2019年11月17日日曜日

古本フリーマーケットは一度経験すると癖になりそうだ

雑司が谷・鬼子母神通りのイベント「みちくさ市」の古本フリーマーケットにALL REVIEWSサポートスタッフ有志(4人)の一員として参加した。

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私は30冊出品することにした。小さめのリュックに収まるようにしたが、背負ってみると重い。手には展示用のダンボール二つを折りたたんだものを持つ。割にコンパクトなので、電車(座れた)や、駅のトイレ(!)に持ち込んでも大丈夫だった。

10時に雑司が谷駅着。本部に行ってみた。一人で行くのは初めてで、案の定一回道に迷った。本部で参加料2000円を払い、出店者証をもらう。出店場所は本部(ある古本屋さんの出店するガレージ)のなか、机半分と椅子一脚が用意されていて、他の店(道端でなにもない)より、優遇されていた。早くに申し込んでくれたNさんのおかげ。ガレージのそばにお住まいの猫も挨拶に出てきた。如才ない……。
ブログ掲載の許可は本人(本猫)に直接得ました。


自分の本を並べ始めたら、Nさん、Sさん、Kさんもやってくる。全部で本は100冊。価格は相談して一律に200円とした。(実は私の駄本は200円では高いし、他の方の本は200円ではちと安い。)

売ると同時に、ALL REVIEWSのチラシも配布する。外を歩く人や、第2本部や他の出店者にも配る。出店者のかたは、ALL REVIEWSを知ってます、サイトを見ています、Twitterもフォローしてます、という方が半数くらい。

本の売れ行きはあまり良くない。特に私の本。昼前に『テルマエ・ロマエ』(6冊セット)を買い上げてくれた方がいて、助かった。もっとも、後でとりに来ると、預けて買い物にいらっしゃって、なかなか戻らないので、値引きしようと考えた時に困った。幸い、値引き時間の5分前にいらっしゃったので胸をなでおろす。我ながら、気が小さい。

昼食は二人ずつ行く。Nさんと2軒先のレトロな中華料理屋へ。昭和時代のようなワンタン麺を食べたが、懐かしく旨い。

結局、30冊のうち、11冊売れて、売上は1700円。交通費と昼食代でとんとん。でも、他の出店者の本も2冊400円で買ったので少し赤字。でも一日楽しんだので良かった。この古本市に来ている人は、お客さんも出店者もみな本を愛する人ばかり、その証拠に本の背中を見る目尻がみな下がっている。たくさん買おうとする人は、嬉しさで興奮している。

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昼間は姿をくらましたが(多分寝ていたのだろう)、夕方また挨拶に来た猫どのと別れて、帰途につく。売れ残った本は池袋駅前の古本屋さんで買い上げてもらった。Nさんは高額だったが、私のは310円。身軽になったので良しとする。
(追記。古本屋さんの名前は「古書往来座」。入り口にタイプライターと黒電話が置いてあって思わず買いそうになったが思いとどまった。余分な金を持っていたら危なかった。)

喫茶店で反省会のあと、地下鉄で帰路につく。捨てる機会のなかったダンボールが邪魔。Nさんのように靴箱にすれば良かった(ToT)

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足腰は疲れたが、オモシロイ一日だった。また、出店してみたい。どんな本が売れるかはまだわからないが、推理し、そして売れたときのワクワク感がたまらない。アドレナリンだかドーパミンだかが出るようだ。

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