2021年8月17日火曜日

『モンテーニュ私記 よく生き、よく死ぬために』(筑摩書房)、もったいなくて少しずつ読む

朝読書。しばらく読むのを中断していた『モンテーニュ私記 よく生き、よく死ぬために』(筑摩書房)を読む。

余生を過ごし始めたモンテーニュは無為に悩む。そのなか……(21頁)

書くという仕事は精神を一時の変調から救って、それを正常に戻すのに役立った。

著者(保苅瑞穂さん)は研究者ではない。だからこそ、(25頁)

モンテーニュという人間の魅力について、語りたい。

この本の魅力の源泉はここだ。

26頁。

わたしはその人(モンテーニュ)に本の中で偶然巡り合った。

355頁。あとがき。

書くのに10年かかったこの本は、『エセー』の書評と言っていいのだが、数日で書いた書評と同列にはできないだろう。まあいろいろな「書評」があっていい。

***

来週のメルマガ巻頭言のラフ案

対象本 『いろんな色のインクで』(丸谷才一の書評集)

発行年奥付2005年 装「釘」 和田誠 「ひとりの本好きが、本好きの友だちに出す手紙」と帯にある。

丸谷才一が書評をこのように捉えている。

ラーメンまたはいろんな色、書評集の編集にも丸谷は長けている。

丸谷の書評はこの時代の書評の歴史そのもの、あるいは丸谷が日本の書評を作ったと言える。

書評の基礎勉強には、この本を読む、この本の書評(鹿島さん)を読む、『歴史の風…』のARでの紹介記事と、堀江さんの書評を読むと良さそう。

ぜひ、書評読みになり、自分で書評を打ち、書評の開く世界を楽しんで欲しいと「自分に」言い聞かせる。この本いいねと同様に、この書評いいねもみんなと言い合いたい。

***

今日は『山といへば川 』(中公文庫)  1995/9/1を注文しておいた。丸谷才一の書評集。

その丸谷才一の大野晋との対談(書評)、『光る源氏の物語』を午後、読み続ける。興が湧き、150頁くらいまで一気に読む。

丸谷才一が紫式部を1人の作家として扱い、縦横に批評するのが面白い。「源氏物語」と紫式部が身近に感じられる。

そして、161頁のアーサー・ウェイリーの英訳『源氏物語』がイギリスで好評を博したわけは、ヴァージニア・ウルフなど知識人たちが人気者プリンス・オブ・ウェールズのゴシップを思い浮かべて、理解しやすかったから、と言う記述にはなるほどと思った。



0 件のコメント: