2019年5月31日金曜日

『植草甚一スクラップ・ブック』(全40巻)の個人用「索引カード」を作るつもり

『ユリイカ』で読んだ高山宏先生の文章に触発されて、『植草甚一スクラップ・ブック』の個人用「索引カード」を作ることにした。材料はもちろん保有する書籍の内容だが、インターネット上で誰でも見られる公開情報も作業効率をあげるために使う。
たとえばここ。
https://bookwalker.jp/series/192060/

どちらにせよ、最近知ったOCR」ソフト(無料)が重要なツールとなる。

植草甚一スクラップ・ブックの一覧(Wikipediaより)

1.『いい映画を見に行こう』 晶文社、1976、新装版2004.9。各・以下略
2.『ヒッチコック万歳!』 1976、2004.10 
3.『ぼくの大好きな俳優たち』 1977、2005.2 
4.『ハリウッドのことを話そう』 1976、2004.11 
5.『サスペンス映画の研究』 1977、2005.3 
6.『ぼくの読書法』 1976、2004.9 
7.『J・Jおじさんの千夜一夜物語』 1976、2004.12 
8.『江戸川乱歩と私』 1976、2004.12 
9.『ポーノグラフィー始末記』 1977、2005.1 
10.『J・J氏の男子専科』 1977、2004.11 
11.『カトマンズでLSDを一服』 1976、2004.10 
12.『モダン・ジャズのたのしみ』 1976、2004.9 
13.『バードとかれの仲間たち』 1976、2004.11
14.『僕たちにはミンガスが必要なんだ』 1976、2005.1 
15.『マイルスとコルトレーンの日々』 1977、2004.10 
16.『映画はどんどん新しくなってゆく』 1977、2005.5 
17.『アメリカ小説を読んでみよう』 1977、2005.4 
18.『クライム・クラブへようこそ』 1978、2005.5 
19.『ぼくの東京案内』 1977、2005.1 
20.『ハーレムの黒人たち』 1978、2005.5 
21.『ニュー・ロックの真実の世界』 1978、2005.2
22.『ぼくの好きな外国の漫画家たち』 1978、2005.3
23.『コーヒー一杯のジャズ』 1978、2004.12
24.『ファンキー・ジャズの勉強』 1977、2005.6
25.『ジャズの十月革命』 1977、2005.4
26.『ジャズは海を渡る』 1978、2005.7
27.『シネマディクトJの映画散歩 <イタリア・イギリス編>』 1978、2005.7
28.『シネマディクトJの映画散歩 <アメリカ編>』 1978、2005.4
29.『シネマディクトJの映画散歩 <フランス編>』 1978、2005.7
30.『シネマディクトJの誕生』 1979、2005.9
31.『探偵小説のたのしみ』 1979、2005.9
32.『小説は電車で読もう』 1979、2005.6
33.『ぼくのニューヨーク案内』 1978、2005.2
34.『アンクルJの雑学百科』 1980、2005.8
35.『ジャズ・ファンの手帖』 1979、2005.3
36.『JJ氏のディスコグラフィー』 1978、2005.6
37.『フリー・ジャズの勉強』 1979、2005.8
38.『「ジャズ・マガジン」を読みながら』 1980、2005.9
39.『植草甚一日記』 1980、2005.8
40.『植草甚一自伝』 1979、2005.10
別巻.『植草甚一の研究』 1980、2005.10。知人たちの回想記

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索引カード内容の一例

植草甚一自伝(植草甚一スクラップ・ブック40) 文芸・小説
著: 植草甚一 
823円(税込)



ぼくは下町の不良だった――つねに新しいことに興味を持ち、過去を振り返るのは年寄りの証拠というJ・J氏も、読者の強い期待に答えて、子供時代のことを書かないではすまされなくなった。甚一少年の青春を育んだ下町の情緒を伝える、自伝抄を一冊にする。

目次
1 植草甚一自伝
1 最初は商人の息子という題にしよう
2 小網町の電信柱に大坂甚兵衛はも料理とかいてあった
3 こうしてぼくは嘘つきになった
4 下町の不良少女と小学校のきれいな先生
5 こうしてぼくは与太者にされた
6 遠足のとき十国峠でヘビが出た
7 ジャック・ロンドンの「野生の呼び声」と明治三十三年十月のニューョークを想像してみた話
8 ウォルター・スコットは学校で一番になれなかったけれど、ぼくはねえ、いつも一番だった
9 大火事とボヤと友だちと遊ばなくなった中学生のころ10 「ムッシュ・ブルー」という喫茶店かバーをやると喜ぶだろうなあ
11 臨時雇の先生と黒板にぶつかるチョークの音
12 こんどいいものを見せるよとニューヨークで約束したんだ
2 それでも自分が見つかった

解説 自在に楽しむことの文明批判 鈴木志郎康

次の「カーリル・ウィジェット」を、全部につけるかどうかは未定。

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植草さんの文章はほぼすべてリアルタイムで読み、その後の生き方や、文章の書き方に大きな影響を受けた。大袈裟に言うと、人生が変わった。
また、植草さんの取り上げた話題は、当時の文化を知るための貴重なものが揃っていると思う。

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