通信社,1959. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1696325 (参照 2024-06-07)

48.石坂洋次郎 著『若い人』,改造社,1939. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/10298868 (参照 2024-06-07)

49.小尾信弥 著『宇宙の科学』,日本放送出版協会,1965. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2428989 (参照 2024-06-07)

50.アーネスト・トムソン・シートン 著 ほか『少年少女シートン動物記』1,偕成社,昭和37. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1630083 (参照 2024-06-07)

アーネスト・トムソン・シートン 著 ほか『少年少女シートン動物記』2,偕成社,昭和37. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1630084 (参照 2025-07-31) 灰色グマの一生

51.『リーダーズダイジェスト』,日本リーダーズダイジェスト社,1946-1986. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1867081 (参照 2024-06-07)

52.吉田健一 著『絵空ごと』,河出書房新社,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12570929

53.清水俊二 著『映画字幕五十年』,早川書房,1987.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12436915 (参照 2024-06-13)

54.ポール・オトレ International organisation and dissemination of knowledge : selected essays of Paul Otlet
https://ia801301.us.archive.org/27/items/internationalorg00otle/internationalorg00otle.pdf

55.平凡社 編『国民百科事典』第1 (アーカオ),平凡社,1961. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2967899 (参照 2024-06-18)

56.『世界の美術館』第1,講談社,1965. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2466172 (参照 2024-06-18)

57.『世界文学全集』第42,新潮社,1960. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1335963 (参照 2024-06-18)

58.『現代日本文学全集』第22 (寺田寅彦,森田草平,鈴木三重吉集),筑摩書房,1955. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1668399 (参照 2024-06-18)

59.クラウス・マン 著 ほか『転回点-マン家の人々』,晶文社,1986.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587382 (参照 2024-06-21)

60.カーチャ・マン [著] ほか『夫トーマス・マンの思い出』,筑摩書房,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587373 (参照 2024-06-21)

61.菊盛英夫 著『評伝トーマス・マン : その芸術的・市民的生涯』,筑摩書房,1977.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587375 (参照 2024-06-21)

62.片山良展, 義則孝夫 編『トーマス・マン文学とパロディー : 解体と継承』,クヴェレ会,1976. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587374 (参照 2024-06-21)

63.松浦憲作 著『カタルシス : 近代文学における人間嫌ひの文体』,同学社,1980.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587189 (参照 2024-06-21)

64.エーリヒ・ヘラー [著] ほか『トーマス・マン : 反語的ドイツ人』,筑摩書房,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587372 (参照 2024-06-21)

65.エーリヒ・ヘラー 著 ほか『廃嫡者の精神』,紀伊国屋書店,1969. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12749886 (参照 2024-06-21)

66.ベーダ・アレマン 著 ほか『イロニーと文学』,国文社,1984.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12443949 (参照 2024-06-21)

67.K.シュレーター 著 ほか『トーマス・マン』,理想社,1981.10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587379 (参照 2024-06-21)

68.中村真一郎 著『詩人の庭』,集英社,1976. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12502433 (参照 2024-07-02)

69.日本文学研究資料刊行会 編『堀辰雄』,有精堂出版,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12461994 (参照 2024-07-02)

70.『堀辰雄詩集』,大和書房,1966. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1698352 (参照 2024-07-02)

71.福永武彦 編『堀辰雄詩集』,弥生書房,1966. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1362226 (参照 2024-07-02)

72.堀辰雄 著 ほか『妻への手紙』,新潮社,1965. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1672549 (参照 2024-07-02)

73.堀辰雄 著『幼年時代・晩夏』,新潮社,1955. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1354600 (参照 2024-07-02)

74.アドリエンヌ・モニエ 著 ほか『オデオン通り』,河出書房新社,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12576817 (参照 2024-07-02)

75.シルヴィア・ビーチ 著 ほか『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』,河出書房新社,1974. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12277007 (参照 2024-07-02) 国立国会図書館内限定

76.ノエル・R.フィッチ 著 ほか『シルヴィア・ビーチと失われた世代 : 1920,30年代のパリ文学風景』上巻,開文社出版,1986.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12222906 (参照 2024-07-02) 国立国会図書館内限定

77.荘司徳太郎, 清水文吉 編著『資料年表日配時代史 : 現代出版流通の原点』,出版ニュース社,1980.10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12277785 (参照 2024-07-03)

78.野口悠紀雄 著『1940年体制 : さらば「戦時経済」』,東洋経済新報社,1995.5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13101160 (参照 2024-07-03) 国立国会図書館内限定

79.松本昇平 著『業務日誌余白 : わが出版販売の五十年』,新文化通信社,1981.2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12277771 (参照 2024-07-03)

80.http://www.shuppan-nenpyo.jp/nenpyo/ (参考 日本書籍出版協会 編『デジタル版日本出版百年史年表』日本書籍出版協会、2007年11月21日。)

81.松田道雄 著『私の読んだ本』,岩波書店,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12192289 (参照 2024-07-04)

82.東京書籍商組合 編『東京書籍商組合員図書総目録』,東京書籍商組合事務所,昭和8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1141152 (参照 2024-07-04)

83.出版年鑑編集部 編『出版年鑑』1979年版,出版ニュース社,1979.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12234213 (参照 2024-07-04)

84.『エジプト人』『世界名作全集』第34,平凡社,1958. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1336558 (参照 2024-07-10)

85.J.D.サリンガー 著 ほか『危険な年齢』,ダヴィッド社,1952. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1691427 (参照 2024-07-10)

86.西堀栄三郎 著『南極越冬記』,岩波書店,1958 3刷. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2975125 (参照 2024-07-11)

87.槙有恒 編『マナスル登頂記』,毎日新聞社,1956. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3012824 (参照 2024-07-11)

88.加藤周一 著『羊の歌 : わが回想』,岩波書店,1968. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1348825 (参照 2024-07-11)

89.アイザック・アシモフ 著 ほか『化学の歴史 : プロメテから原子力まで』,河出書房,1967. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1381989 (参照 2024-07-11)

90.アーサー・C.クラーク 著 ほか『都市と星』,早川書房,1977.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12584011 (参照 2024-07-11)

91.C.A.リンドバーグ 著 ほか『翼よあれがパリの灯だ : 大西洋横断飛行の回想』,出版協同社,1957. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1694932 (参照 2024-07-11)

92.森有正 著『バビロンの流れのほとりにて』,筑摩書房,1968. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1673697 (参照 2024-07-11)

93.庄司薫 著『赤頭巾ちゃん気をつけて』,中央公論社,1969. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12558084 (参照 2024-07-11) 国立国会図書館内限定

94.中正夫 著『航空の驚異』,偕成社,1951.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1652708 (参照 2024-07-11)

95. ジュール・ヴェルヌ 著 ほか『月世界旅行 : 詳注』1,東京図書,1981.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12578911 (参照 2025-01-14)

96.辻邦生 著『パリの手記』,河出書房新社,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12565328 (参照 2025-01-16)

97.寿岳文章 著『図説本の歴史』,日本エディタースクール出版部,1982.2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12236261 (参照 2025-01-16)

98.大久保久雄, 笠原勝朗 編『寿岳文章書誌』,寿岳文章書誌刊行会,1985.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12283169 (参照 2025-01-16)

99.栃折久美子 著『手製本を楽しむ』,大月書店,1984.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12278146 (参照 2025-01-16)

100.植草甚一 著『植草甚一読本』,晶文社,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12221592 (参照 2025-01-16)

101.ジャック・サドゥール 著 ほか『現代SFの歴史』,早川書房,1984.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12443785 (参照 2025-01-16)

