2020年6月8日月曜日

『ガーンジー島の読書会 下』を一気読みした



『ガーンジー島の読書会 下』、昨日借り出したばかりだが、今日一気に読み終えた。

3頁。島の暮らしは主人公の創作意欲をかきたてる。ユゴーもそうだったという。

17頁。『自省録』は心配し過ぎの婆さまのようなマルクスが書いたと、読書会でメンバーが言い出す。

#この間、恋愛模様が続く。ここはあとで映画を見たほうがよい。

110頁。主人公と親しい読書会メンバーが祖母から受け継いだスバラシイお宝が披露される。親に猫を棄てられて悲しむ子ども(つまり祖母)に、偶然であった紳士が子どもを慰めるために送ってくれた手紙。手紙には生まれ変わった猫の活躍が書いてあった。紳士は「銀筆」を持っていて子どもの住所をメモしていった。この紳士は後に、オスカー・ワイルドだったとわかる。

#銀筆が欲しくなった。もちろんオスカー・ワイルドも読んでみたくなった。

144頁。小型の革装版リルケ詩集が「発見」される。

147頁。ドージーの書棚にある本。ディケンズ、マーク・トウェイン、バルザック、ボズウェル、リー・ハント、『サー・ロジャー・ド・コヴァリー・ペーパーズ』、アン・ブロンテの小説と「主人公の書いた伝記」。

167頁。
「物語ははじまりを描くもの…」

175頁、訳者あとがき。
「戦争という過酷な現実……を乗り越えるために何よりも助けになったのは、仲間たちのあいだに通う愛情、知恵やユーモア、より高きものに対する憧れ、そして読書でした。」

0 件のコメント: