2010年4月12日月曜日

コミュニケーションの基本は相手の立場の理解

 研修の障害の第一は、相手が(講師からは受講者、受講者からは講師や他の受講者)なんでそんなことを言っているのか理解せずに、言葉面だけを理解(記憶)しようとすること。
 これをさけるために、講師は通常まず自分の紹介と称して自分の立場を説明する。いわく「XXのコンサルをこんな形でやっているのでこのコースのテーマに関してはこんな興味を持っており、今日はこのような視点でしゃべりたい。」
 次に研修のテーマの概略とその目的を説明し、研修で学ぶ項目(目標)を説明し、参加者の前提知識と受講後の達成レベルを述べる。ここまでは基本なので、これをやらない講師ならそこで席を立ってもよい。(でも受講料は払ってるので無理ですが。)
 講師側は、受講者に自己紹介をやらせたり、初期の質問をしたりして、受講者のプロフィールを探ります。これも基本技。
 受講者としても質問の前に、自分の立場を簡単に説明した上で、疑問点を聞くのが効率的です。いきなり質問をしていきなり答えようとするとほぼ間違いなく、とんちんかんな応答になります。
 多分このような事は、教場にいるのでわかる事であって、実際の仕事の場でのコミュニケーションでは程度を問わなければ行き違いが毎回起きていると思わなければなりません。不幸な行き違いを防ぐ一助としてまずは研修の場で基本を確認しながら話を進めましょう。

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