102.高橋健二 訳編『ゲーテ作品集』第7巻,創元社,1951. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1695876 (参照 2025-01-17)

103.岩田行一 [ほか]共訳『トーマス・マン日記』1933-1934,紀伊国屋書店,1985.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12708596 (参照 2025-01-17) 国立国会図書館内限定

https://libweb.city.setagaya.tokyo.jp/bookdetail?2&retresult=page%3DTOTAL%26key%3D%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BC%25E3%2583%259E%25E3%2582%25B9%25E3%2583%25BB%25E3%2583%259E%25E3%2583%25B3%25E6%2597%25A5%25E8%25A8%2598%26mv%3D20%26pcnt%3D1%26reqsch%3D0%26sort%3D1%26&num=2550283&ctg=1&reqsch=0

104.ジャック・マリタン, ライサ・マリタン 共著 ほか 須賀敦子訳『典礼と観想』,エンデルレ書店,1967. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2940754 (参照 2025-01-27)

105.小牧健夫 等編『ゲーテ全集』第11巻,人文書院,1961. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1695965 (参照 2025-02-07) 69コマ(「自分が感じたもので…」)

106.粟村政昭 著『モダン・ジャズの歴史』,スイング・ジャーナル社,1977.8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12434075 (参照 2025-02-09)

107.ビリー・ホリデイ 著 ほか『奇妙な果実 : ビリー・ホリデイ自伝』,晶文社,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12433973 (参照 2025-02-09)

108.ピエール・アスリーヌ 著 ほか『ガストン・ガリマール : フランス出版の半世紀』,みすず書房,1986.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12221678 (参照 2025-02-10)

109.『角川版昭和文学全集』第17 (堀辰雄),角川書店,1962. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1661088 (参照 2025-02-14) 221コマ

110.堀辰雄 著 ほか『妻への手紙』,新潮社,1965. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1672549 (参照 2025-02-14)

111.小川和佑 著『堀辰雄その愛と死』,旺文社,1984.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12462011 (参照 2025-02-15) 大和路を再訪

112.開高健 著『屋根裏の独白』,中央公論社,1959. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1358659 (参照 2025-03-07) (ヒトラーのウィーン時代)

113.やなせたかし, 立川談志 著『まんが学校』,三一書房,昭和41. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1654012 (参照 2025-04-10)

114.『筑摩現代文学大系』69 (大岡昇平集),筑摩書房,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12504327 (参照 2025-04-11)  (俘虜記など)

115.『ヴァレリー全集カイエ篇』1,筑摩書房,1980.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12578882 (参照 2025-04-24)

116.井伏鱒二 著『厄よけ詩集』,国文社,1961. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1359823 (参照 2025-05-29)

117.高田博厚 著『分水嶺』,岩波書店,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12424126 (参照 2025-06-06)

118.『サルトル全集』第11巻,人文書院,1965. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1695385 (参照 2025-06-13) (フッサールの現象学の根本理念 17コマ)

119.ピエール・ブール 著 ほか『猿の惑星』,早川書房,1968. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1698741 (参照 2025-08-16)

120.弘法大師空海全集編輯委員会 編『弘法大師空海全集』第6巻,筑摩書房,1984.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12269030 (参照 2025-09-30)

121.カーチャ・マン [著] ほか『夫トーマス・マンの思い出』,筑摩書房,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587373 (参照 2025-10-05)

122.元政 [著] ほか『艸山集 : 標註』,平楽寺書店,昭和5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1258843 (参照 2025-10-23)

123.ゴットフリート・ベン 著 ほか『二重生活』,紀伊国屋書店,1958. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1696162 (参照 2025-10-28) (原田義人訳 加藤周一解説)

124.『小泉八雲全集』第12巻,第一書房,昭6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1227331 (参照 2025-10-31)

125.平井呈一 訳編『小泉八雲作品集』,筑摩書房,1954. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1692124 (参照 2025-11-03)

126. 高梨光司 著『蒹葭堂小傳』,高島屋呉服店蒹葭堂會,1926.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1881289 (参照 2025-11-18)

128.国民工業学院 編『航空機』,国民工業学院,昭12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1228672 (参照 2025-11-21)

129.伊達源一郎 編『航空機』,民友社,大正4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/948954 (参照 2025-11-21)

130,田中館愛橘 著『航空機講話』,富山房,大正4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/952293 (参照 2025-11-21)

131.岸田国士 訳『ルナール日記』第1 (1887-1893),新潮社,1954. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1693943 (参照 2025-11-25)

132.パトリック・ムーア 著 ほか『星と宇宙ポケット・ブック』,鎌倉書房,1983.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12621287 (参照 2025-12-02)

133.マーシャル・マクルーハン 著 ほか『グーテンベルクの銀河系』,竹内書店,1968. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2976929 (参照 2025-12-02)

134.I.アシモフ 著 ほか『Dr.アシモフのSFおしゃべりジャーナル』,講談社,1983.2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12443774 (参照 2025-12-02)

135.『トーマス・マン全集』6,新潮社,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587883 (参照 2025-12-03) 研究旅行(グランドツァー?)ファウストゥス博士 10コマ

136.本城靖久 著『グランド・ツアー : 良き時代の良き旅』,中央公論社,1983.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12182569 (参照 2025-12-04)

137.大山定一, 吉川幸次郎 著『洛中書問』,筑摩書房,1974. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12190745 (参照 2026-02-19)

138.藤井一雄 著『国際絵画市場 : 流転する名画 インサイド・ドキュメント』,講談社,1987.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13284975 (参照 2026-03-10)
104コマ


***

番外:こうして検索したりすると100時間は楽しめます。





2022年6月23日木曜日

堀辰雄を読みはじめたのは中学生のころかもしれません

 昨日届いた『堀辰雄全集』の第四巻559頁に「芥川龍之介論」が収録されています。解題によると昭和4年3月に提出された卒業論文です。冒頭に、「批評する事は他人の作品を通じて自分自身を表現する事であります。……芥川龍之介を論ずるのはそのやうに僕にとって困難であります。」とあるように、近しかった、しかも、亡くなって間もない恩師を批評するのは大変だつたでしょう。でもこれを書くことにより、芥川のように生き急ぐのでなく、じっくりと少数のテーマを追い求めることにした掘辰雄の生活が定まったことはよろこぶべきことだったかも知れません。

ところで私はいつごろから芥川や掘の作品を読んでいたのか、二人の師弟関係に気付いたのはいつからか考えてみました。すぐには思い出せず、若い頃どの本でこの二人を読んだのかを調べてみました。

芥川龍之介の春陽堂版全集は昔から持っていて、奥付を調べると1966年発行です。高校生のときに自分で買った記憶があります。


堀辰雄については1954年発行の『現代日本文学全集. 第43 (梶井基次郎,三好達治,堀辰雄集)』筑摩書房を読んでいたのですが、これは父親が全集を買ってくれてあって、応接間に並んでいたのを覚えています、大学入学直後に自宅が火災に遭い、焼けてしまいました。今持っているのはその後日吉の古本屋で買ったもので、1973年発行です。1954年版はいま、国会図書館デジタルコレクションの個人送信でよめるようになりました。



この「堀辰雄集」の末尾の年譜を読むと、芥川と掘の師弟関係が書いてあり、作品の「聖家族」を読む堀から見た心理まで書いてあるので、そんなものかと思った次第です。

*

大学時代から就職し、結婚する頃までは、どうも堀辰雄の生き方を真似していた気もします。

今回『堀辰雄全集』を入手でき、楽しめるようになったのは、これらの素地のおかげです。

2022年3月11日金曜日

PASSAGE by ALL REVIEWSでの一棚店主経験は、自分の読書生活を根本から変えつつある

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1874347

 

