2020年9月14日月曜日

鷗外と荷風の師弟愛は素晴らしい


朝読書。吉野俊彦『鷗外・啄木・荷風 隠された闘い』のうち、「第二部 森鷗外と永井荷風』の部分を読む。

鷗外と荷風の出会いと初期の交流の記述が面白い。

・初めて言葉をかわしたのは、明治36年1月。市村座での観劇後、森鷗外から『地獄の花』を読んでいると声をかけられ、荷風は感激した。

・鷗外日記の明治41年11月20日に、永井荷風が観潮楼を訪ねたことが、例によって簡潔に記されている。このときの礼状を絵葉書(! FLYING DUCHMANの絵柄)で、翌日荷風は鷗外に送った。洋行帰りの荷風30歳、鷗外47歳。

・鷗外日記、明治42年1月13日。上野での文学会で上田敏と荷風に会った旨の記述。

・明治43年1月27日。慶応大学文学部刷新のため、上田敏や永井荷風を推挙すると、鷗外日記に記されている。

・その後も積極的に鷗外は荷風たちを推す活動を続ける。

こうなると、「鷗外日記」も読みたくなるが、戦後の『鷗外全集』にしか載っていないようだ。もっと捜してみよう。揃いで古本だと3万円くらいなのだが、場所が…日記だけ買うか?

(後記:このあと、Amazonで捜してみたら、全集第35巻が送料込み約1300円で出ていたので、ついふらふらとポチってしまいました😃)

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鷗外と、幸田露伴、斎藤緑雨の鼎談書評集で「三人冗語」というのがあるという。「たけくらべ」を激賞しているようだ。これも『鷗外全集』で読むしかなさそうだが、幸い、国会図書館デジタルコレクションにあるのを発見した。

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夕方、ご近所図書館に行き、三冊新たに借りてきた。




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