2019年11月6日水曜日

音楽や料理の世界には国境がない

『神は詳細に宿る』を読み終える。19世紀生物学の機械論では「情報」に関することが欠落し、現代の科学では「意識」が欠落する、という議論は大変面白い。パスツール研究所が(フランスに)あるなら、なぜファーブル研究所はないのか、という議論も。
養老先生のお話はほとんど、ごもっともなので、かえって敬遠したくなるところはある。口やかましい博学のお年寄り。(少なくとも私より一回り上。)酒もタバコもやらないので、もっと長生きするはずというお話も、最も過ぎて参る。

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『量子の海…』も佳境に入ってきた、と思う。1928年頃の束の間の平和の英国で、
(1)空孔理論(批判多い)。
(2)有名な教科書を書く。
(3)古典力学と量子力学を融合させる洒落た論文。フォン・ノイマンの数学知識の助けも借りて。(206頁)
といった、生産的な時を過ごす。
1929年には初めて、渡米。アキタニア号で。講演をいくつかこなしながら米国横断。講演後の聴衆のつまらない質問は無視した。日本の蒸気船で横浜へ。ハイゼンベルグも一緒だった。陽気なハイゼンベルグと、陰気なディラックの凸凹コンビ。でも日本での講演は、喜ばれ、詳細な講演録をすぐに作ってもらったという。ソ連に渡り、シベリア鉄道で帰路につく。レニングラードからベルリンまでは飛行機に乗った。
この年の10月。バブルが弾けた。世界大恐慌へ。(214頁)

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昨年のFacebookには「The Glass Effect (The Music of Philip Glass & Others)」を聴いたという記述がある。素晴らしい音色のハープ演奏者のLavinia Meijerが妙に気になったので、少しひととなりを調べてみた。韓国出身だが、貧しい両親がオランダに養女に出す。成長した彼女は尋ねてきた、実の父親を許す。このCDの写真の通り、深みのある笑顔で。でも、二人は通訳を介さないと話せなかった。

https://music.apple.com/jp/album/the-glass-effect-the-music-of-philip-glass-others/1159685479?l=en

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夕食に、久しぶりの餃子を作った。美味しい。一応9時方向の羽は焦げてない。で、今気づいたが羽つきにするには小麦粉を使うべきで、これは片栗粉だったので焦げた?


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