2017年6月26日月曜日

もちろん植草さんの青春映画は古い

 私はヌーベルバーグが好きだったが、その前にアラン・ドロンやイブ・モンタンが居た。それよりも古い映画を植草さんは紹介している。

 植草甚一スクラップブック29巻 「シネマディクトJの映画散歩 フランス編」 1978年 晶文社



 目次です。

1 ジャン・コクトーとともに 9(ページ)
 ぼくの友だちの若い詩人が……
 「恐るべき親達」について考えてみよう
 映画の詩人ジャン・コクトー
 コクトーの「美女と野獣」を見た日
 「オルフェの遺言」への手がかり
 コクトー雑談
  ジャン・コクトーが喋りまくった
  クロード・モーリアックの日記を読むと
  コクトー没後十年目の再評価
2 フランス映画のリアリズム 69
 フランス映画の傾向と心理的リアリズム
 オータン=ララの「肉体の悪魔」にはすっかり感心した
 「ボルジア家の毒薬」の周辺
 「狂熱の孤独」の与える感銘と興奮
 アンドレ・カイヤットの「両面の鏡」
 新人イヴ・シアンピの大胆な演出ーー「悪の決算」を見る
 「太陽のはらわた」はハードボイルド派の寓話のようだ
 三つのオムニバス映画について
  「二百万人還る」
  「七つの大罪」
  「新・七つの大罪」
3 ぼくの好きな四人の監督 155
 ジュリアン・デュヴィヴィエ
 デュヴィヴィエと会った夜
 「逃亡者」
 「埋もれた青春」
 「フランス式十戒」
 マックス・オフュルス
 「輪舞」
 「快楽」
 「たそがれ女心」
 ルネ・クレマン
 ルネ・クレマンのこと
 「禁じられた遊び」
 「しのび逢い」
 「太陽がいっぱい」
 マルセル・カルネ
 マルセル・カルネの世界
 「天井桟敷の人々」
 「愛人ジュリエット」
 「嘆きのテレーズ」
解説 :なつかしい映画散歩 飯島正
初出一覧

 植草さんの青春映画ばかりが並んでいる。コクトーには心酔したようだ。アラン・ドロンは有望若手として取り上げられているにすぎません。

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 ベランダのサンパラソルが咲き始めた


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