2022年3月12日土曜日

高遠弘美先生の最終講義をZOOMで途中まで受講

高遠弘美先生の最終講義をZOOMで受講。新型コロナウイルスのおかげ、というと語弊があるが、ともかくリモートでやっていただけたので、われわれ一般人も受講できる。一昨年の沼野充義先生の「最終講義」もそうだったが、読書の奥義につき、非常に含蓄のあるお話を伺えて、嬉しい限りである。そして、少し前からTwitterで高遠先生ご自身が発表されていたこと、市河晴子の随筆(旅行記)集が今年中に、高遠先生の編集・解説で出るとのご発表にますます歓喜の念が湧いた。

実は、今日は土曜日で孫の世話をやきに行く日だった。孫の機嫌をうかがいながら、講義開始後一時間は視聴できたのだが、そのころから孫がぐずりだし、途中で聴き続けるのを断念せざるを得なかった。残念だが、後日なんらかの形で録画ビデオが公開されるということなので、これで埋め合わせをつけたい。質疑応答も一時間あったというので、これもぜひ拝聴したいものだ。

PASSAGE by ALL REVIEWSにはもちろん行くことは出来なかった。Twitterで皆がやり取りしているのを傍受しただけ。ちょっとさみしいが、店の運営だけでなく、棚主さんや本の購入者さんもふくめたコミュニケーションが活発で、こちらも嬉しくなった。

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行き帰りの電車でかろうじて読書をする。先日神保町の小宮山書店で購入した『海図と航海日誌』(池澤夏樹 スイッチ・パブリッシング)を50頁ほど読む。

10頁。

書物の海を航海してきた自分であり、その記録、数冊の航海日誌としての精神史がある。

すると、この本も「日記文学」のひとつとして、PASSAGEの書棚に入れても良さそうだ。





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