2019年5月3日金曜日

年寄りの読書は、「失われた」読書時間を「求めて」いるのだろう

『巴里燃ゆ』を少し読み進める。ドーデの『巴里の三十年』のなかの、田舎出の少年が汽車に揺られて巴里に着き、兄に迎えられる話が引用されている。これも国会図書館デジタルコレクションで読んだことがあると気づいた。この本の訳者序もOLD REVIEWSの材料になりそうだ。


昨日気がついた『巴里籠城日誌』はかなり有名で、他の版でも出ているし、現代語訳も複数あるようだ。ここにも、OLD REVIEWSのネタが見つかりそうだ。

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コタツを片付けて、少し居間がスッキリした。片付けで疲れたので昼寝。私のは昼寝と言っても読書主体の昼寝だと強がりを言っていたが、ほとんど3時間も寝てしまった。寝入りばなに2冊ほど読むことは読んだ。

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『戦中派不戦日記』。山田風太郎は風呂好きだったのか、銭湯に関する記述が目立つ。3月近くなって、上がり湯が廃止されたと書いてある。燃料不足か。3月10日の東京大空襲の凄惨な話とともに、本人たちは医学部の進級試験を受けている話が書いてある。東京は広い。


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『失われた時を求めて(6)』は、昨年の出版だが、ずっともったいなくて取ってあった。18日に訳者の高遠先生の朗読・解説会があるので、この機会にと読み始めた。秀逸な訳者解説を読んでいるうちに、寝落ちした。


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昼寝の時ではなく、今朝、原二郎先生の夢を見てしまった。先生に私主催の研修をやっていただいた。夢の中だが、嬉しかった。

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