2022年3月15日火曜日

PASSAGE by ALL REVIEWS一棚店主の書棚経営の根本は「選書」、コツは「楽しんでやること」でしょうね

 PASSAGE by ALL REVIEWSのBOOKS HIROの書棚への新規補充を考慮したい本たちを考えた。

  1. 多和田葉子『言葉と歩く日記』(岩波新書) 
  2. 加藤周一『羊の歌』(岩波新書)
  3. ヘイエルダール『コンティキ号探検記』(筑摩叢書) (手持ち)
  4. ヘイエルダール『葦舟ラー号航海記』(草思社) (手持ち)
  5. 辻邦生『パリの手記』

書棚から探しだした。


(1)神谷美恵子『若き日の日記』(みすず書房) 可 600円?

売り文句の原案(ブログから拾った)←オンラインで売ろうとするとこれを考えて商品説明に書き込むことが大切だろう。

296頁。1945年5月19日。「フランス式随筆的でよい。どんどん題目をとらえて書いて行こう。読書も書くための勉強にしよう。そうすれば生きて来る。身につく。ディレッタントでなくなる。」

(2)池波正太郎『池波正太郎の銀座日記(全)』(新潮文庫) 可 400円?

売り文句の原案(ブログから拾った)

池波先生の日記は年寄りには参考になることが多い。仕事の仕方だけでなく、健康管理、ものの考え方、生き方全般に。だから繰り返してこの文庫本を読んでいる。本体からはがれそうなページもいくつもある。そして、この日記の後半では先生の体力、気力が少しづつ衰えていくのが読み取れて、切なくなる。最後まで読み切ることが難しくなってきた。身につまされるとはこのことか。

(3)堀江敏幸『河岸忘日抄』(新潮文庫) 可 400円

売り文句の原案(ブログから拾った)

今回は鷲田清一さんの解説をじっくり読んだ。「ためらい、あとずさり、尻込み」を切り捨てる社会のなかで、「たゆたえど沈まぬ」船に住み、ゆっくりとしかし異国の世界で迷いながら生活する。その主人公の心の動きを精密に書き綴る。この職人技がこの本の特徴であろうという意味のことおっしゃる。「移動祝祭日」ならぬ、「河岸忘日抄」。リアルな日記もいいが、このような小説体の文章もいい。

(#すると『移動祝祭日』も? 英文のを出すか?)

(4)須賀敦子『須賀敦子全集 第7巻』(河出文庫)可 500円

売り文句の原案

???

***

夕方、「PASSAGEオンライン販売希望」を指定フォームで送付した。


棚主としてどう行動すればよいかが、まだ良くわからない。下記のミーティングはその解決のための第一歩になるだろう。こんなときは、わからないという状況とそこから抜け出す過程を楽しむことが重要だ。あわてず、確実に。

以下、棚主宛メールの引用

◆PASSAGE棚主オンラインミートアップ

上記名称はアレですが、1ヶ月を記念して、一堂に会しましょう!というやつです。

・4/1(金)20:00-21:30予定

・鹿島茂さんによる乾杯の挨拶(10分)

・棚主自己紹介(1人30秒程度)

・参加想定:書評家棚主、一般棚主混合でおよそ100名程度

・途中参加/途中抜けOK、サウンドオンリーでの参加OK

(ZOOM用のURL)

ほか、通りごとの交流会のお知らせは今週中にいたします。

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