2021年4月28日水曜日

今日も天文学の日、そして「最強の科学思想」という進化論も

こんどの巻頭言執筆の参考にする。

Interview With an Author: Emily Levesque

https://www.lapl.org/collections-resources/blogs/lapl/interview-author-emily-levesque


一部を引用:

あなたの人生を変えた一冊はありますか?

カール・セーガンの『コンタクト』です。プロの天文学者の生き生きとした世界が描かれていて、信じられないような発見をしたときに現場で働くのはどんな感じだろうと想像するのに役立ちました。ページが抜け落ちたボロボロのオリジナル本を今でも持っていて、大人になってから何十回も読み返したと思います。

あなたがいつも聞かれたいと思っているのに、一度も聞かれたことのない質問は何ですか?あなたの答えは何ですか?

"If you snap your fingers and have any job besides scientist, what would it be?" 天文学をはじめとする科学は、非常に情熱的で変わった職業であり、それがその人のアイデンティティのすべてのように思えることがよくあります。しかし、もし人々が科学者に他の仕事をしたいかと尋ねたら、驚くほどさまざまな答えが返ってくると思います。私が知っている科学者の多くは、深い芸術性と創造性を持ち、才能あるアスリートでもあり、工作や料理、ジャグリングが好きな人たちです。私は、ワシントン大学のオーケストラでバイオリンを弾いていたり、演劇少年だったりと、演奏家としてのバックグラウンドを持っていますが、科学の「演奏」の部分には特に魅力を感じています。大勢の人を前にしたライブトークで、言葉、絵、音、ジョークなどあらゆるものを駆使して、お客さまの興味を引き、物語を語ることで科学を教えていくことが好きなのです。そういう意味で、もし科学以外の仕事に就くとしたら、プロの映画製作に携わりたいと思っています。脚本家や監督など、このメディアで自由に使える膨大なツールを使ってストーリーを作り上げる仕事です

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳した。なかなかうまく訳していると思う。

Cecilia Payne-Gaposchkinの、Eddingtonと天文学への傾倒ぶりがすごい。『An autobiography…』の117頁以降にその記述がある。そしてラザフォードの講義に出席した女性は彼女ひとりだけだった。後に、彼女は自由に研究できる環境を求めて、1923年にアメリカに渡ることになる。

***


吉川浩満さんの『理不尽な進化』(朝日出版社)を読みはじめる。

17頁。

進化論にかかれば、宇宙も宇宙論も「進化」する事物の一員という、数あるレパートリーのひとつにすぎない……進化論は史上最強の科学思想だ。

あとがき。

私は自分で掘った穴を自分で埋めるようなやり方で本を書くのだ。はじめに躓きがある。原因を探るために地面を掘り返すのだが、土を掘り返したところでそれが見つかるわけではない。躓いたのは地表においてなのだから。そこで今度は掘り返した土を埋め戻すことになる。……その埋め戻し分が書き物になる……

ここには非常に同感を覚える。他人が見たら読まなくてもいいような本をひたすら読むのはこんなことが原因なのだろう。

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