朝、わけあって、アダム・スミスの勉強をしようと小泉信三の『アダム・スミス伝』を斜め読みする。学問一筋の生涯がいさぎよい。著書は意外と少ないのだが、たぶん晩年の講義録のなかの「天文学を題材として引いた論文」をまず読みたい。日本語訳はあるのだろうか?探してみよう。

*

あまり意識していなかった自分の読書傾向が、より深くわかるきっかけが、PASSAGEへの出店ということらしい。アダム・スミスを初めて調べたのもPASSAGEの一棚店主のお仲間に勧めてもらったせいだ。

以下の文章をツイートしてみた。

自分の書棚に何を出品し、その「売り」文句を何にするかを考えるのはとてもオモシロイ。他の一棚店主さんのそれを見せていただくのもとてもオモシロイ。単に好きな本を並べるだけでなく、他の人(買い手を含む)に、棚の本たちがどう思われるかを知ることが、自分の読書活動に対し、良いしかも強いフィードバックとなる。こんな経験は60年以上の読書生活で初めてだし、こんな経験をしているであろう一棚店主さんが集まっているPASSAGE by ALL REVIEWSという「場」は、稀有な空間だ。ここでの、皆の経験をまとめるとすごい文化遺産になりそうだ。

***

昨日のワクチン三回目接種の影響だろうか、今日はあまり元気が出ない。熱はない。肩もいたくない。こんなときこそ、読書を、と『芥川・堀・立原の文学と生』(中村真一郎)の続きを読む。

108頁。

堀さんは芥川を論ずるのに、まず「彼が僕の中に深く根を下している」という事実から出発する。

#「堀さん」の大学卒業論文はかなり辛辣だったらしい。死んだばかりの恩師なのに。

「彼は遂に彼固有の傑作を持たなかったと断言してよい」と言い切る。

118頁。

堀さんは先生の芥川さんの、その「本好き」の内容について、いつも愉しそうに思い出を語っていた。(愉しそうでない方の、深刻な思い出もあったが、それは芥川さんの雑読、速読の癖が、精神の疲労、ひいては破産に繋って行った、という、身近のひと独特の芥川論であって、それは私の二十歳の頃の、やはり雑読癖、速読癖を叱る時に、援用された回想であったことは、先回にも記した)。

#やはり本は余裕を持って読みたい。PASSAGEで本を人に勧めるときにもここに気をつけるとうまくいきそうだ。

2021年10月15日金曜日

小松左京の文章は読ませる、つまり上手い

6時17分起床、気温25°C、外気温17°C。

*


朝読書。『小松左京自伝』の続き。

56頁。「小松左京の誕生」から

28歳。ラジオ大阪で漫才(いとし、こいし)の台本書き。
『SFマガジン』創刊、昭和34年12月。シェクリイ「危機の報酬」。
「シュールで鮮やかな、面白いSFが書きた」くなる。文学への反逆精神。「ひっくり返す」ことがもっといい文学を生むだろう。

「地には平和を」。ペンネームは小松左京とした。S36年SFマガジンで選外努力賞。賞金5000円。SFマガジン編集長、福島正美に目をかけられる。『宇宙塵』に掲載される。

S37年、「易仙逃里記」。
S38年。「紙か髪か」、『オール読物』掲載。吉田健一に評価された。
S38年8月15日、短編集『地には平和を』。直木賞候補。
S39年、『日本アパッチ族』、光文社から。『復活の日』、早川書房。

64頁。
筒井康隆の同人誌『NULL』。
S38年、「日本SF作家クラブ」。半村良。星新一。「黄金の60年代」。桂米朝、「地獄八景亡者戯」。梅棹忠夫、『文明の生態史観序説』。

68頁。
「万博プロデューサー」
『中央公論』に「情報産業論」、梅棹忠夫。S38年。
社会全体の風通しが良く、エネルギーに満ちる。

日本未来学会S43年創設。
S45年(1970年)3月15日、万博開幕。(オムロンのICチップを見る。)
6千万人(すごい)が観る。

『国際SFシンポジウム』。

一方ここまでに
『エスパイ』、『果しなき流れの果に』、『明日泥棒』、『継ぐのは誰か』、『見知らぬ明日』。
『地図の思想』、『探検の思想』。

S46年、高橋和巳死亡。39歳。茫然自失。

76頁。
「日本沈没」
1973年3月、カッパノベルス。
戦争の悲惨さを忘れるなと、高度経済成長に浮かれる日本人に言いたかった。

***

昨日に続き、孫の世話に行く電車内の読書は、『日本沈没』。

映画化などされる時には省略される、地球物理学的な説明は、難しい理論(的な)部分を小松左京がうまく書いていて、教科書を読むよりわかりやすい。そして地球物理用語が懐かしい。高校生時代に習ったたとえば「アイソスタシー」、これを説明するH高校の地学の大池先生の顔や口調や板書の図までをありありと思い出す。

2021年10月3日日曜日

『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』とオリンピア・プレスと植草甚一さんの関係

朝読書。『最終飛行』。佳境に入ってきた。

この本は、サン・テグジュペリについて何を問題にしたいのか。サンテックスの「明るい」性格、しかし中年になるにつれて衰えてくる能力、その克服には、嫌いな軍務であろうともパイロットとして飛びたいという意志。なのだろうか。

197頁。

コンスエロを埠頭で侍つ……
「サン・テグジュペリ……太い柱の陰に隠れながら……片目だけ出して、……」
漫画か。

209頁。

『アラスへの飛行』は、『アトランティック・マンスリー』に三回に分けて掲載され……嵐のような反響を巻き起こした。単行本も売れ、フランス語版『戦争飛行士』も。

223頁。

コンスエロの部屋に来ていたのは、ダリ、エルンスト、ミロ、タンギー、デュシャン、ブルトンという面々。

247頁。

「その坊ちゃんをお書きになられてはいかがです」とエリザベスが言った。

268頁。

犬好きのシルヴィア・ハミルトンのプードル犬が「羊」のモデルで、彼女にプレゼントされたボクサー犬が「虎」のモデル。

「薔薇」のモデルは折り合いの悪い妻コンスエロだった。

285頁。

「あらゆる場所にいるフランス人へ」。ラジオ、雑誌で発表。

292頁。

『小さな王子』は1943年4月刊行される(のか)。

***


『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』を、改めて最初から読む。

「あとがき」から読むのは、(そしてその内容をBlogに書くのはルール違反とやんわりたしなめる方もいらして、恐縮したけれど)、この本を楽しむにはよい選択だったと自分では思った。物語にすんなり入り込めるからだ。ともかく、昨日のBlogにはネタバレ注意の但し書きを追加した。

1953年、『ネオ・サチュリコン』を雑誌に発表し、顰蹙をともなう称賛を得、1954年ふたりはパリへ。

その後、時代は戻り、学生時代へ 。その後もっと戻り、「著者」の祖父についての子供時代の記憶へ。読書の想い出がふんだんに語られる。第II章の冒頭には、ゴア・ヴィダルが登場するようだ。

自分と孫との関係に置き換えて、(まだこれからだが、)考えてしまった。本の与え方の参考にしたい。

与えてはいけなさそうな、オリンピア・プレスの本たち。これらは巻末の参考文献表に出てくるが、高校生の時田舎の本屋さんで、テリー・サザーンの『キャンディ』を買って読んだのを思い出した。清水正二郎訳となっていたような気がしてきた。オリンピア・プレスのことは、まともな事典などでは出てこないが、植草甚一さんの文章には出てきていたのを思い出した。物置から掘り出してきた『スクラップブック9 ポーノグラフィー始末記』にはいくつか出てくる。河出書房の「人間の文学」シリーズの話も。


