2016年10月18日火曜日

年金生活者ならではの楽しい読書生活のノウハウ 4.書棚の整理とどこで読むのか

年金生活者ならではの楽しい読書生活のノウハウ
4.書棚の整理とどこで読むのか
 以下はある友人への私信の差し障りのないところの抜粋です。

お問合わせがあったので返信いたします。
 書籍の整理は何度か考えたのですが、実行していませんでした。最近、津野海太郎先生の「百歳までの読書術」を読み、整理するなど考えるなということですので、安心して放置することにしました。

 狭い我が家ですので書庫とするような部屋はもちろんありません。そこで空きスペースに市販の書棚(中には学生時代のスチール棚や義父の遺した分厚い木製の棚もあります)が散在しています。そして、衣類の箱など各種ガラクタが本棚の前にも積み上げてあり30年来(ここに引っ越してから)のカオス状態。そのエントロピーは確実に増加傾向です。本棚にはもちろん二重三重に本が押し込んであるので奥にある本はなかなか日の目を見ません。

 困るのはある本が読みたくなった場合、その本が発見できないこと。「必要な本はすぐには見つからない」という法則が厳密に成り立ってしまっています。後日他の本を探していると、以前探していた(でももう興味の薄れた)本が見つかる、しかし今回の目的の本は見つからない。やむをえずの場合は新たに買ってしまうのでお気に入りの本は何冊か家の中には存在しているはず。

 レンタルスペースを借りたいと思ったこともありますが、いちいち読みたくなった本を取りに外出するのは嫌だし、なによりそんな金はない。
 そもそも書棚達は読書の場所になくては用をなしませんよね。したがって仕事部屋兼読書部屋を借りてそこに書棚をしつらえるのが理想ですが、年金生活ではこれもままなりません。

 困った場合は仮想化を行なえというシステム屋さんの法則がありますが(嘘)、この問題も仮想化で解決できないでしょうか?

 解決の糸口は今回のKindleUnlimited騒ぎのなかにありそうです。本好きな人は紙の本と電子書籍をニ重に持ちたがります。そこで紙の本を買った人には電子書籍を自由に借り出して閲覧できる権利を与える。こうすれば紙の本の表紙が押し入れの奥でネズミにかじられていても、閲覧したいときには電子書籍を借りて読めば良い。なんと素晴らしいシステムだ。「借りて」というところにも意味があります。電子書籍とはいえ整理には手間がかかります。それはシステム側にお願いしちゃいたいというコトです。いまはやりのブロックチェーンなる技術を使えばお茶の子ですよね。



 貴君も出版社にお努めなのですから、Amazonと喧嘩ばかりしないで共存共栄の道をこんな形でさぐってみていただけると幸甚です^_^

 なお、雑誌社・新聞社のお友達にもこのようなご検討をお願いしたい。ものごころついた頃アーサー・C・クラーク先生の「銀河帝国の崩壊」や「都市と星」を読んで憧れた真の情報化社会に近づく一歩と思っております。生きているうちにそんな社会で生活してみたい。

末筆ながらお体大切にお過ごしください。過度の残業禁物。敬具

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