2019年11月2日土曜日

読んでいるとディラックの「変わり者」ぶりが愛おしくなってくる(『量子の海…』)

『量子の海 ディラックの深淵』を読み進む。
ゼネストには興味を持たなかったが、仲間の影響でマルクス主義には関心があったようだ。彼の境遇からすると無理もない。ただし、研究オンリーの生活は変わらない。1926年に学位(博士号)を得たが、おかげで取れた長期休暇も彼にとってはゆっくり研究するためのものだった。(136頁)
古典力学に固執するのは得策でないと気づく。黒体輻射のスペクトルの説明がかれの量子論でうまく行った。でもフェルミが少し先に論文を発表していた。(137頁)
コペンハーゲンに半年留学。ボーアの人格にうたれた、がボーアはなんて寡黙なやつだと周囲にぼやいていたらしい。
マクスウェルの電磁統一理論を量子論で書き換えることが出来た。アインシュタインの光量子論よりも良いと自賛したが、スレイターは批判していた。(156頁)
エーレンフェストと知り合う。
ゲッチンゲンに留学。オッペンハイマーと同じ下宿に住む。(155頁)ここの親玉のボルンも優しい。やはり打ち解けないのだが。(161頁)
ゲッチンゲンはディラックの好きな散歩(ただ歩くだけ)が存分にできるところだった。

まだ、四分の一しか読んでないが、ディラックが変人と呼ばれたわけがだんだんわかってきたような気がする。要するに、研究すること自体がものすごく好きだった。周りの、「普通の」研究者は、業績を認めてもらいたいと上司や先輩に自分を売り込む。ディラックはそんなことは無意味とおもっており、超然たる態度をとっている。今で言う空気を読まないタイプの人間だったのだろう。
とりあえず、この仮説を頭に入れて、読み進むことにする。仮説の修正が必要なことが、判明すればなおオモシロイ。

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ラグビー、ワールドカップ終了。決勝戦は南アフリカがイングランドに圧勝。私見だが、南アフリカは日本戦では、「お手柔らかに」戦っていたかも知れない。

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ハワイ島の息子殿から、お土産に植物の写真集を買ったと連絡あり。嬉しい。


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