***

オリンピア・プレスのことを調べているうちに、「Z-Library」というサイトを発見。

https://jp.jp1lib.org/

懐かしい本の原書もあったが、大学卒業後なくしてしまって、また読みたかったT先生の『解◯◯論』もあるのには、嬉しいと同時に驚いた。自分だけで楽しむことにするので、ここは読まなかったことにしてほしい。

2021年8月13日金曜日

『妖怪少年の日々 アラマタ自伝』をはじめ有用な気付きが多い幸せな一日


『妖怪少年の日々 アラマタ自伝』を読了。荒俣宏さんの饒舌さに圧倒される。

さあ、これで追いかける対象の方やものがいくつか増えた。著者である荒俣宏さんはもちろん、平井呈一、「うさぎ家」、紀田順一郎さん( https://allreviews.jp/reviewer/59 )、「角川武蔵野ミュージアム」。

メモ:

318頁~。

米で『ディープ・スロート』、『フラッシュ・ゴードン』を、
英で『愛のコリーダ』、『スターウォーズ』、『七年に一度の夏』を観る。
日魯漁業をやめる。工作舎へ。
紀田順一郎の古典映画コレクション

320頁。

水木しげる先生と妖怪話で気が合う。

323頁。

「驚きを知でアースしないこと」。水木妖怪学のポイントもそこにある。

324頁。

プリニウスには「科学的」精神がある。正解のみを求めないという面で。ファインマンの話に通じる。

328頁。

シェヴァルの理想宮(妖怪城)。

358頁。

プルースト論。

360頁。

紀田順一郎さん、219年ゲスナー賞。書誌学
「平井呈一年表」(書名は正しくは『平井呈一 生涯とその作品』。これはS図書館で借りるつもり。)

うさぎ家ふたたび。

373頁。

IBM370のプログラマだったアラマタ青年は夜中の作業の前の時間つぶしに並木座で映画見物。

1988(昭和63)年、『帝都物語』がヒット。

398頁。

コレクターは「永遠に廃棄できないゴミ」の番人。例、植草甚一。

424頁。

52年前神保町、「大屋書房」「同洋書部」。「いもや」のてんぷら定食、「さぼうる」。懐かしき店たち。

448頁。

「角川武蔵野ミュージアム」令和2年11月6日開館。

https://kadcul.com/

***

Twitterでここを教わった。素晴らしい。使えそうだ。

「明治期出版広告データベース」(国文学研究資料館)

http://base1.nijl.ac.jp/~meiji_pa/


***

ここも教わった。

https://www.amortowles.com/the-lincoln-highway-history/

DeepLで翻訳しながら読んだ。エイモア・トールズの秋の新作『The Lincoln Highway』の予習にちょうどいい。Carl Fisherという人物も興味深い。調べたいが、時間が……。

https://en.wikipedia.org/wiki/Carl_G._Fisher

新作本の予習にはこれも観るべし。
『100 Years on the Lincoln Highway 』

https://youtu.be/SIW2-bH84u4 @YouTube

***

「あらゆる本は書評の要素を含む」

津野海太郎『滑稽な巨人 坪内逍遙の夢』(平凡社)を読みはじめてそう思った。私はしばしば後書きから本を読むが、この本の300頁からの後書きと304頁からの参考文献を読んでピンと来たからだ。本は単独では存在し得ない。著者の読んだ本からのこだまがその著書の中でカリヨンのように高くまたは低く鳴りひびく。

丸谷才一『木星とシャーベット』(マガジンハウス)の22頁に、このことが詳しく書かれていること(と解釈できるご意見)を発見。

「孤独な個人の権威によつてではなく、文学の伝統に促されて書いてゐる。……文学から文学を作る方法は別に異様なものはない。」

なるほど!こんなことに気づきながら読書できるのは、楽しい。

***

これは有用なTweetだ。Facebook経由で教わった。

とりあえず、単独でみらい翻訳を試した。早い。明日はDeepLと比較したい。

https://miraitranslate.com/trial

どちらにせよ、Web上の英文の記事などは翻訳しながら読むのが、私には効率的だ。どらえもんのほん訳コンニャクが実現したようなもの。

2021年7月27日火曜日

アウトラインプロセッサで遊びながら書評の勉強

Web上のアウトラインプロセッサdynalist を使ってみることにした。Twitterで今朝教えてもらったツール。これから朝風呂に入ります。編集長作業は一旦済んだので。一反もめん。

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食事、掃除。

再び机に向かったのは9時50分。アウトラインプロセッサに書いた「書評研究」の目次案をいじる。レベルを上下させるのが自由にできて面白い。


結果は、テキストとしてエキスポートできるし、OPML形式(?)でもエキスポートできる。

*

戸坂潤の『読書法』を読み始める。青空文庫版、Kindle for iPadにて。以下抜粋。

序にかえて

「偶々、東京の大新聞の若干が、しばらく前ブック・レヴューに或る程度の力点を置くようになった。スペースや回数を増した新聞もあれば、ブック・レヴューの嘱託メンバーを発表した新聞もある。その他一二、ブック・レヴューを主な仕事とする小新聞の企ても始まった。」

「雑誌『唯物論研究』」

「少なくとも十四五冊についてブック・レヴューを掲げるべきだとして、」

「『文学界』は多少之に類似したブック・レヴューを試みるようになったし、『新潮』と『文芸』とも亦、ブック・レヴューを正面に押し出すようになった。『科学ペン』亦そうである。文化雑誌としては当然なことであるが、わが意を得たものと云わねばならぬ。」

「問題はその本が出版されることの文化上の意義、その本に含まれている思想や見解や研究成果の文化上の意義、というようなことを評論することの内に、横たわるのである。」

「「読書法日記」は『日本学芸新聞』にその名で連載したものであり、「ブック・レヴュー」は『唯物論研究』の同欄に載せたものである。「書評」は主に新聞や雑誌に所謂書評として発表されたもの。いずれも特になるべく様式の原型をそのまま保存することにした。サンプルとするためである。「論議」はブック・レヴューに準じたエセイであり、「余論」はブック・レヴューそのものに関する若干の考察からなっている。」

1.「読書法日記」

「敢えて新刊紹介や新刊批評という意味ではない。また良書推薦という意味でもない。私はそんなに新刊書を片っぱしから読むことは出来ないし、また何が良書であるかというようなことを少しばかりの読んだ本の間で決定することも出来ない相談のことのように思う。もう少し無責任な読書感想の類を時々書いて行きたいと考える。」

これは今で言うブログ。以下は明日読む。

2.論議

3.ブック・レヴュー

4.書評

5.余論

*

本のなかで引用されている『沈黙の戦士 : 戦時巴里日記』小松清(ジイドと会ったらしい)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1114618

書評サーチには「読書法」というキーワードもいい。今後使える。


***

夕方新たに5冊借りてきた。書評関連と山本義隆さんの本。


2021年7月13日火曜日

今日も新しい育児法を教わった(毎日勉強)

今日は孫(10ヶ月)の母親代わりとして10時から18時までお世話。遊んでやり、ミルク(ウイルス性のカゼで腹をこわしているのでラクトレスというやつ、症状が治まったら普通のミルクに戻すそうだ)を飲ませ、抱いているとちゃんと昼寝してくれて助かる。もちろんオシメの交換も経験者なので楽勝。午後は体調がどんどん良くなり、いたずらするようになってきた。父親がいるがリモートワークでしかも打ち合わせばかりしているので、遠慮して3回も散歩(といっても抱っこ)に連れ出す。蒸し暑いので肌着だけで連れ出したが、日は照っていなかったので熱中症にはならなかった。

仕事から帰ってきた母親に、無事引き渡した、と思ったら口の中になにか入っていると指摘を受けた。ティッシュの空き箱を噛んでいたのを大丈夫だろうとほっておいたので、上顎に柔らかくなったボール紙のカスが張り付いていた。さすがに母親は目ざとい。あわてて私が指を突っ込んで取り出した。のどにつかえないでよかった。

帰り道で早くも筋肉痛発生。明後日のワクチン接種の副反応が目立たなくて良いだろう。

***

昼寝していただいているうちに『ニッポンの書評』を読み返す。やはり、最後の豊﨑さんと大澤さんの対談が面白い。

以下、要旨の下手なまとめ。文責私。

*

一八八七(明治二〇)年に「出版月評」という雑誌が創刊された。
このころはまだ批評と書評が末分化。

丸善の「学鐙」の元になった「学の燈」という雑誌が、一八九七(明治三〇)年創刊。
出版PR誌の嚆矢。 内田魯庵編集長!

