2017年4月17日月曜日

『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』を読み続けてます

 面白いので全4巻の残り、2巻から4巻までを文庫本で購入。(スミマセン、すべて1円です。配送の手間を考えてすべて同一書店に注文。手数料配送料は割り引いていただけなかったが^^; )



 なので、安心して一巻を最後まで読む。この巻だけ単行本なので、読みやすい。

 青龍寺から来た僧の質問(何故早く密教を学びに来ないのか)に空海がやらねばならないことがあると、答える。

 「たとえば梵語…たとえば、筆の作り方です。たとえば、紙の漉き方です。たとえば、川の水を堰き止める方法です。たとえば、深い川にどうやって橋を架けるかという、その方法です。たとえば、唐の都の制度です。…そういうこと全てを含めたものが、わたしにとっての密なのです」

 この部分(420ページ)には、本の前の持ち主も印を付けている。これは意見が合った\(^o^)/

 一巻の最後(476ページ)には、意味深なことが書いてある。

 「あやうくおれは、賢しいことをしすぎて、しくじるところであった…」

 これがなにを意味するかは、2巻以降にわかってくるはずだ。単純に考えると、青龍寺に行く前の空海自身の売り込み活動が、やりすぎだったということだろうが、この後のお楽しみ。

 世の中は春爛漫であります。



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