2017年12月7日木曜日

インターネットマガジン創刊号の時代を懐かしむなど

 インプレスが一号限りの「iNTERNET magazine Reboot」というムックを11月に出している。インターネットマガジン創刊号復刻版が付録でついているらしい。

 この雑誌はずっと購読していたが、場所を取るし重いしで、残念ながらバックナンバーは捨ててしまった。でも創刊号だけ記念にとってある。1994年10月号。



 パソコン通信から入ったが、インターネットとパソコンは高価な趣味だった。仕事に使えるとは当時思っていなかった。それだけに純粋に楽しかった。

 創刊号をめくってみると非常に懐かしい。このころのワクワクする気持ちの思い出は貴重だ。

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 佐藤優さんの本のなかから、「国家と神とマルクス」(2007年 角川文庫)を取り出して読み始めた。
 


 12ページ。「(事務次官の)決裁書の原本が外務省からなくなっている。」とある。このような手口はいつから始まったのか。

 24ページ。(小泉改革は)ファシズムではなくボナパルティズムという柄谷行人氏の意見を紹介している。(「<戦前>の思考」)
 そして、小泉政権になって確かに自民党が壊れ権力が官邸に集中した。#これは今も変わらない。

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 辻邦生先生の「雲の宴」(1987年 朝日新聞社)も読み始めた。冒頭のミッテラン政権誕生時のパリの熱狂の描写が興味深い。が、この小説をいままで読むのをためらっていた理由…通俗的…は当たっていた。でも驚くほどすらすら読めるので、その意味で(逆に)評価できるかもしれない。ともかくこの一年位で辻邦生先生の著作は手に入るかぎりは読んでおきたい。

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