2018年1月14日日曜日

「失われた時を求めて 3」を読了し、「4」に取り掛かる前に休憩

 夕方買い物に出る時の外猫たち。マンホールの蓋にのって下水の排熱で暖をとっている。寒い中で、この場所はわずかな安らぎの場なのだろう。


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 今朝は、少し寝坊した。5時45分起き。窓から空をみると、月の左下に土星が見える。水星もその横に見えるはずだが、夜明けの光に邪魔されて、完全な確認はできなかった。でも「心眼」でみたことにしよう。





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 そのあと、朝食の支度の前に、「失われた時を求めて 3」を読み終えた。





 すぐに「4」に取り掛かるのはやめて、余韻に浸る。Kindle上の「失われた時」のそばには「秘密の花園」や「The Door In The Wall」がある。一見無関係な作品たちだが、わたくしにとってはある意味で共通点もある。

 プルーストが書いているのは、じつは心の中の世界であり、空想を自由に働かせることのできる桃源郷であると考えられる。

 「秘密の花園」も「The Door In The Wall」も日常現実世界とは違う場所に救いがあるというストーリーだ。ハッピーエンドか悲しい結末かの違いは表面的にあるが、Doorを求めて死んだWellsの話の主人公は、実は楽しい世界に生まれ変わっていると思える。

 このような異次元世界には、実は誰でも行くことができると書いた(私はそう思っているのですが)、プルーストの小説は今でも読む人に強烈な印象を与える。主観により解脱への道を辿れるなら、皆に救いが訪れる。プルースト自身は「書くこと」により癒やされていたと思う。

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 日差しは暖かいし、図書館から予約本が用意できたとメールが来たので、昼食前に取ってきた。風は冷たい。





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 猫も人間も本能的に居心地の良い場所を選びたくなるようだ、とコタツの中で考えた。

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