植田康夫の「出版論」によれば、1929年「書評」というコトバが使われ始めた。
平野謙は、書評をたくさん書いてるのに書評というコトバが嫌いで使わなかった。

豊﨑さんの昔の印象に残る「書評家」というと、平野謙さんはじめ、谷沢永一さんや向井敏さん。
(これ、同意。)

文壇のヒエラルキーにおいては「書評家」よりも「評論家」「批評家」のほうが上だから、みんな、「文芸評論家」って名乗っているそうだ。

日本の場合、雑誌にせよ新聞にせよ、書評の分量は八〇〇字から一二〇〇字のあいだが主流。海外の状況をかんがみるに圧倒的に少ない。むこうは書評欄全体が大きいため、長大な書評も載せられる。何頁にもわたる場合もあります。でも長い文章は読む人が少なくなるのだ。

(欧米の書評事情についてはAR内の識者(Fさん)に教えを請うことにしよう。)

日本の場合、新聞は一億総中流に全国まんべんなく配達される。何百万単位の販売部数。となると、どうしても長い文章はあわない。

「毎日新聞」の変化が興味深い。一九九二(平成四)年四月に大型書評を導入。2000字。

書きたいことがたくさんあるのに、それらを泣く泣く切り捨てて書いた800字と、四苦八苦しながらようやっと埋めた800字とではまったくちがう。

出版の大衆化のあとに、書評の大衆化が起きている。

書くコツとしては、常に目安の倍書く。書いてから無駄な部分をそいでいく。その結果、きれいな800字用の書評、1600字用の書評が身についていく。

作家が書評を書いたり、批評家が書評を書いたりというのが大半だったのに、一九九〇年代以降はライターが書評を書くという流れができてきた。

10年後の有能なライターは、雑誌からじゃなくて、草の根運動的な場所(Webなど)から出てくるのかもしれない。
(ここも同意。)

書評には大きく分けてふたつの要素がある。ひとつは、インフォメーション機能。「こんな新しい本が出たよ」と新刊情報を案内する。もうひとつはクリティシズム機能。書評の「評」の部分す。

伝統のあるところだと、イギリスの「タイムズ・リテラリー・サプリメント」。訳すと「タイムズ文芸付録」。「付録」として書評欄が本紙から独立している。アメリカだと「ニューヨークタイムズ・ブックレビュー」とか。別売でそれだけ買うことも可能。

クロスレビューも良い。一冊を三、四人で書評するの。

書評批評(互いの)も重要。

*

参考にさせていただきます。m(_ _)m

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上記とは無関係だが、『文学概論』(東京堂 1926年)に浮気して「読んで」みたら、「快楽批評」という単語が出てきた。これはなんだろう。印象書評?

目次しか読んでないけど



2021年4月15日木曜日

『はじまりの漱石』(新曜社)を読んでいるとぞくぞくする(あるいは「ぐるぐる」する)

「Internet Archiveで何でも聴いちゃおう」プロジェクトですなり。


Grosse Messe C-Moll KV 427
by Wolfgang Amadeus Mozart; Ferenc Fricsay; Maria Stader; Hertha Töpper; Ernst Haefliger; Ivan Sardi
Deutsche Grammophon (LPM 18 624)

https://archive.org/details/lp_grosse-messe-c-moll-kv-427_wolfgang-amadeus-mozart-ferenc-fricsay-mar/disc1/02.03.+Sanctus+-+Benedictus.mp3


Piano Concerto No. 4 In G Major, Opus 58
by Ludwig Van Beethoven; Wilhelm Backhaus; Wiener Philharmoniker; Clemens Krauss
London Records (LLP 417 / LLP.417)

https://archive.org/details/lp_piano-concerto-no-4-in-g-major-opus-58_ludwig-van-beethoven-wilhelm-backhaus-wien/disc1/01.01.+Piano+Concerto+No.+4+In+G+Major%2C+Opus+58%3A+1st+Movement%3A+Allegro+Moderato.mp3


The Mantovani Sound (Big Hits From Broadway And Hollywood)
by Mantovani And His Orchestra
London Records (PS 419 / PS,419)

https://archive.org/details/lp_the-mantovani-sound-big-hits-from-broadway_mantovani-and-his-orchestra/disc1/01.01.+Dear+Heart+(From+%22Dear+Heart%22).mp3


これは、👆懐かしい響き。1965年版。


Symphony No. 7
by Ludwig van Beethoven; Philharmonia Orchestra; Guido Cantelli
Regal (SREG 2011)

https://archive.org/details/lp_symphony-no-7_ludwig-van-beethoven-philharmonia-orchestr/disc1/01.02.+Symphony+No.+7+In+A+Major+Op.+92%3A+2nd+Movement%3A+Allegretto.mp3


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『斎藤茂吉全集 第29巻 (日記1)』を読み続ける。

大正13年12月30日。67頁。

香港を出帆直後、留守宅(といっても義父が切り盛りしていた病院だが)火災の報に接する。留学先から送った大量の書籍も書きためた原稿も烏有に帰したと考えただろう。ここまでの上機嫌さとは打って変わって、大いに落ち込む。気の毒だ。

大正14年。

焼け残った本や原稿を掘り出し、乾かす作業。医師としての仕事。子供の誕生。北杜夫はまだ生まれない。旅に出ると日記が長くなる。あたりまえだが。航海中に書き留めた短歌を仕上げる。じっくり推敲するような仕事は旅行中は出来ないものだ。

100頁まで。

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『はじまりの漱石』

92頁。

まだ未刊の『文学論』を論じた?「文学論序」と、あまり知られていない『英文学形式論』と。
謎は深まる……興味深いぞ。

116頁。

比較文学者、夏目漱石。漢文学と英文学両方の知識をもとにして、日本文学を基礎づける……が実現したパラレルワールドに行ってみたい(私の願望!)

