2021年8月9日月曜日

向井敏の書評集『残る本 残る人』(新潮社)での話題には後輩としてだが共感できる部分が多い

朝4時50分、あまりのうるささに目を覚ましベランダに出る。迷いこんでいたらしきセミ君に退去いただき、エアコンもつけて無事また就眠。

しかしすぐ目が覚めて、以下の記事をTwitterで見た。面白い研究だが、意味があるようなないような。いやあるのだろう。

https://gigazine.net/news/20130806-simulating-1-second-of-real-brain/?fbclid=IwAR2S9OtQC8zw7lnxf8JN3k_WgR2kUws_hr-AOQtXQyixAlZEPjsm6iH92rA

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朝読書。6時10分から。


向井敏『残る本 残る人』(新潮社)に目を通す。

https://allreviews.jp/review/2352

まずは、「あとがき」の主旨など。

今後生き残るだろう本の良さを知らせたい。

書評内で著者の作品歴もたどると申し分ないだろう。記憶に残る著者達に関して。

両者ができるにはスペースが必要で、週刊朝日(当時)2500字、毎日新聞2000字もらえたので可能になった。

最初の書評集は『書斎の旅人』。他に『机上の一群』。これはまだAmazonのカートに入っている(はず)。

巻末の初出情報を見ると、毎日新聞(1989年〜2000年)、週刊朝日(1989年〜1993年)が主。他、東京人(1997年)、大航海(1995年)、ジャパン・アベニュー(1991年)、文藝春秋(1989年)。

* 

向井敏は1930年生まれ。私からすると「叔父さん」位の年代。取り上げられている話題がピンとくる。

ところでトーマス・マンは1875年生まれで父より30歳上。祖父の年代なのだ!これは(私としては)嬉しい発見。

思い立って尊敬する著述家たちの生まれた年代を調べてみた。区分けは少し強引か。

私の祖父世代

パウル・トーマス・マン(Paul Thomas Mann、1875年6月6日 - 1955年8月12日)

私の父(1906年生まれ)世代

植草 甚一(うえくさ じんいち、1908年(明治41年)8月8日 - 1979年(昭和54年)12月2日)

森 有正(もり ありまさ、1911年11月30日 - 1976年10月18日)

私の「叔父より少し若い」世代

丸谷 才一(まるや さいいち、1925年(大正14年)8月27日 - 2012年(平成24年)10月13日)

辻 邦生(つじ くにお、1925年(大正14年)9月24日 - 1999年(平成11年)7月29日)

向井 敏(むかい さとし、1930年9月24日 - 2002年1月4日)

私と同世代(💦)

村上 春樹さん(むらかみ はるき、1949年1月12日(昭和24年 - )

鹿島 茂さん(かしま しげる、1949年11月30日 - )

『残る本 残る人』の書評中で気になった単語は。

丸谷才一、小西甚一

村上春樹のやみくろ、(現代日本への批評だ)。

和田誠と映画字幕

岡本綾子

中村紘子

椎名誠

丸谷の訳し論じた源氏(も読みたい。『光る源氏の物語』大野晋との対談。図書館で予約済み。)

7時半。朝風呂へ。


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