2017年9月14日木曜日

小倉金之助の著作もたくさん読める「科学図書館」はスバラシイ

 最近知ったサイト、科学図書館。読む本が途絶えると、ここに行って面白そうなものを捜す。

 今日は、小倉金之助先生(昔の数学の教科書の編者だったような気がするので)の著作をいくつか読んでみた。

 小倉先生の私的なことはこれまで殆ど知らなかった。今日読んだ「数学者の回想」や「読書の思い出」を読んで、家業を継ぎながら、学問への思いが捨てきれず、ほとんど独学で、一時私学(東京物理学校)に席を置きながら驚くべき努力で読書や研究に勤しんだ姿を知り、驚嘆。後年フランスにも留学している。パリで静かに読書するつもりが、どっこいアインシュタインの相対性理論に熱を上げたりしている。

 体も弱かったのに、田舎でも論文を書くのを怠らない。

 設立間もない東北大学理学部にも助手として招かれた。そのときの教授林鶴一さんの著書も、「科学図書館」には収録されている。

 他にも関連する・しない人々の著作が「科学図書館」には満載だ。

 個人の方の運営するサイトなのだが、LaTeXで作成したものをpdf化しており、PCやタブレットでも、すばらしく綺麗な版面でみることができる。このサイトは、知ってよかったとつくづく思えるサイトだ。

 

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