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新たに借りてきた本。全部読むとは限らない。でも全部ざっと目は通す。


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索引に関するページ発見。

科学技術情報流通技術基準 索引作成

https://jipsti.jst.go.jp/sist/handbook/sist13/main.htm

2021年4月13日火曜日

『文学論』を手軽に読む工夫

4月12日の朝日夕刊第2面。「凄腕仕事人」の記事の末尾、過去のカタログと引き出しに整理したネジ類の記述に感心した。これぞ「索引」の極致。「竹折さん」の頭の中の索引を後進のために見える化。示唆に富む。朝日新聞デジタルでスクラップしておいた。そのコピーはPC中に納めた。

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今朝、メルマガ巻頭言原稿を最終稿とする直前に、記事テキストをiPhoneで読み上げ処理させてみたら、うっかり見逃していた記述ミスをひとつ見つけた。様々な角度でチェックすることは大事。こういう技は以前から(校正をしていたときに)知っていたが、きちんと応用しないといけない。

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昨夜寝る前の読書。『はじまりの漱石』。面白い。

40頁。「文学論序」の耐乏生活のレトリックには注意深くあれ!と。実は栄養も取っていたし友人付き合いも活発だったのか。レトリックを針小棒大に解釈する、要するに誤解する我々読者がいけないだろう。

ともかく、『文学論』そのものも普通の本のように気楽に読み通してみたい。一方、気楽に読めないのは、『文学論』の論旨に関係しそうだ。文学を楽しみに読むだけでなく、文学は人間社会にとってどんな意味があるのか、留学中から研究したことを学生に講義したので、当時の学生だけでなく、いまの私も当惑する。しかし避けては通れない話題だ。このことのスケールを小さくすると、印象書評でなく、同種の本と相対的に比較したり執筆テクニックも問題にせよという議論にもなる。

『文学論』を少しでも読み進めるためには、ハンディな形態の本(電子図書)が必要。文庫本を買いたいが金がないので、Kindleで国会図書館の全集本を読むことにした。書き込みもなんとか出来る。従来から持っている全集本に書き込みをまとめても良い。Kindleなら寝床でも読める。

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1883297


2021年4月10日土曜日

今度こそ漱石の『文学論』を読むきっかけがつかめそうだ


服部徹也さんの『はじまりの漱石 『文学論』と初期創作の生成』を三軒茶屋の図書カウンターで借りてきた。一年半ほど読みたいと思っていた本だ。

あとがきを読む。

383頁。

漱石の『文学論』……複数の研究者が注目している第四編第八章「間隔論」から読み進めてみると、意外にもすんなりと読み進めることができた(はじめから読まないほうがよい本もある)。

『文学論』では何度も「挫折」しているので、これは有望な示唆である。さっそく第四編第八章から読んでみることにする。そして読めるようなら、『マルジナリアでつかまえて』で山本貴光さんが言っている通り、手軽な文庫本も入手したい。この本の性格上電子書籍も援用するのがよさそうだ。一方、書き込みをしながら読むには紙の本が良い。全集本はあるが、重くて取り扱いが不便。

山本貴光さんによるとPILOTのHITEC-C 0,25mmレッドも必要だそうだ。書き込みのためだ。

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同じく三軒茶屋で借りてきた全集本(岩波書店 第29巻 昭和48年)の斎藤茂吉の「日記」も目を通す。科学者風の記述やスケッチも入っており、読み物として面白そうだ。

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ピコ太郎と遊びすぎて、肩が凝り、腰が痛い。体重が7.5キロあるのに、長時間抱いていたためだ。快い疲れでもある。



2020年11月14日土曜日

『言語の起源 人類の最も偉大な発明』や『エミール』を読みながら乳児と付き合うのは面白い


『言語の起源 人類の最も偉大な発明』(ダニエル・L・エヴェレット 松浦俊輔訳 白揚社)を読み始める。

魅力的な「序」を読んでこう思った。著者の前作『ピダハン』は、言及があれば参照し、後で読むか、読まなくてもいいかも知れない。

『ピダハン 「言語本能」を超える文化と世界観』では、「ダークマター」のなかで、人々がコミュニケーションする様子が言語の面から述べられる。その考えをもとに総合的に(分析的でなく)『言語の起源』を考えるのが本書。(訳者あとがき)

かなり、目からウロコの話になりそうな期待感がある。

100頁を今朝1時間で読めた。かなりのスピード。

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昼のニュース。琴奨菊引退。寂しい!でもよく頑張った!

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NHKラジオ金曜日の高橋源一郎「飛ぶ教室」の再放送をiPadで聴く。子供の教育論。ミル自伝やエミールを読みたくなった。どちらも正規の学校教育は受けなかった話。

三茶へ届け物がある。文庫本の『エミール 上巻』を読みながら行くことにする。晴。暖かい。乳児には窮屈な産着を着せず、なるべく裸に近い状態で自由に手足を動かせるほうが良い。これは、このあとの学校教育への批判に通じそうだ。

三茶の孫の様子を見ると、『エミール』で言われていることは正しそうだ。有能な家庭教師をつける贅沢ができればもっといいが。

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「みんなのつぶやき文学賞」のページ(アドレスは下記)に運営メンバーとしてhiroという名前を登録していただいた😊

明日(11月15日)、プレイベントが17時からあり、同時放映されるそうだ。

https://tbaward.jp/

2020年8月26日水曜日

先延ばししていた免許更新をやっと実現、熱中症に怯えながら

免許更新に二俣川の免許試験センターへ行く。暑い。午後に行ったせいか、普段に比べ空いている。すでに高齢者講習を受けているので、今日は講習はなし。目が悪くなっていたが、なんとかおまけしてもらった。眼鏡のコーティング(ブルーライト軽減用)が、紫色に写ってしまうということで、眼鏡を外して撮られたが、出来上がった写真を見ると、見知らぬ老人が写っている。更新は多分これで最期で、次の機会には返納しようと思う。

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朝、早起きして『頼山陽とその時代』を読む。

もう一度戻って、9頁のまえがきをまた見る。「無数の可能性の中途半端な実現の束が人の一生」とある。10頁には、「事実だけを配列した伝記が面白くなってきた」とある。このあたりに、しみじみと同感している。

167頁。
第三部「山陽の交友」のまえがき。100年前は日本の代表的文学者は山陽だと言われていた。『日本外史』、『日本政記』、『通議』(経済論)を書いたのだから。ところが、「参加の文学者」であり死後に尊皇攘夷派に担がれたが、山陽は実は晩年特に体制主義者だった。

168頁。
森田思軒の『頼山陽及其時代』(国会図書館DLにある)によれば、幾多の朋友の中心点だったという。

169頁。
当時、朋友たちは互いに交際、手紙のやりとりを頻繁にした。交通の不便さがかえって互いの出会いを深めていたと中村真一郎先生は言う。

170頁。
京摂の友人たち。山陽は江戸進出を狙い、20年間京都で準備したのに、江戸に行く直前に病没してしまった。

このあと、友人の羅列。

篠崎小竹(1781〜1851)、処世上のリアリスト。山陽の天才を愛でる秀才。そこを山陽も利用する。人の良いボス。

172頁。
小石元瑞(1784〜1849)、開けた(開けすぎた?)蘭医。

175頁。
浦上春琴(1779〜1846)、父玉堂と同じく、画人。

176頁。
北条霞亭(1780〜1823)、志摩的矢出身。山陽と深い付き合い。同年代。昌平黌を出て1811年に京都に行き、山陽と出会う。二人で京儒を罵る。霞亭は茶山を訪問し、廉塾における山陽の後釜にされる。茶山の姪と結婚させられる。福山藩主が気に入り、江戸へ引き抜く。茶山は失望した。大目付格儒官兼奥詰。古賀穀堂と結んで学術研究団体を作り活躍。結局は優柔不断のうちに死。墓碑銘を書いたのは晩年の山陽。やはり親友だった。

北条霞亭については、まず森鷗外を読まなくてはならない。

185頁。
武元登々庵(1767〜1818)は明日。

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読書途中で見つけたが

『古本年鑑 第2年版』のなかの随筆も面白そう。データももちろん大事だが。

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1868285


2020年8月1日土曜日

中村真一郎『全ての人は過ぎて行く』(新潮社)を読んで堀辰雄の優しさに気づく

『共同幻想論』対談ビデオの書き起こし。ほぼ最後まで来た。残りは質疑応答。と昨日も書いたのだが、もう一日くらいかかりそうだ。最後、マイクの調子が悪くて、話が聞き取りづらく、書き起こしに苦労した。ボリュームをあげてなんとか凌ぐ。

