以前勤めていた会社で社員の教育係をしたことが有る。親会社(米国の)から講師を呼んで、数日間の開発標準の研修を行った。講師が2日目に腹が痛くなったという。昨夜のTENPURAがいけなかったか?と訊いたら、No!!!質問が皆無だからだよと言う。
質問がないのは聞き手が分かってないからで、自分の話が下手で分かってもらえないのかと悩んだストレスが腸に働いたらしい。実は分かってないのではなく英語で質問するのが面倒だからだと弁解しておいた。君の話はよく分かるよ。
でも講師君はまだ不安そうな顔をしていた。米国のような多国籍の国では人と人とのコミュニケーションが大切なのだろう。話が通じないとミサイルをぶっ放しかねないお国柄だからか。
それは極端な話だが、質問してくれないと、講師がやりにくいのは日本でもまったく同じだろう。
講師とはちょっと違うが、AB首相が答弁の際に野次が飛ぶと怒ったふりをしながら実は喜んでいるのも、同じような話だ。反応のないときには人は話がうまくできなくなる。
FB(フィードバック)はそんな意味で重要だ。FB(フェイスブック)にも、FB(フィードバック、ああ面倒くさい)のためにいいねなどのボタンやコメント付けの機能がある。いいねしてもらったり、あるいはコメントがつくと話が「発展」する。ときには、最初に意図しなかった方に議論がススムくんになって楽しくなる。
極端に言うといいね!ではなくてひどいね!でも、言い出しっぺにとっては役に立つ。さきのAB首相の例はまさにそれだ。
FBといえば、アマチュア無線の界隈のかたはファインビジネスを思い出すだろう。受信状態が良いと言うことをFBと表現したりするようだ。
アンプを作る人はNFB回路を知っている。ネガティブ・フィードバック。抵抗一つを介して出力信号を元の回路に戻してやると音質が飛躍的に向上する(ことがある)。でもうまく調節しないとかえってひどい音になる。
ワインバーグ先生は自分にとって耳の痛い話(ネガティブ・フィードバックだ!)は、自分への励ましと捉えればいいとおっしゃった(気がする)。これが、達人のFB(フィードバック)への対処法だ。NFB(ネガティブ・フィードバック)をFB(ファインビジネス)への糧にする。スバラシイ。
ワインバーグ先生の域に達するのは普通難しい。私淑する(以前の職場の)先生は、NFBを無視する方法を伝授してくれた。問題解決の一番簡単な方法は無視しちまうことだ。研修の評価などほっておいて早く飲みに行こう。
素晴らしい!!
でもやはりFB(フェイスブック)でいいねしてもらうのはうれしいですね。このブログにもコメント機能があるので、皆様よろしく。 #これが言いたかっただけか
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