2020年6月23日火曜日

読書という意味からは実り多い一日



『サガンという生き方』(新人物文庫 Kindle版)を、Unlimitedで入手して読んでみた。120頁の本なので、明け方に2時間ほどで読めた。なかなか面白かった。ただし、そこで気づいたのは、自分はサガンの著書をほとんど読んでいないということだ。
『悲しみよこんにちは』 、『ある微笑』、『一年ののち』、『ブラームスはお好き』までは翻訳ではあるがマジメに読んだ。その後の小説は読んでいない。どうも学生時代に新潮社の世界文学全集(黄色い箱の)で、読んだだけらしい。割と最近になって、『私自身のための優しい回想』などを読んだが、それ以外は読んだ記憶がない。

これではいけないと、とりあえず『心の青あざ』(新潮文庫)を注文した。図書館で評伝、『サガン 疾走する生』を借りる手配もした。若くして有名になってしまったサガンが、その後の作家人生をどう生きたのかにも興味がある。もちろん、その前に昔熱中した作家のその後の作品を読んでみたいというのが主なる目的だ。彼女の日記的なものがないのか捜してみたい。

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(極限状態での)読書会というテーマを考えていて、日本の昔の状況がもっと知りたくなる。そもそも読書会ってあったのかという素朴過ぎる疑問を持って、調べていたら、「会読」という日本風の読書会があるらしいことに気づいた。福沢諭吉たちが洪庵塾でやっていたのは、厳しい形での会読ということになるらしい。『江戸の読書会 会読の思想史』(平凡社選書)というのを借りてみることにした。


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昼過ぎにしばらくぶりで青葉台に行き、『三体 2 上下』を買ってきた。


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