2022年3月2日水曜日

PASSAGE by ALL REVIEWSが午後3時開店、素人のお手伝い顛末記

 PASSAGE by ALL REVIEWS開店の日。すずらん通りのお店には10時過ぎに到着。

本日入荷の書籍の登録や、会計業務の練習、お客様ご案内の役割分担など慌ただしくすすめ、10分で昼食をとり、(私はまた月見そば!、)新聞社などの取材を受ける鹿島茂さんの話を一緒にうかがいながら開店を待つ。

午後3時開店。混雑を避けるために15分おきに少数のご予約客様だけ入店をお願いする。あらかじめ、Twitteや店頭の張り紙などでこの件はお知らせしていたが、すべての方には行き届かず、事情をご存じないお客様にはご不便をおかけしたかもしれない。

ともかく、ご予約のお客様にはこのお店を気に入っていただけたと思う。順調に本は売れた。それよりも、いらっしゃったお客様や棚主の皆さまとお話するのがなにより楽しかった。お店自体の評価はとてもよかったと思う。

恥ずかしいがあえて言う。この書店(「書店」というコトバ自体使うべきではないと感じる、なにしろここはPASSAGEなのだから。鹿島茂さんが最初の案で出した「日曜本屋」のほうがわかりやすかったかも)のコンセプトが、自分の中でも明確になっていない。自分の愛する本を持ち寄って、他の人や、未知の人に届けフィードバックを受ける。そこに広い意味のコミュニケーションが成立するというコンセプトが、単なる本の売買という経済行為に飲み込まれてしまうとまずいことになる。幸い、ほとんどのお客様と棚主様は私以上にこのことを深く理解してお店にいらっしゃるので、大きなトラブルは発生しない。すくなくとも今日は……

6時をすぎると足が棒のようになってきた。夜7時、最後のお客様を送り出し、一日の反省ミーティングで、いくつかの問題点を話し合った後、残っていた3人のメンバーで、サイゼリヤに行き打ち上げ。ビールとワインで乾杯。

達成感を味わった後のアルコールはよく効き、酒を飲まない若いS君のほうに向けてワイングラスを倒してしまった。少し彼の膝も濡れたと思う。あらためてお詫びします。スミマセン。

帰りの電車で、記念に買った高遠弘美先生のサイン本『乳いろの花の庭から』(ふらんす堂)を読もうと思っていたが、すぐ眠くなってしまい、気がついたら最寄り駅に着いていた。


眠いが、少しこの本を読み、明日に備えて6時間は眠りたい。

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