村上春樹『職業としての小説家』2016年 新潮文庫版 51ページ
最初の小説…なかなかうまくかけない。
「原稿用紙と万年筆をとりあえず放棄...
押し入れにしまっていたオリベッティの英文タイプライターを持ち出しました。それで小説の出だしを、試しに英語で書いてみることにしたのです。...
限られた数の単語を使って、限られた数の構文で文章を書くしかありません。センテンスも当然短いものになります。…
内容をできるだけシンプルな言葉で言い換え、意図をわかりやすくパラフレーズし、...
英文タイプライターをまた押し入れに戻し、もう一度原稿用紙と万年筆を引っ張り出し...英語で書き上げた一章ぶんくらいの文章を、日本語に「翻訳」していきました。...」
こうして平易な自分の文体をみつけ、小説を書き続ける。このお話は以前にも目にしたことがありますが、あらためて読んでみると、なるほどと思わせます。
小説に限らず、報告書・仕様書・説明書の文章にせよ論文にせよ「文学」臭を排除するには、良いアイディアかもしれません。英語が上手でないほうが効果ありそうです(^^)
I will do the same way of writing. 同じようなやり方でブログも書いてみよう。
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