2020年10月25日日曜日

愛犬ニーコがいなくなった、が一ヶ月後に新しいプードルがやってきた。トーマス・マンは内田百閒より諦めが早い。

『トーマス・マン日記』の続きを読む。

1950年1月2日。
この日の注によるとアインシュタインの意見はマンの立場を明らかにするうえで重要な要因。

1月6日。
納税申告書をKが書いている。

イギリスが中国政府を承認した。米は台湾をあきらめた。ロシアがアジアで制御目的の核実験。

1月7日。
Kが税理士との相談結果を報告。今年の所得税は16,000ドル。

1月9日。
老犬のニーコがいなくなっており、警察と新聞に(捜索)依頼を出す。大いに心配。

1月20日。
ニーコは11歳。

1月27日。
耳の状態は変わらず悪い。体中の皮膚はかゆい。口も荒れて、喫煙禁止(これには反抗)。
ひげは6日問剃っていない。

こんな中でも『選ばれし人』の仕上げは休まない。

1月30日。
電気カミソリを買う。

夜素晴らしい響きのLPレコード。『三重協奏曲』。

2月8日。
生後8週のプードルの子犬がやってくる。アルガーと名付ける。6週間調教師に出す。

2月24日。
エーリカと相談。小説はほぼ完成したが出版は春以降。講演(旅行)のテーマはショーペンハウアーより『私の時代』。5月にはニューヨークを発つ。

再生装置の名前は「クロスワード・オヴ・メロディーズ」だそうだ。(?)

3月12日。
兄、ハインリヒ死亡。

3月14日。
同、葬儀。

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昼前から、三軒茶屋に行き、掃除の仕上げ。夕方、3人でJの誕生会。湖南料理店。



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