2018年3月19日月曜日

片山廣子さんと「まどはしの四月」、今日の勉強課題

 今日はスピーカーいじりはしておりません。昨夜、センタースピーカーの位置だけはかえて、音声もよく聞こえるようになったので。

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 朝、早起きして青空文庫の「新刊」をチェックしたら、片山廣子さんの「ジェミイの冒険」というのがあり、読んだ。面白い。アイルランドのおとぎ話。

 この片山廣子さん(松村みね子さん)は、今までよく知らなかったが、堀辰雄の作品に出てくる婦人のモデル、もちろん堀辰雄と親交があった。

 そして、芥川龍之介はこの方に思慕の念を抱いていたという。東洋英和出身で、短歌や翻訳や、随筆をよくされた。シングの「アラン島」を紹介、同じく戯曲も翻訳。ダンセイニも訳している。ス・ゴ・イ才女だった。柳原白蓮や村岡花子は友人。

 短歌集。(国会図書館デジタルコレクション)

 戯曲の翻訳。(国会図書館デジタルコレクション)

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 彼女の作品を青空文庫で読んでいたら、「まどはしの四月」という随筆があった。1920年代のベストセラー「The Enchanted April」のことを書いておられる。英国の主婦たちが、小遣いを出しあってイタリアの古城を借りる話。映画化もされたらしい。

 これも面白そうなので、Internet Archiveで捜して借りて拾い読みしてみた。


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