2017年9月6日水曜日

漱石と熊楠の英訳方丈記見つけました、そして天金の本は保存状態が良いね

 「南方熊楠文集2」(東洋文庫、ジャパンナレッジで読んでみた)の巻末の岩村忍さんの解説が面白い。その中で紹介のある、漱石と熊楠の訳した「方丈記」を両方読みたくなった。どこにあるか?と思いググってみました。

 すると、やはり漱石全集(別巻)には入っているらしい。本を発掘するのは後回しにして、もっとググると…

 国会図書館の近代デジタルコレクションのたとえばこのページ、172コマまで行くと、ある。

 熊楠さんのは、「A Japanese Thoreau of the Twelfth Century」というページにあるのを発見。これは画像ではありません。

 両者を比較研究するのは、今後の宿題にしたい。


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 鴎外の独逸日記も読み続けている。よく読むと楽しい。彼が訪れた都市と日時と交通機関をまとめてみよう(^^)
 これも宿題、明日やろう。

 漱石の日記はどうかと出してみた。これはすぐ見つけた。大正10年頃の岩波全集のうちの一冊だが、天金が美しい。100年弱前の刊行なのに。天金って凄い工夫だと思う。



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 昼前に電車で地元の市立図書館本館に行った。病気していたので、昨年落成したときに行ったきりだった。4冊借りた。



 トーマスの息子、クラウス・マンの「転回点」があったのでラッキー。カフカ全集の「日記」も借りた。あとは、南木佳士さんの短編集とアラビア文字の本。
 10冊まで借りられるのだが、重いので4冊にしておいた。

 「転回点」(1986年 晶文社)は少し読んでみた。才走っているが、オヤジと比べるからそう感じるのだろう。比較しては可哀想だ。トーマス・マンと家族の状況がよく分かるので面白い。600ページ2段組の大部の書物なので、少しずつ読みながらさわりを紹介していきたい。

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