2018年4月17日火曜日

「70歳の日記」が面白い、俺もじきに70歳だから^^;

 今日も引きこもって、読書と昼寝の一日。体調は大分恢復した。

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 メイ・サートンの「70歳の日記」を、三分の一まで読む。かなり著者の生活ぶりが分かってきたので、じわじわと面白くなってきた。

 120ページ、長年書き続けることの原動力は、と訊かれる。すると、現状を理解し、問題の解決策を見つけたいからと答える。そのための手段が「書くこと」なのだ。カオス(混沌)からコスモス(秩序、ちなみに著者自身はコスモスというコトバは使っていない)へ移行する手段が芸術であり、著者にとっては書くことなのだと。

 137ページ。著者は人嫌いではない。それどころか、大変だと愚痴を言いながら、田舎の住居を訪れる人をもてなす。それも、短時間の訪問ではなく一泊以上を勧める。夕暮れに海岸に一緒に行き静かな波の音をゆっくり聴く。これが最上のもてなしだという。

 老体に鞭打って、庭の手入れにも精を出す。一方、著者に心酔する若者が、黙って手伝いに来る。猫もいるし、かなり理想的(天国的)な環境だ。執筆は電動ではないタイプライター(故障しがちだが)で行う。友人への電話も頻繁にかける。通じないとパニックになる。

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 13日に図書館システムで予約申し込みをした本、「西脇順三郎詩集」が用意できたと言ってこないので、明日は読み終わった本を返しがてら、届いていないかのチェックに行ってくるつもり。先週はカウンターの中を覗き込んで、事務作業に慣れない館員より先に予約本(カミ)を見つけたから。

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