2019年3月4日月曜日

金栗四三の『ランニング』を見つけて読んだ!

 午前中は、確定申告書の最終作成と、Jのボランティア仕事のお手伝い。確定申告書は完成したので、例年ならすぐ税務署に出かけるのだが、天気が悪いのでやめた。明日は晴れそうなので行って来るつもり。

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 昨夜、金栗四三に興味を持ったので、「国会図書館デジタルコレクション」に、著書を探しに行った。お目当ては日記なのだが、見つからなかった。そのかわり『ランニング』という本を見つけた。大正5年、菊家出版部からの出版。明石和衛, 金栗四三 共著と書誌に書かれている。巻頭には嘉納治五郎の書を掲載してある。

 前半が金栗の書いたもので、彼が苦心しながら編み出した長距離走練習法が書かれている。そして、ストックホルム・オリンピックに参加したときの体験も少し書いてある。短距離走の外国選手の体の大きさは非常なもので、三島弥彦は全くかなわなかった、マラソンの選手はそれほどでもないとのこと。

 高等師範でのはじめての長距離走で、小を催して、スタートで出遅れた話もある。羽田でのはじめてのマラソン大会で優勝した時の話も書いてある。大河の「いだてん」の脚本作家はこれを見ている可能性が高いと思った。

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 ところで、この『ランニング』の著作権はどうなっているのか調べた。金栗翁が亡くなったのは1983年なので、基本的にはまだ著作権切れではない。でも、国会図書館ではインターネットに公開している?

 国会図書館のページをよく見ると、「公開範囲 インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2017/02/06」という書誌情報が読める。

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 残念、この本の「コンテンツ転載」はできない。申し出をして認められればできるのではあるが。

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 このへんの事情は「国立国会図書館ウェブサイトからのコンテンツの転載というページに書いてある。

 OLD REVIEWSに転載する場合は、書誌に「インターネット公開(保護期間満了)」と書いてあるものに限定することにする。

 ここがわかっただけでも嬉しい。「いだてん」のおかげだ!

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 夕方、買い物ついでに図書館に行き、4冊借りた。『日本語のために』には福田恆存先生の「私の國語教室」(の多分一部分)が載っている。


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