2017年3月1日水曜日

病院ではいろいろ考える、リゾームのことも

 病院の待合室で、ドゥルーズの『千のプラトー』のKindle版サンプルを眺める。本は世界のイマージュでなくて、リゾーム(いりくんで複雑な組織としての地下茎)だという。世界もリゾームであるとも。ツリー構造で世界を見ようとしても不可能だと。
 このツリーとリゾームの関係は、伽藍とバザールの関係に相当するとWikipediaに書いてある。

 それで物事の考慮が進むのかと、理性は警告するが、感情的には信じたくなる気がする。


 診察室に呼び込まれて、胆管や胆嚢や肝臓内の管の造影CT写真を見せてもらと、ツリーではなくてリゾームである。人によって構造もいろいろあるらしい。内視鏡で手術するにはこの構造を頭に入れておかないとできないと医師は言う。

 入院する際の注意を聞いたあと、数日間何を読書すべきか考える。物理的な本から選ぶ方が良さそうな気がした。長期間ではないので、この際思いきってデジタルデバイドで過ごすのも悪くない。古い病院なのでWiFiもないし。

 ブログの連続記録が途切れるが、あとでまとめて書けばいい。

  CTの形はこの方が先日の絵より正しい。ピンぼけですが。

 

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