これに関して、内容理解のための参考書として、鈴木三重吉の『古事記物語』(青空文庫)を読んだ。参考になるほど理解したとは言えないが、読み物として非常に面白い。昔観た娯楽映画も思い出す。

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午後は、中村真一郎の『全ての人は過ぎて行く』(新潮社)を読む。前半の「私の履歴書」の部分を読み終えた。

25頁。開成中学に入る。中村真一郎はここで非常な知的刺激を受けた。当時の開成中は、(今の開成を知っているわけではないが、)非常に優秀な教師たちのもとで、先進的な教育をやっていたようだ。生徒の自主性にを伸ばしながら、教師は専門的な研究をしながら、その一端を生徒に講義する。秀才加藤周一は後に府立一中の教育は「空虚」だったと中村真一郎に言って煙に巻く。

53頁。中村真一郎が大学を出て自活の道を探していた時に、阿佐ヶ谷の堀辰雄邸に住んでいたと書いてある。これは知らなかった。そこまで親しかったとは。堀辰雄が中村真一郎の才能を認め、育てようとしていたからだろうか。

94頁。堀辰雄との関係は大学生時代に遡る。本(マンスフィールド)の貸し借りで知り合い、本についての話で急速に親しくなる。堀辰雄は英独仏のの新文学の動向にくわしく、中村真一郎の読書指南役をつとめたという。羨ましいことだ。堀辰雄はもちろん、芥川龍之介に私淑していたが、芥川は師の漱石よりも森鷗外に散文の手本を求めていたので、中村真一郎は鷗外スクールに連なることになるとしてある。

102頁。軽井沢に亡命。これは比喩でなく、室生犀星などは本気で考えていたらしい。日高パーティーという楽しいこともあった。

112頁。芥川は香港から亡命してしまえば、死ななくて済んだのではないかという説。

戦後の話はこの文章にはあまり書かれていない。さしさわりがあったからだろう。中村真一郎の研ぎ澄まされた才能が良い環境で活かされず、生活のために苦労したのが惜しまれる。
そのなかで、中村真一郎の病気からの回復手段として使った「漢詩」の読書に興味を持った。なぜ漢詩だったのか。そこで、『江戸漢詩』(岩波書店)の中古本を注文してしまった。届くまで、中村真一郎が一時憧れたという、吉川幸次郎の『漱石詩注』(岩波新書)を読んで予習しておこう。

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コロナ禍や 真っ只中に 梅雨明ける。

2020年7月27日月曜日

『共同幻想論』はまだ理解できないが自分にとっての存在感が増してきた

『共同幻想論』ビデオの書き起こし、6日目。7分間分くらいやる。

今日の部分のなかから、鹿島さんの言っていること(に近いこと)を、文責、私で書き出してみる。

「吉本が『共同幻想論』をそもそも書き始めたきっかけの原体験は、おっしゃっていたように、終戦のですね、8月15日、あの時の大ショックですね。あれがなぜ大ショックだったかというと、確かに負けたというのでそのあと、吉本は、昨日まで聖戦遂行と、ガンバレ一億玉砕と叫んで、例えば高村光太郎のような人がその敗戦後しばらく経ったら、これから文化国家の建設だと言っている、なんでこんなことができるんだ、この神経というのは一体どこから来るのだ、ということを言っている。

吉本の考えていた社会というのは、伝統的社会のものですね。だけれども国の上の方の人間は国家理性で、昨日までは鬼畜米英ですけれども、明日からは日米親善で行きますという風なことができてしまう。これは一体どうなっているのか、というのがそもそもの出発点なのではないか。

だからそこでですね、吉本は個人幻想と共同幻想は逆立する、あれ「さかだち」と読むのじゃなくて「ぎゃくりつ」と読まなければいけないので、逆立する、つまり個人幻想はそれぞれの人間がいろいろ持っているけれども、必ず共同幻想のレベルになってしまうと個人幻想とはひっくり返った形で、レベルが違う段階に入ってしまうという、そのレベルの新旧の繰り上げみたいなところを研究するのがこの『共同幻想論』ということなんだと思うんですけれども、吉本的なこの逆立と言うんですか、ひっくりかえる、あるいはレベルをあげてしまうというところが、これはやっぱり難しいですね。僕はまたもう1回しっかり読んでいるんですけれども、なかなかそう簡単には分からない。」

鹿島さんが「わからない」とおっしゃるのとはレベルがちがうが、やはり私もわからない。ただし、『共同幻想論』はなにを解明しようとして書かれたのは、少しずつ呑み込めてきた(ような気がする)。



*

終息が見えないコロナ禍のなかの、われわれの行く先はどこなのか。そしてそこに到達しようとしたときに、どのような世の中になるのかは、全く見えない。見えないが、終戦後のような混乱をさけるためには、個人が個人の頭でしっかり考えて、個人で考えたことを実行に移さなくてはいけなさそうだ。

***

『蝸牛庵訪問記』(岩波書店)を読み続ける。小林勇の文章は非文学的で見聞の羅列だけなのだが、かえって露伴の日記を読むような気分になってきて、面白く読める。小林勇は、百鬼園のことを書き綴る平山三郎的だ、平山三郎のほうが文章は格段にうまいのだが、それぞれの「先生」との付き合い方がそっくりだ。

2020年7月23日木曜日

『アメリア・イヤハート最後の飛行』(新潮文庫)を読み終えた。軍の言うことをきいてしまったアメリアの末路は悲しい。

吉本隆明『共同幻想論』の対談、次の10分を文字起こしした。

先崎さんが鹿島さんのイントロを受ける。吉本は戦争体験の後20年考えて『共同幻想論』を書いた。国家は共同幻想の一つで、文学を志す人間には個人幻想がある。国家の起源のなりたちに「対幻想」つまり家族の問題をいれたのは、この本の肝であるという。
鹿島さんは、個人にとっては家族は一つしかない、するとどうしても家族にとらわれて考えてしまう。『マチウ書試論』では、個人の自由意志よりも家族の関係性の束縛が強いと言っている。
先崎さん:関係の絶対性は、スターリニズムに対抗するものとしては肯定できるが、我々をがんじがらめにすると言う意味で否定したい。
鹿島:「対幻想」に話を戻すと、エンゲルスの『家族・私有財産・国家の起源』と比べて考えると面白い。

***

なるほど、こんなことを言っておられたのか。エンゲルスも簡単に勉強しないと……上っ面は学生時代に読んだはずだが、理解していなかった。


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『アメリア・イヤハート最後の飛行』(新潮文庫)を読み終えた。アメリアの乗機は墜落したのか、不時着したのか、彼女は生き延びたのか、そうならどこに行ったのか、この本の著者が推理するように、「ルーズベルトのスパイ」として日本軍に逮捕されたのか……謎は深まる。これを読んだら、太平洋戦争の背景が少し見えてきた。深入りするかアメリアのことだけ追求するか決めなくてはならない。

Amelia Earhart standing in front of the Lockheed Electra in which she disappeared in July 1937.
出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)



2020年7月21日火曜日

吉本隆明の勉強をしてみよう



昨夜の月刊ALL REVIEWSの対談、内容にさっぱり歯が立たなかった。悔しいので、勉強してみることにした。

まずは、昨夜のYouTubeビデオ(友の会会員特典)を見直す。あらっぽく文字起こしをしてもいい。(私以外の(T_T) )チャットの発言も参考にする。

文字起こしをしながら、以下に眼を通す。
(1)『新版 吉本隆明 1968』(平凡社)
https://allreviews.jp/review/1821
これのKindle版買った。『吉本隆明1968 (平凡社新書459)』

