2021年4月12日月曜日

「常識」を疑わないのは怠慢でもある

会員となっている「デジタル・ケイブ」の四月イベント【川端裕人さんと読む『「色のふしぎ」と不思議な社会』】のアーカイブ動画を視聴。(視聴できるのは会員のみです。)

「デジタル・ケイブ」のページでの紹介は以下の通り。

新刊『「色のふしぎ」と不思議な社会』を上梓された川端裕人さんをお招きし、色覚の多様性について、これまでの「常識」をひっくり返す、発見に満ちたお話を伺います。

「色覚異常」と以前言っていたが、それは「異常」ではなく、すべての人が個別に違っている色彩に関する感受性の多様さの一部に過ぎなかったと言うお話だった。

このような、いままではゼロか一か、オンかオフかという二元論で考えていたことが、実は多様なスペクトルの中の程度の違いということだっという事象は世の中に多い。二元論は物事を過度に単純化し思考停止をもたらす。色彩への感受性は、一次元の多様性で説明できそうだとのこと。これだけでも十分常識をぶち破るのだが、世の中には多次元の多様性を持つ事象が多いとのこと。LGBTに関する議論や政治的な立場など、多次元の多様性を考えなければならない問題は数多いのだと気づく。

新しい視点に目覚めさせていただいて、ありがたい限り。物理学を昔やっていた単純思考の持ち主(私)にとっては、大きな衝撃だった。

川端裕人さんの『「色のふしぎ」と不思議な社会』はぜひ入手して読んでみたくなった。当地の図書館にはない。他地域の図書館にはみんなあり、すべて貸出中になっている。

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メルマガ週刊ALL REVIEWS100号記念用の文章を書き始めた。発足当初のことと、今後の展望についてはもう少し、思い出したり考えたりしなくてはならない。なるべく、楽しみながらやりたい。

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