2019年8月15日木曜日

『創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで』を読んでも凡人の自分には創造はムリ

『創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで』(松本卓也 2019年 講談社)を読み始めた。きっかけは、漱石・ロンブローゾ(『天才論』)あたりにある。今思いついたが、『魔の山』もそうなのだろう。

書いてあることは分かるような気がするし、すらすら読めるのだが、本を閉じると、何が書いてあったのか忘れている。狂気度が足りないのだろう。予備知識もない…

仕方ないので、普段はやらないが、メモを取ることにした。

「はじめに」。「クレイジー」なジョブスの例が顕著なのだが、「創造性と狂気は紙一重。これはジョブスの師、ブッシュネルの主張。西洋思想史をたどると、プラトンやアリストテレスの時代から、この考え方は存在する。

「第一章 創造と狂気の関係を問う」。「クレイジー」な、つまり病的ではない(ジョブスのような)人だけではなく、実際に精神障害を患っていた人々にも、優れた創造性はある。精神病には「プラスの恩恵」がある。たとえば、草間彌生さん。統合失調症の症状を持つ。このあたり、「病跡学」で研究された。例、ヤスパース。そしてロンブローゾ。

「第二章 プラトン」。プラトンはおそらく「はじめて」「創造と狂気」という問題を考えて、書いた(話した?)。『イオン』、『パイドロス』。

なるほど。(わかったつもり…。)

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午後、息子様夫妻がいらしたので、スキヤキなどごちそうする。おみやげの農口研究所(正しくは「農口尚彦研究所 純米 無濾過生原酒 五百万石 2018 720ml」がうまい。イタリア産とか言うブルーチーズ(これもお土産 )を合間にかじるともっとうまい。

一方、物置部屋の荷物(本人の)を片付けてとお願いしたが、結果的にはエントロピーが増加しただけ(T_T)

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