2018年11月6日火曜日

宇宙旅行には夢で行くのが良さそうだ、超光速で行ける

 曇り時々雨の悪天候。気が滅入りそうになるが仕事を再開して元気を出そう。

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 校正の11月分を開始。山崎正和さんの書評を校正してみることにした。小松左京センセイの「アメリカの壁」に関する対談形式の書評記事を選んだ。校正用の文章と元ネタの記事PDFを上に打ち出して眺めた。そして「アメリカの壁」は、去年のブログによると(2月2日に注文したと書いてあった)、中古で買って呼んだはずなので、納戸部屋で探し出してきた。



 とりあえず、立ち机に書見台代わりの板をセット(箪笥の引き出しにはめ込む)して、原稿や本を並べた。一渡り読んで20箇所くらい訂正箇所を発見。残り作業は明日にまわす。
 この「アメリカの壁」は作品集で、表題作の次に「眠りと旅と夢」という、面白そうな作品が収録されていると書評に書いてあった。

 読んでみた。非常に面白い。南米で発見された1200年前のミイラの脳がまだ「生きて」いて、深宇宙に旅する「夢」を見ていたという筋書き。小松左京センセイのアイディア力に感服。

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 「意識は傍観者である」をますます快調に読み進めている。自転車に乗れないうちは、どうすれば乗れるようになるか「意識」を働かせるが、一旦乗れるようになると、他のことを考えながら走れるようになる。
 ヒヨコの雌雄鑑別の修行には名人に弟子入りするが、分析的には教えないそうだ。弟子にやらせて、名人は違うときだけフィードバックする。しばらくすると鑑別できるようになるが、どこが違うかという説明はいつまでもできない。
 亡くなった父親の笑い方や話し方を他人に説明できなくても、昔の写真や録音を聞くと、子供はすぐに父親のものと判別できる。

 これらは本に書いてあった例だが、その通りだなと思わせる。

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 今朝、悪夢を見て目を覚まし、また寝ると同じような夢を見そうなので、ビデオを観ることにした。「フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ」、第一話を見た。夢を介して別世界と行き来する(ただし人格は変わり、性別も変わる)話。これも少し気味が悪かったが、その後寝たら怖い夢は見なかった。



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