(2)『吉本隆明『共同幻想論』 2020年7月 (NHK100分de名著) 』
https://www.amazon.co.jp/dp/414223112X/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_fqTfFbMJ4W2VA

(参考)100分 de 名著 共同幻想論に関するNHKのページ。
https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/99_yoshimoto/index.html

(3)発掘した本。昭和47年版の講談社「現代の文学」シリーズの一冊(22巻)が『吉本隆明集』
これを開けてみると、「高村光太郎」、「高村光太郎小論集」、「転向論」などには義父が赤鉛筆で傍線を引いた箇所がある。これらは手がかりになりそう。

(4)図書館で予約中の本。『吉本隆明全集 22』 。これは1985-1989の書評を集めたもの。

(5)『ちくま』に連載中の鹿島先生の『吉本隆明2019』も、捜して読みたい。

頭のどこかで、いまさら吉本隆明かと言う声が聞こえるのが、障害になる。調べれば、面白くなると自分に言い聞かせる。

2020年7月17日金曜日

読書、読書、読書

今日は読書できた。

『笑ふ人』は300頁まで進む。相変わらずディテールの記述が多いので、かなりななめ読み。とばすと本筋の理解が浅くなる。そして、われわれ後世の読者にとっては枝葉末節と思われる、たとえば英国宮廷内の諸事情は、当時の読者からすると、今でいうと週刊誌の娯楽記事を読むような感じで実は面白かったのではないかと考えた。でないと、ユーゴーが売れっ子作家にならない。

ともかく、笑ふ人と少女は成長した。

***

7月20日にある月刊ALL REVIEWSの課題本、『共同幻想論』(吉本隆明)だが、YouTubeを観て視聴レポートを書こうと思い立ったので、マジメに探すことにした。本の所在がどこか夜考えながら眠り、今朝起きたらひらめいた。義父(かなり前に亡くなっている)の蔵書を少し譲り受けたがその中だ。段ボール箱を開けていたら、二箱目で見つかった。昭和47年版の講談社「現代の文学」シリーズの一冊が吉本隆明集だった。目次は以下の通り。
*
共同幻想論
高村光太郎
高村光太郎小論集
マチウ書試論
丸山真男論
転向論
埴谷雄高
*






この他、『吉本隆明1968』(鹿島茂)と、『NHK 100分 de 名著 吉本隆明『共同幻想論』』をKindle本で購入。全部目を通せるかが問題。

他に、明日の夜のオンライン読書会の課題本『ファンベース』も読むべし。半分までは来ていて先は見えているが。

もう一つ、来週早々のメルマガ巻頭言を書くために、村上春樹さんの『猫を棄てる』を読み直すべし。

嬉しい悲鳴。

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でも、図書館からまた新しく9冊借りてきた。躁状態かも。

2020年4月15日水曜日

「隠者の文学」をキーワードとして記憶をたどってみた



たまたまなのだが、『辻邦生のために』(辻佐保子 中公文庫)をめくってみたら、25頁に

八四年に、コレージュ・ド・フランスで「隠者の文学」について講演をする…

とあった。これを五年ほど前に読んでいたので、昨年秋に古本屋さんの店頭で『陰者の文学』(石田義貞)を買ってしまったのだろう。おもしろい潜在意識(実はかすかな古い記憶)の導き。

そこで、記憶を補助するために書いてある自分のブログを検索してみるとこんな記事があった。
https://hfukuchi.blogspot.com/2017/11/blog-post_9.html

これらをきっかけに、今朝見つけた論文(クリックするとpdfがダウンロードされますのでご注意)
『辻邦生とパリ――1984 年~ 85 年パリ第三大学における日本文学論講義史料を中心に』によると、


…パリ 講義と講演 草稿 一九八四-八五年Ⓢ」と妻佐保子の筆跡でペン書きされている。表紙には、縦書きで「1 隠者の文学// 2 Le romancier face à ses personnages / 3 日本の美の根底にあるもの/ 4 日本の批評の現状 (1984-85)Ⓢ 」と佐保子の筆跡で書かれており、…

辻邦生の講義甩タイプ原稿の冒頭は
Je vais vous donner un cycle de sept conférences portant le titre “ De la vérité de la littérature de la vie cachée - la parole à l’épreuve de la solitude : Saïgyô et Bashô. ”

とあるので、私としても西行と芭蕉の関連は勉強しなくてはならない。

2020年4月12日日曜日

『隠者の文学―苦悶する美―』(石田義貞)は今読むのがふさわしい

『隠者の文学―苦悶する美―』(石田義貞 1968年 塙新書)を読み始めた。面白くなり、半分以上(144頁まで)進んだ。


上はいま手に入りやすいと思える講談社学術文庫版の書影。

私が購入したのはこれ。

https://www.amazon.co.jp/dp/B000JA57QS/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_RtPKEb4RNKT43

この本は、昨年秋ALL REVIEWSのオフ会で神保町に行った時、どこかの古本店頭の均一本棚で買ったと思う。
石田義貞の経歴がすごい。1890年生まれ。苦学したあと、かなり高年齢になってから昭和女子大教授になった。

中世隠者が多く登場する。隠者のおこないのうち、美の追求を伴うのが隠遁であると、石田義貞は書いている(ようだ)。隠居老人を目指す私には良い行動の指針だ。したがってメモをとって勉強してみることにした。

隠遁を考えるための「参考書」がたくさん例示される。たとえば……

10頁。『撰集抄』。人間を捨て、結果として号泣に満ちているのだと。当初、西行の自作と思われていたが、後には西行を仮託した作品だと言われているらしい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%92%B0%E9%9B%86%E6%8A%84

なお、同じ10頁にマックス・プランクが量子論を考える上で「人間離脱」(つまり常識からの離脱)が必要だと述べているということを挙げている……(*^^*)。

*

18頁。「隠者ということばの使用範囲」は以下のとおりだそうだ。なかなか好ましい分類。
A類。世間を捨てて仏教信仰にはいる。
(1)聖(ひじり)
(2)隠遁者
(3)俗に近い遁世者
B類。正業をすてて芸道にかくれ、または自由の逸民となるもの。
(1)主として芸道にかくれる
(2)世のすねもの、あぶれもの、遊び人、やくざ、博奕打、河原者等

Aの例。
19頁。『源家長日記』の慈円の項。僧侶もさらに隠遁。
西行のことば「すてたれどかくれて住まぬ人になればなほ世にあるに似たるなりけり」つまり隠れることが必須条件だ。

『徒然草』の「京に具覚坊とてなまめきたる」遁世者。「信濃前司行長」。

Bの例。
20頁。同朋衆。連歌師。茶人。西鶴の『近世優隠者』のやくざ、遊びにん。

*

隠者文学。(21頁)
広義の隠者文学:広範、折口信夫は中世文学すべてを隠者文学と考えた。『女房文学から隠者文学へ』
https://www.aozora.gr.jp/cards/000933/card46958.html

22頁。狭義の隠者文学は隠遁詩人によるもの。「隠の生命がみずからを表現した文学」。その三様式は……
(1)西行様式。対象は大自然・万有・存在。
これはその後、隠者文学芸道の主流として継承される。
(2)長明様式。対象は自己の生活。
心敬の『ひとりごと』、宗長の『宇津山記』、芭蕉の『幻住庵記』・『嵯峨日記』に継承される。
(3)兼好様式。対象は人間生活。
ほとんど継承されていない。